部屋干しはなかなか洗濯物が乾かずにイライラしますね。そんなときは扇風機を使うことで早く洗濯物が乾きますよ。
今回は、部屋干しで扇風機を使って洗濯物を乾かすコツなどをご紹介します。
もくじ
部屋干しで扇風機を回すメリットは?
部屋干しのときに扇風機やサーキュレーターを回すといいと聞いたことはありませんか?その理由はおもに次の3つが挙げられます。
① 洗濯物が早く乾く
1番のメリットは「洗濯物が早く乾く」こと。風の力で湿気を飛ばしてくれるので、乾きやすくなるんです。何もしていないよりも約3倍早いといわれ、洗濯物が乾きにくい梅雨時期でもシャツくらいなら2〜3時間で乾かせます。
② 菌の繁殖を抑えられる
洗濯物が早く乾けば、そのぶん菌の繁殖も抑えられるので、部屋干しのイヤな臭いがしなくなります。洗い直しなどの余計な手間も軽減されますよ。
③ 電気代が安い
洗濯乾燥機を使うよりも電気代がかからないのもうれしいポイント。扇風機の電気代が1時間で1円以下なのに対して、洗濯乾燥機は1時間20円前後かかるといわれているので、家計にもやさしいんですよ。
部屋干しでの扇風機の使い方|より洗濯物を早く乾かすには?
部屋干しで扇風機を使うときは、空気の通りを意識することが大切です。基本の使い方は次の通り。
洗濯物を干す
室内の物干し竿や物干しスタンドに洗濯物を干す。洗濯物同士は15cm以上離すのが理想。
扇風機を配置する
その列の真横から扇風機の風があたるように、1mほど離して配置する。
扇風機をまわす
扇風機を首振りに設定して運転する。扇風機の強さは「弱」でOK。
風量をあまり強くすると洗濯物が落ちることもあるので注意しましょう。
風通しをよくするために乾いた洗濯物から都度取り外すのもポイント。服同士の間隔を広げていくと効果がアップしますよ。
部屋干しでの扇風機の使い方|早く乾く干し方にも注目!
家電の扇風機の力を借り、さらに洗濯物の干し方を変えると部屋でも効果的に乾かせます。いくつか方法があるので、ここでまとめてご紹介します。
生地の薄い服と厚い服を交互にかける
洗濯物は服によって乾くスピードが違うので、乾きやすい薄めの服と乾きにくい厚めの服を交互にかけることで、風通しがよくなって乾きが早まります。
ずらして干す
バスタオルやシーツなどの大物は、2つ折りにしてハンガーに掛けることが多いと思います。実は均等ではなくて長さを非対称にしてハンガーに掛けたほうが、空気に接する面が増えて早く乾きます。
パーカーはフードを固定する
パーカーは生地が厚い上に、フードの部分が重なってなかなか乾きませんね。ハンガーをもう1本用意して、そこにフードをかけると風通しがよくなって乾きが早まります。
ジーンズは筒状にして干す
ジーンズなども乾きが遅いアイテム。風通しがよくなるよう、筒状にして干すとよく乾きます。スカートも同じように干すと乾きがいいですよ。
厚手の服はハンガー2本で干す
セーターなどの厚手の服はどうにも乾きませんね。ハンガーを2本用意して2本とも首から出し、少し前後になるように引っ掛ければ、なかに空洞ができて乾きがよくなります。袖を持ち上げると脇下も水気が早く飛びます。
部屋干しでの扇風機の使い方|仕上がりを良くするには?
扇風機で乾かす以外に、部屋干しした洗濯物の仕上がりをアップさせるテクニックがあります。
部屋干し用の洗剤を使う
部屋干しだと乾きが遅くなりやすいので、雑菌も繁殖しがち。洗濯時に除菌効果のある洗剤を使っておけば、菌の繁殖を抑えられて生乾きのニオイが出なくなりますよ。
一度に洗う洗濯物の量を少なくする
洗濯物を洗濯機に詰め込みすぎないのもポイント。洗濯機の7割くらいの量を数回にわけて洗うと、一度に干す量が減ってムラなく乾かしやすくなります。
部屋干しで扇風機がないときはエアコンを代用しよう
扇風機のほかに、「エアコン」でも同様に風を送って洗濯物を早く乾かせます。
エアコンは「除湿モード」でも「冷房モード」でもどちらでもOK。はじめは風があたっている部分だけ乾き、2〜3時間ほどすると徐々に全体が均等に乾きます。
扇風機とエアコンを組み合わせると乾きはさらに抜群です。ポイントは「扇風機とエアコンの風を別々の角度から当てる」こと。
2方向から風を送ると2時間ほどでムラなく均等に乾かせますよ。
部屋干しに扇風機を活用して洗濯物を早く乾かそう!
梅雨時期はただでさえ湿気が多いのに、部屋干しまでするとそれに拍車をかけますね。でも扇風機を使えば、部屋のジメジメを解消できます。
洗濯物が早く乾けば、雑菌が減って部屋干しのいやなニオイも減っていいことばかり。なかなか乾かない洗濯物に悩まされているなら、家電の力を借りるのはとてもおすすめですよ。