寒さがやわらいでくると困るのがコートの収納ですね。ハンガーにかけていると場所をとるので、衣替えにあわせて引き出しや棚などにしまいたいところ。しかしそうなると、コートをどうたたんだらいいのか別の悩みが出てきますね。
そこで今回はコートの上手なたたみ方を紹介します。しっかりたたんでおくと来年もキレイな状態で着られますよ。
コートをしまうときはたたまないほうがいい?
コートは生地が厚く、重みがあるので型崩れしやすく、ハンガーにかかけて保管しておくのが基本です。
ただ、コートを着ない時期は邪魔にならないように引き出しのなかなどに保管しておけるといいですよね。実は、正しいたたみ方をしておけば、引き出しになどにたたんでしまっても問題ありません。
正しいたたみ方を覚えて、シワや型崩れを防ぎましょう。次からは具体的にコートのたたみ方を説明していきます。
コートのたたみ方を覚える前に!保管前の準備を忘れずに
コートをたたんで保管するときには、事前に確認しておきたいポイントがあります。これで来季までコートをキレイな状態で保管できますよ。
コートのポケットを空にする
ものが入れっぱなしだと型くずれの原因になるのですべて出しておく。
コートの汚れを落とす
ブラシなどを使ってコートの表面についた汚れを払い落とす。
コートをハンガーで半日以上干す
コートは湿気を吸い込んでいるのでしっかり干して水分を飛ばす。
これでコートを保管する前の下準備は完了です。ワンシーズン使ったあとならクリーニングに出しておくとよりキレイな状態をキープできますよ。
シワや型崩れを防ぐ!コートの正しいたたみ方
コートをたたむときはシワをつくらないコツがあります。厚手のタオルを1〜2枚用意しましょう。
付属品はすべて外す
フードやベルトなど外せるものはすべて外す。
ボタンを外して形を整える
お腹側が前にくるように置き、シワを伸ばす。
両袖を前側に折る
両袖をお腹側(前身頃)に折り込む。肩から折らず袖だけをやわらかく折る。
ウエストあたりに丸めたタオルを置く
2つ折りにするならちょうど真ん中のウエストあたりにタオルをおく。
上下に二つ折りにする
タオルを置いたウエストを支点に上下半分に折ればできあがり。タオルが折り目のクッションに。
3つ折りにする場合は、胸とウエストのやや下あたりにタオルを置き、交互にたためばコンパクトになります。
ただし、あまりコンパクトにたたむとコートにシワが残ってしまうので2つ折りか3つ折りくらいに留めると安心です。
コートをたたんだあとはどうしまう?
コートをたたんだら衣装ケースや棚などにしまいます。
他の衣類を積み重ねると、重みでシワができるので、ゆとりを持たせてしまいましょう。何枚もあるときは互い違いに入れると巻いたタオルがかさばらずにしまえますよ。
収納のときは虫食いにも注意。防虫剤を添えておくと完璧です。
コートのたたみ方を失敗してシワができたときは?
上の手順にしたがって収納していれば基本的には心配ありませんが、デリケートなコートを収納するときは不安がつきませんね。
場合によっては折ジワができてしまったり、起毛(きもう)のコートなどは長期間保管しているうちに毛が倒れて見栄えが悪くなったりすることもあります。
そんなときは、シワのついたコートをハンガーに掛け、スチームアイロンでたっぷりと蒸気を吸わせて少しおくと元のように復活します。蒸気を吸わせたらブラシで毛並みを整えるとキレイに仕上がりますよ。
覚えておきたい
コートを脱いだときのスマートなたたみ方は?
コートを普段遣いしている季節、脱いだコートをどうやってたたんでおけばいいかも悩ましいですよね。できればスマートにたたんでおきたいですね。
脱いだコートをスマートにたたむなら次の手順を覚えておきましょう。
コートの両肩に内側から手を入れる
肩部分に手のひらがくるように。
背中側を折りながら両肩をあわせる
コートの内側が外にくるように折り返す。
前身頃と後ろ身頃を重ねる
コートの前側と後ろ側を重ねるように折る。
内側が外にきた状態で2〜3つ折に
あとは縦長のコートを2つ折りか3つ折りにすればOK。
コートを裏返して折るのは、表面の汚れを落とさないためのマナーですよ。
コートのたたみ方を覚えて来年までキレイに保管!
冬の間お世話になったコートは、来季も着られるようにできるだけ大切に保管しておきたいものです。
たたみ方は?ケアの仕方は?などと疑問はつきものですが、紹介したとおりにしまっておけば基本的に心配はありませんよ。
丁寧にたたんでしっかり対策しておけば、来年もおしゃれを楽しめますよ。