分厚い毛布を使っていると、洗濯のあとにきちんと乾くかどうかが心配になりますね。「夜までに乾かしたい…」という場合は、洗濯機の乾燥機を活用することをおすすめします。
ただ、乾燥機の熱で生地がダメにならないか不安もあると思います。そこでここではおうちの乾燥機を使って毛布を乾燥させる方法をご紹介します。
毛布は乾燥機で乾かしてもいいの?
乾燥機は高温の風で衣類を乾かすものなので、毛布が傷んだりしないの…?と不安になりますよね。
実は乾燥機が使える毛布は意外と多く、次の2つの条件を満たしていれば、どんなもので乾かせるんですよ。
乾燥機に入る大きさであること
乾燥機によってそれぞれ容量がことなり、ほとんどの洗濯乾燥機は「3kg前後」の衣類を乾燥できます。
毛布はシングルサイズであればたいてい3kg以下なので問題なく乾燥できますが、2枚重ねになっているものや特別重みのあるものははじめに量っておくと安心です。
乾燥機が使える素材であること
洗濯表示をチェックして、「タンブラー乾燥」が禁止されていないか確認しましょう。とくに注意書きがなければ、問題なく乾燥機を使えます。
ポリエステルやアクリルなどの合成繊維、綿でできた毛布は乾燥機を使えるものが多くあります。これらの生地は乾燥機の熱で傷みにくく、色落ちも少ない丈夫なものです。
逆に、ウールやカシミヤなどの熱に弱いデリケートな素材が使われている毛布は要注意。せっかくの風合いが損なわれてしまうので、事前に洗濯表示をよく確認しましょう。
毛布を乾燥機で乾かす!時間の目安は?
毛布を乾燥機にかける方法といっても、特別なことは何もありません。乾燥機に入れる際のたたみ方に気をつければ、あとは洗濯機任せでOK。
たたみ方は毛布の四角ができるだけ内側にくるようにたたむのがコツです。角が見える状態で運転すると、絡まる可能性があるので注意しましょう。
毛布を長方形にする
長方形になるよう床に置き、観音開きのように両端を中心に折りこむ。さらに二つ折りにして、毛布の角が内側に入った長方形にする。
4つ折りにする
長方形に細長くなった毛布を、ジグザグに折って屏風状にたたむ。
乾燥機を運転する
洗濯乾燥機のドラムに入れ、乾燥機を運転する。
乾燥の時間は90分ほどが目安。基本は乾燥機の自動モードに任せておけば大丈夫です。乾燥機に乾き具合をチェックする機能がついているので、ちょうどいいタイミングで終えてくれますよ。
毛布を乾燥機で乾かすポイントは?
毛布を乾燥機で乾かすときには、3つのポイントがあります。乾燥効果を高めたり、ふわふわな仕上がりに近づけたりできるのでチェックしておきましょう。
洗濯ネットを使わない
毛布専用の洗濯ネットなども販売されていますが、家庭用のドラム式洗濯乾燥機であれば必要ないケースがほとんど。むしろネットに入っていると通気性が悪くなり、乾きにくくなるので注意しましょう。
洗濯時に柔軟剤を使う
乾燥機だとゴワゴワしそう…というときは洗濯の段階で柔軟剤を入れましょう。柔軟剤には生地をやわらかくするだけでなく、静電気を防ぐ効果もあり、使い心地がよくなりますよ。
洗面所の風通しをよくする
乾燥機は毛布から取れた湿気を室内にも放出します。乾燥の時間を早めたければ、洗濯乾燥機が置かれている洗面所の風通しをよくしましょう。湿気が効率よく取り除けるので、乾くのも早まります。
乾燥機に入らない毛布にはコインランドリーが便利!
おうちに乾燥機がないときや、乾燥機に入り切らない大きな毛布を使っているときは、コインランドリーの乾燥機を利用するのがおすすめです。
時間の目安は「40分」ほど。コインランドリーの乾燥機は大型で高性能なので、おうちよりも短時間でカラッとふわっと乾かせます。
乾燥させたい毛布が2枚あるときは一緒に入れればOK。そのときは少し時間を伸ばして、50分ほどに設定しましょう。
終わったら乾き具合を確認し、湿っていればあとは微調整。10分ずつ細切れで乾燥機にかけるとお金がムダになりません。
毛布が乾燥機に対応していない場合はどうしたらいい?
ウールやカシミヤなど、乾燥機が使えないデリケートな毛布は自然乾燥で乾かします。
毛布のような大物は「M字干し」するのがおすすめ。2本の物干し竿の上にわたして間を少したるませ、M字型にするだけです。
M字に干すと毛布の両面に風が通り、乾く時間が早まります。晴れた日なら1日あれば十分乾きますよ。
毛布は乾燥機で乾かせばお手入れ簡単!
厚手の毛布などは、洗濯してもなかなか乾かなくて困ってしまいますね。でも、乾燥機を使えば短時間でカラッと乾かせます。ぜひ積極的に利用してみてくださいね。
乾燥機から出したての毛布は温かくて、肌ざわりもふわふわ。気持ちよく使えるようになりますよ。