布団は洗濯することはほとんどないアイテム。いつの間にか全体的に黄ばんだりシミができたりして困っている人も多いですよね。
ここでは布団が黄ばんでしまったときのケアの仕方と、再発させないための対策方法をご紹介します。
布団の黄ばみの原因は?
布団が黄ばんでしまうのは寝ている間にかいた汗が原因です。汗は、水分だけでなく皮脂などの汚れも含んでいます。
1日でつく汚れはわずかですが、毎日使っているうちに汚れがどんどん蓄積していきます。その汚れが時間をかけて酸化し、黄ばみに変化していくのです。
布団の黄ばみは服にできる黄ばみとほとんど同じなので、直接健康を害するようなことはありません。ただ、そのまま使っていると臭いの原因にもなるので、気づいたときに落としておくと安心です。
布団の黄ばみは落ちるの?白くなる?
布団の黄ばみは洋服の汚れとほぼ変わりません。コツさえ押さえればクリーニングに出さなくてもおうちでキレイにできますよ。
まずは取り掛かる前に、水洗いできる布団なのかどうかを確認しましょう。水を張ったたらいにバツ印がついた「水洗い不可」のマークがなければ、問題なくおうちで洗えます。
布団は一度洗うと乾くまでに時間がかかるので、しばらく晴れ間が続きそうな時期を選んで洗うとうまくいきますよ。
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布団の黄ばみの落とし方に必要な洗剤は?
- 必須
- 『アタック』などの液体洗剤
- あると便利
- 『ワイドハイター』『オキシクリーン』などの酸素系漂白剤
布団の黄ばみは皮脂など油分がメインの汚れなので、普段使いの液体洗剤を使えば十分落とせます。
頑固な黄ばみには、『オキシクリーン』や『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤を使ってもOK。こびりついた汚れも酸素の力でスッキリ分解してくれますよ。
布団の黄ばみを取る方法
「洗う」といっても、布団はかなり大きくて家庭の洗濯機で洗うのはむずかしいかもしれません。
もし洗濯機にギリギリ入ったとしても、洗剤がうまくいきわたらずに黄ばみが残ってしまうので、1回でキレイにするためには「浴槽を使ってつけおきする」のがおすすめ。
頑固な汚れには「熱と時間をかける」と効果的で、お風呂ならお湯も使いやすいですね。次の手順で取り組んでみましょう。
布団カバーを外す
カバーは裏返して洗濯機へ。通常コースで問題ないので外すついでに洗っておくのがおすすめ。
浴槽に洗浄液をつくる
浴槽の4分の1に40〜50℃の熱めのお湯を張り、洗濯1回分ほどの洗剤を溶かす。酸素系漂白剤もいれるとさらに効果的。
つけおきする
布団全体を浸さなくても大丈夫。汚れた部分を浸し、1〜2時間放置する。
押し洗いする
汚れた部分を手で押したり、離したりを繰り返して洗う。足で踏んでもOK。
すすぐ
洗浄液を流し、キレイな水に入れ替える。押し洗いの要領で洗剤を洗い流す。泡が出なくなるまで何回か繰り返す。
フチにかけて水気を切る
脱水できないので、浴槽のフチにかけて水気が自然と切れるのを待つ。1時間ほどで垂れないくらいに。
干す
形を整え、風通しのいい場所に干す。半日ほどで裏返し、風の当たる面を変えると効果的に。
完全に乾かす
表面が乾いていても奥には湿気が残っているので、2日ほどかけてゆっくり乾かしたら完了。
完全に乾くまでは時間がかかるので2日にわけて乾かすのがコツ。晴れが続きそうな日を選んで洗濯するとスムーズです。
また、頑固な黄ばみには、③のつけおきをする前に、液体洗剤を直接つけて指で揉み洗いすると効果的です。
布団の黄ばみを防ぐ方法は?
布団の黄ばみを防ぐにはこまめなケアが大切。汗や皮脂は洗濯しなくても手入れで減らせるので、次の方法を参考にしてみくださいね。
消臭スプレー
もっとも手軽にできるのが『ファブリーズ』などの消臭スプレーを使う方法。除菌効果があるものも多く、汗による雑菌の広がりをおさえてくれますよ。
カバーをこまめに洗う
肌が直接ふれる布団カバーやシーツはこまめな手入れが大切。臭いなどの原因にもなるので週に1回ほどを目安に洗濯しましょう。こまめにカバーを外して洗っておくことで、なかの布団の様子も把握しやすくなります。
年に1回は洗う
毎日使う布団はどうしても汚れがたまりやすいもの。1年に1回でいいので、念入りに手入れするのがおすすめです。コインランドリーにある大型洗濯乾燥機を使えば2時間ほどでキレイにできるので、気軽にはじめられますね。
黄ばみのない真っ白な布団で毎日の眠りを気持ちよく
布団に黄ばみができているとせっかくの休息も気持ちよくありません。こまめにカバーを洗ったり、干して汗や皮脂を飛ばしたりするだけでも十分黄ばみ対策になります。
清潔な布団で毎日熟睡できるといいですね。