鞄や靴など、身のまわりに多くある革のアイテム。高級感がある一方で、カビ汚れができやすいなど、デリケートなのも特徴のひとつです。

そんな革製品にカビが発生してしまったときの対処方を今回はご紹介します。落ち着いて手入れしてあげれば、元通り使えるようになりますよ。

革にカビが生える原因は?落とせるの?

革バッグ
革にカビができるのは「革自体がカビの栄養になる」から。

一般的にカビが繁殖するには「湿気」や「汚れ(食料)」が必要ですが、革の場合はそれ自体がカビにとっての食料になるので、あとは「湿気」さえあれば繁殖できてしまう状況なんです。

ただ、救いなのが革に生えるカビは「白カビ」がほとんどという点です。カビと聞くと根を張ってガンコにこびりつくイメージがありますが、白カビは表面にくっついているだけなので、すぐに対処すれば簡単にキレイに戻せるんですよ。

革製品につくカビは何で落とせばいい?

革の手入れ道具
用意するもの
必須
『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
革用のクリーム
革靴用のブラシ
ティッシュ
クロス
あると便利
革用の汚れ落としリムーバー

革製品のカビ退治には「アルコール消毒」が有効。アルコール自体はすぐに蒸発して何も残らないので、革のようなデリケートな素材に使っても安心。手指や肌の消毒用などでOKです。

あとは革用のクリームでケアが必要。カビが生えた革製品は、手入れ不足で乾燥しているケースがほとんどです。しっかり栄養を与えてあげましょう。

革製品にできたカビを取り除く方法は?

革ジャン
革製品にできたカビは次の手順で落としていきます。

ブラッシングで落とす

ブラッシングし、大まかなカビを払い落とす。カビを含んだホコリが舞うので外で作業するのがおすすめ。

テストする

アルコールを含ませたティッシュで目立たない場所を拭き、5分ほど待って色落ちなどが起こらないかたしかめる。

消毒する

アルコールを含ませたティッシュで、カビを中心に全体を拭いていく。ティッシュはこまめに取り替えるのがポイント。

乾かす

数分待って、アルコールが乾いたのを確認する。

クリームを塗る

クロスにクリームを取り、全体に塗り込んでいく。全体に塗ったら1時間ほど放置して浸透するのを待つ。

乾拭きする

別のクロスを使って乾拭きし、表面に余ったクリームを落とす。

干す

湿気が原因でカビが発生したので、半日ほど風通しのいい場所でしっかり乾燥させれば完了。

アルコール除菌のタイミングで革を傷める可能性があるので、あらかじめ目立たない部分に馴染ませて劣化しないかテストしてみてくださいね。

革製品のカビのケアに使えるグッズは?

革製品についたカビは、アルコール除菌スプレーで十分落とせます。ただ、革用のクリーナーなど専用のケア用品を活用すると、より負荷が少なく、よく馴染みますよ。

『レノマットリムーバー』(サフィール)

アルコール除菌スプレーの代わりに、この『レノマットリムーバー』を使うのもおすすめ。ふだん使いもできる革用のクリーナーで、「カビの除去ができる」のが特徴。汚れ落ちは強力ですが革にやさしいので、安心して使えますよ。

『1909 シュプリームクリームデラックス』(コロニル)

ドイツの老舗ブランド「コロニル」のクリームは人気の商品。一般的なスムースレザーをはじめ、デリケートレザーやソフトレザーなど革製品全般に使えるのが特徴です。月に1回ほど塗り込んであげれば、美しいツヤをキープできますよ。

革製品にカビが生えるのを防ぐには?

革靴を玄関にならべる
革製品のカビを退治したら、今後は同じようなことで困らないよう、ふだんからカビ対策を心がけましょう。

「湿気をためない」を念頭に次の2点を意識してくださいね。

こまめに干す

鞄や革靴など、革製品は一度使っただけでも湿気を含んでしまいます。そのまま収納すると湿気がこもった状態になってしまうので、しまう前に一晩干しましょう。長期間収納する場合も、数ヶ月に1回は干すとカビ予防に効果的です。

風通しのいい場所で保管する

もう一つ収納場所もポイントです。できるだけ風通しのいい場所にしまいましょう。下駄箱や引き出しなどは空気がこもりがちなので、保管方法を見直してください。

革製品にできたカビには「アルコール消毒」が有効!

リュック カバン
革製品はとくにカビが発生しやすいアイテムのひとつ。高価なものも多いので、カビができているのを見つけたらできるだけすぐに対処しましょう。

「アルコール除菌スプレー」を使えば簡単に落とせるので、焦らずしっかり対応してくださいね。