毎日何気なく使っている包丁。でも、正しい持ち方があるってご存知ですか?
今回は、包丁の基本的な持ち方・握り方を5通りご紹介します。正しい持ち方で使うと、普段の料理もスムーズにできるようになりますよ。
もくじ
包丁の握り方はおおよそ5種類!
包丁の持ち方は、おおよそ次の5通りといわれています。
日常的に使うのは、最も基本的な①握り型、強い力を入れられる②押さえ型、力の入れ方をコントロールしやすい③指差し型の3種類。
皮引き(逆包丁)型とペンシル型は使う機会の少ない応用編なので、①〜③の3種類を覚えておけば十分ですよ。
ここでは基本の3種類と応用2種類にわけて、順番に特徴と持ち方をご紹介していきます。
【包丁の持ち方①】オーソドックスな「握り型」
「握り型」はもっともポピュラーな包丁の持ち方で、名前の通り、手全体でグッと握ったような形が特徴です。野菜を切るときはこの握りがおすすめ。
人差し指と親指のあいだに柄がくるように持ちます。あとはそのまま指を閉じるように、ギュッと握るだけ。
柄の付け根部分を握るとグラつきが減って、しっかり食材をカットできます。
魚のたたきなどを作るときは、柄の下の方を持つと手首のスナップがきいて使いやすくなりますよ。
【包丁の持ち方②】固いものを切るときは「押さえ型」
人差し指に包丁の腹を乗せて握ります。
人差し指と親指で包丁を挟み込むように持ちましょう。
【包丁の持ち方③】「指差し型」は繊細な調理におすすめ
「指差し型」は人差し指をつきだした持ち方。板前さんがよく使っている握り方ですが、その理由は繊細なコントロールが効くため、魚などの柔らかい食材を切るのに適しているからです。
刃を上に向け、包丁の峰を人差し指に乗せます。残りの指で柄を握り込めば完成。
人差し指の力加減、支え加減で包丁をコントロールします。
【応用編】少しむずかしい包丁の持ち方
ふだんの調理では紹介した3つの握り方を覚えておけばOK。残り2種類はあまり使う機会がないので、こんな持ち方もあるんだ、くらいに覚えておくといいですよ。
皮引き(逆包丁)型
押さえ型の握り方で、包丁だけを反転させたような持ち方。魚の皮引きなど、用途が少し限られた特殊な持ち方です。
ペンシル型
その名の通り、鉛筆をもつような握り方。手首のコントロールで切っ先を細かく動かせるので、細かい模様などを細工するときにプロが使う持ち方です。
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包丁の正しい持ち方|利き手に合った包丁を使うのも大切
包丁には両刃包丁と片刃包丁の2種類があり、片刃包丁の場合は右利き用と左利き用があります。
利き手によって刃の角度が異なるので、左利きの方はぜひ左利き用を使うことをおすすめします。
一般的に流通している包丁は右利き用が多いので、購入時は注意してチェックしてみてくださいね。
包丁の持ち方をマスターしよう!
包丁の持ち方を覚えると、食材を効率よくカットできるだけでなく、長時間の作業でも疲れにくくなるといったメリットがありますよ。
包丁の持ち方をマスターして、ぜひ使いこなしてくださいね。