コートの洗濯方法は？シワにならない洗い方はある？

コートは寒い冬を乗り越えるために大切な洋服。何種類も持っているという人も多いのではないでしょうか。

シーズンが終わるとしばらく使わなくなるので「洗濯してクローゼットにしまえばいいかな？」と思うかもしれませんが、洗い方を知らない人も多いと思います。

今回は、そんな人のためにコートが洗濯できるかどうかをご紹介します。

コートは洗濯してもいいの？

コートといえば、クリーニングで汚れをキレイに落とすイメージがあって、おうちで洗濯できないような気がしますよね。でも、おうちでキレイにできるかもしれませんよ。

見極めるポイントは「洗濯表示」。洗面器にバツ印のついた「水洗い不可」のマークならクリーニングでしか洗えませんが、それ以外であれば「洗濯機の手洗いモード」や洗面器を使った「手洗い」で洗濯できます。

まずは洗濯表示の確認から始めましょう。

コートの洗濯に用意するものは？

必須

『エマール』などのおしゃれ着洗剤

洗濯ネット

手洗いの場合

洗面器

洗濯表示でおうちで洗えるかを確認したら、さっそく準備に取り掛かりましょう。

コートを洗うときは、洗濯機の場合も手洗いの場合も、少し大きめの洗濯ネットに入れて『エマール』などの「おしゃれ着洗剤」で洗います。

普段使っている『アタック』などのアルカリ性洗剤は洗浄力は強いものの、コートの繊維を傷める可能性があります。毛玉ができにくかったり、縮みにくかったりとメリットの多い「おしゃれ着洗剤」を使うのがおすすめです。

コートの洗い方は？どうやって洗濯する？

ここではコートの洗い方を「洗濯機」と「手洗い」の2つにわけてご紹介します。洗いたいコートの洗濯表示に応じて、それぞれ手順を見てみましょう。

洗濯機で洗う場合

洗うときのポイントは2つ。1つは、ほかの洗濯物を混ぜないこと。ほかの洗濯物とぶつかって生地が引っかかり、傷むことがあります。

もう1つのポイントは、脱水を短時間ですませること。脱水はネットに入れたまま10〜30秒ほどします。時間を見ながら脱水の途中で一時停止して取り上げましょう。こうすることでシワが減り、生地の風合いも損ねません。

手洗いする場合

押し洗いか、汚れがそれほど付いていなければ「つけおき洗い」で放置するだけでもかまいません。ゴシゴシこすったり、揉んだりすると生地の負担になるので避けましょう。

洗濯したあとのコートで注意することは？

洗濯あとは乾かせば完了。ただ、ここでも注意点があります。

まずはシワをしっかり伸ばすことが大切。脱水が短時間だったとはいえ、シワが残っています。干す前にしっかりと振りさばき、両手でパンパンたたいてシワを伸ばしましょう。

あとは陰干しで日に当てずに乾かせば終わりです。ハンガーにかけるか、平干しするかは洗濯表示を確認すると間違いありません。

コートの一部が汚れたときの洗い方は？

部分的にシミがついて汚れた場合や水洗いできないコートの場合は、「部分洗い」で汚れを落とすのがおすすめ。クリーニングに出す前に試してみましょう。

濡れタオルで汚れた場所を拭くだけなので、とっても簡単ですよ。

汚れがひどいなら、洗剤を少し混ぜた洗浄液で雑巾を湿らせて汚れをキレイに拭けばOK。ただし、その場合は水拭きと乾拭きでしっかり洗剤を拭き取ってあげましょう。

ワンポイント

コートの洗濯まではこまめな手入れが大切

コートはそう頻繁に洗濯できる洋服ではないので、こまめに手入れをしてシーズン中はキレイに保ってあげましょう。

ホコリなどの汚れにはブラッシングが効果的。ホコリがたまりやすい襟元を中心にブラシでとんとん叩いて浮き上がらせ、一方向にこすって汚れを落とします。袖に黒ずみがあるなら、布巾に洗剤を含ませてこすり、最後に固く絞った布巾でこすりとり、乾かしてあげます。

まめに手入れして、シーズン終わりに洗濯でいっきにキレイにしてあげてください。

コートを洗濯して来季もおしゃれを楽しもう

コートはめったに洗濯しないアイテムですが、シーズン終わりにはキレイな状態に戻して保管してあげたいですね。

洗濯表示でしっかりとおうちで洗えるかを確認し、あとはていねいに洗ってあげましょう。

汚れを落としてキレイに保管すれば、来季もお気に入りのコートでおしゃれを楽しめますよ。