ソファの上に腰を掛けたり、寝転がったりしているうちに食べ物や飲み物をこぼして汚した経験はありませんか?「ソファって簡単に洗えないけど、どうやってキレイにするの?」と困ってしまいますよね。
そこで今回は、ソファにできたシミ汚れの染み抜きについてご紹介します。
もくじ
ソファーにできた染みは取れる?
ソファにできるシミは「食べこぼし」や「飲みこぼし」「汗ジミ」などいろいろな種類があり、キレイに取り除けるかはその汚れの性質によって違います。
まずは「どんな汚れがついているのか」を知ることが大切。たとえば、いつの間にかできる輪状のシミは「汗ジミなどの水分による汚れ」や「皮脂などの油汚れ」が原因。この場合はおうちで染み抜きできます。
反対に、コーヒーやぶどうジュースなど「色素の強い汚れ」が染みこむと、完全に取ることは難しくなってきます。
ほとんどのシミは色を薄くするところまではできるので、次から紹介する手順を試してみましょう。
ソファーの染み抜きは「素材」によってもちがう!
さらに、実はソファに使われている表面の素材によっても染み抜き方法はことなります。
ここでは、よく目にする「布張り」と「革張り」の2種類の素材の染み抜きについて順番にご紹介します。
使うものはほとんど同じなので、おうちのソファに合わせて取り組んでみてください。
ソファーの染み抜き方法|布張りタイプ
- 必須
- 『かんたんマイペット』などの住居用洗剤
- マイクロファイバークロス(清潔な布巾でも可)
布張りのソファは「洗剤で拭いて、水拭きで仕上げる」が染み抜きの基本。
洗剤は『かんたんマイペット』や『ウタマロクリーナー』など、リビング掃除全般に使える洗剤がおすすめ。2度拭きが不要なものが多く、洗剤残りが少ないのが特徴です。
布巾に洗剤を含ませてシミに塗る
洗剤を含ませた布巾で叩くように洗剤を含ませる。こするとシミが広がるので注意。
内側に向かって拭く
シミを中心に集めるイメージで輪の外から内に向かってやさしく拭く。
水拭きする
布巾をすすいでよく絞り、水拭きで洗剤を拭き取ったら完了。
布張りソファのなかには、カバーを外して洗えるタイプもあります。もしカバーが外せるタイプなら洗濯表示に従って洗濯するだけでいいので手がかからず、全体にしみ込んだ汚れまでしっかり取り除けます。
ソファーの染み抜き方法|革張りタイプ
- 必須
- 『かんたんマイペット』などの住居用洗剤
- マイクロファイバークロス(清潔な布巾でも可)
- 『激落ちくん』などのメラミンスポンジ
革張りのソファは「表面の汚れをサッと拭く」だけ。シミが浸透して奥まで入り込むことはほぼありません。布巾と洗剤に加え、メラミンスポンジを用意し、次の手順でキレイにしましょう。
洗剤を含ませた布巾で拭く
革が傷まないか気になるときは目立たない場所で試してから全体に使う。
水拭きする
洗剤を残さないようにキレイな布巾で拭き取る。
メラミンスポンジでこする
落としきれなかった汚れは、湿らせたメラミンスポンジでやさしくこすって仕上げる。
残った汚れには『激落ちくん』などのメラミンスポンジが有効。スッキリ落とせますよ。
掃除が終わったら革専用のオイルなどでアフターケアしておくと汚れがつきにくくなります。
ソファーの染み抜きはプロの手に任せるのも手
ソファの上で何かを食べたり飲んだりするのは日常茶飯事。そのため、気づいたときには取れないシミがつくこともありますよね。
座席や背もたれの部分が取り外せるタイプなら、その部分だけ思い切ってクリーニング店に持ち込んで相談してみるのも手です。
シミのある部分だけ出せばいいので、思ったより大掛かりにならない場合も多いですよ。
ソファーの染み抜きにおすすめの洗剤3選
ここでは、ソファの掃除に使えるおすすめの洗剤をいくつかご紹介します。
選ぶときは「布製品に使えるかどうか」「すすぎが簡単かどうか」という点を見ておくといいですよ。
『かんたんマイペット』(花王)
リビングにできる汚れ全般に効くのが『かんたんマイペット』。油汚れや汗ジミなどの汚れをスッキリ落としてくれます。
ソファだけでなく、床や家具、家電の掃除までできる万能洗剤。困ったときに使える洗剤として1本用意しておくと便利です。
『万能シミ汚れ落としクリーナー (100ML)』(ホテル旅館洗剤専門店3S)
ソファやカーペット用の染み抜き洗剤セットです。ホテルなどで使われている洗剤で、コーヒーなどの色素の強いシミでも効果的に落としてくれるのが特徴。
時間がたってこびりついたシミでもスプレーするだけでスッキリ落としてくれますよ。
『シートクリーナー』(オカモト産業)
車内のシートに使うクリーナーをソファに応用するのもおすすめ。使い方は他の洗剤と一緒で、スプレーして拭き取るだけです。
除菌消臭効果があるので、清潔な状態をキープできますよ。
染み抜きしたソファーで心置きなくくつろごう
ソファは簡単に洗えるものではないので、シミができると「どうしよう…」と困りますね。
カバーをかけているなら洗濯、そうでなければ洗剤を工夫して染み抜きしてあげましょう。
これを機に「ソファの上では物を食べない」「寝転がるときは毛布を敷く」などのルールをつくると、シミ汚れを予防できますよ。