バッグや財布などの革製品を使っていると、少しずつ汚れが目立ってきますよね。
軽く拭いても取れないし、洗剤は使えないし…と困っていませんか?
そこで今回は革素材についた汚れの落とし方をご紹介します。手垢による黒ずみもキレイになりますよ。
もくじ
革製品が黒ずむのはどうして?手垢が原因?
革の素材は、手でふれたときにつく「皮脂(手垢)」や、洋服などとこすれたときにつく「すり傷・ささくれ」などが原因で汚れていきます。
一回使ったくらいでは目立ちませんが、それが徐々に蓄積して黒ずみになったり、色あせたりして目立ってきます。
そのままではせっかくの革のよさが台無しなので、気づいたときにしっかりケアしてあげましょう。
クリーニングに出さなくても、簡単にキレイにできるので、次で紹介する道具をそろえて手入れしてみてください。
革製品の汚れ落とし|必要な道具は?
- 必須
- 革用の汚れ落としクリーナー
- 革用のクリーム
- クロス
- 革用の消しゴム
革製品をできるだけ長く楽しむためには、専用の手入れグッズが必要です。
汚れを落とす「クリーナー」、革に栄養を補給しツヤを出す「クリーム」、こまめな汚れ落としに便利な「革用の消しゴム」を用意しましょう。
手持ちの道具になければ、次の商品を参考に選んでみてくださいね。
『デリケートクリーム』(コロニル)
デリケートな革にも使える汚れ落としクリーナーです。バッグや財布など表面がなめらかな革に向いていて、素材に負担をかけずに、それでいて洗浄力が高くしっかり汚れを落とせるのが特徴です。
『1909 シュプリームクリームデラックス』(コロニル)
ツヤがなくなってくすんできた革製品には、栄養補給にクリームを塗り込んであげれば、あっという間に新品の輝きを取り戻します。こすれて色が落ちていた場合も、コロニルのクリームなら元通りになりますよ。
『ソフトガミ』(コロニル)
ふだんからこまめにケアするのは革用の消しゴムがあると便利。ついてすぐの汚れであれば、この「ソフトガミ」で軽くこするだけで簡単にはがし取れます。洗剤などを使わず、手軽に汚れを落とせます。
革製品の汚れ落とし|正しい落とし方
革についた汚れを落とす方法は「消しゴムやクリーナーで汚れを落とし、クリームで栄養補給をする」ととってもシンプル。
いくら専用の道具とはいえ、汚れを落とす作業は革に負担がかかるもの。なので、クリームによる栄養補給とセットで行いましょう。
消しゴムでこする
やさしくていねいに消しゴムでこする。消しカスが白くなるまで行うとよい。
クリーナーを塗る
クリーナーをクロスに取ってやさしくこすり、さらに細かい汚れを落とす。
クリーナーを拭き取る
クロスで乾拭きし、クリーナーを拭き取る。
クリームを塗る
別のクロスにクリームを取り、全体にまんべんなく塗り込む。乾燥させて完了。
汚れた部分だけ念入りにこするとその場所だけ風合いが変わるので、できるだけ全体をまんべんなく手入れするのがコツ。
消しゴムだけで汚れが落ちれば、クリーナーを使う必要はありません。そのままクリームを塗って仕上げれば、ツヤが戻ってキレイになりますよ。
革製品の汚れ落とし|家にあるもので役立つのは?
革についているのがちょっとした汚れであれば、専用の道具をそろえるのは少し割高。そんなときはおうちにあるもので代用してみてください。
ガンコな汚れまでは落とせませんが、ついてすぐの汚れなどをみつけたらすぐに対応できますよ。
消しゴム
文房具の消しゴムも、革の汚れを落とせます。キレイな面で汚れをやさしくこすってみましょう。強くこするのは、革の負担になるので要注意。軽い力で何度も往復させることを意識してみてください。
食パン
耳をとった食パンにも汚れを吸着する性質があります。白い部分を握って軽く丸めたら、気になる部分にペタペタと押し付けましょう。何度か繰り返すうちに、だんだんと汚れが食パンに移って取れます。最後に乾拭きすればOKです。
革製品に汚れがつくのを防止する方法
最後に、そもそも革が汚れないようにするための方法もご紹介します。ふだんから意識してみてくださいね。
こまめに汚れを落とす
汚れはついてから時間がたつほど定着し、落とすのがむずかしくなります。汚れがついたらできるだけその日のうちに落としましょう。クリーナーなどは使わなくても、革用の消しゴムで落としてあげれば大丈夫です。
防水スプレーをかける
防水スプレーをかけておくと革が強くなって水濡れや汚れに強くなります。アウトドア用のもので大丈夫ですが、革用の防水スプレーがおすすめ。全体防水スプレーをかけて乾かし、乾いたら念押しにもう一度かけて完了。これで1ヶ月ほどは効果が続きます。
革製品の簡単な汚れなら家にあるもので落とせる!
大切な革のアイテムに汚れがついてしまうと、気分もへこんでしまいますね。
革についた汚れをキレイに落とすには、革用の「消しゴム」や「クリーナー」といった道具をそろえておくとラク。革製品を長く使い続けるためにも、1セット用意しましょう。
いつもピカピカでキレイな革のアイテムを身につけられますよ。