きんぴらごぼうを作ったり、メインの付け合せに野菜を千切りしたりすることってありますよね。ただ、細く大量に切らないといけないので、面倒に感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スライサーを使って簡単に千切りする方法と、失敗しないためのコツを紹介します。
千切りスライサーって何が違うの?

スライサーといえば、輪切りや薄切りをする調理器具のイメージがあるかもしれませんが、最近では千切り用の刃を備えたスライサーが販売されています。
通常のスライサーとの違いは「刃のつき方」。通常のスライサーは刃が1枚ついているだけですが、千切り用は縦刃と横刃がついています。
スライサーで千切りするメリットは?

スライサーで千切りするメリットは次の3つ。包丁で千切りするよりも、圧倒的にラクなんですよ。
時短になる
包丁で千切りをする場合、食材を薄くスライスしたあとに、1〜2mmの幅で細く切るという2段階の作業が必要ですが、千切りスライサーの場合は1回のスライスですむので、大幅な時間の短縮につながります。
疲れにくい
作業が1つ減ることで、疲れにくくなるのもメリット。前後に手を動かすだけの単純作業なので、切るのが苦手な人でも苦にもなりませんよ。
品質が安定する
千切りした食材が均一になるのもポイント。見た目が整うので、料理の見栄えがグッとキレイになります。
スライサーで千切りする手順は?
スライサーはさまざまな食材の千切りに使えます。キャベツや人参、きゅうり、大根、ごぼう、れんこん、カブ、生姜などどの食材を切る場合も基本的な使い方は次の通り。
ステップ①|食材を切る

まずは包丁とまな板を用意し、食材の皮をむいたり、茎や芯を取ったり下準備します。
それが終わったらスライサーにのせられる大きさにサイズを調節しましょう。
ステップ②|スライサーでカットする

あとはスライスするだけです。千切りの食材がどんどん出来上がります。

左が包丁で千切りしたごぼう、右がスライサーで千切りしたごぼうです。包丁で切るよりも細く、どれも同じ細さに仕上がっています。
しかも切るのにかかった時間は包丁の半分以下。圧倒的に早くキレイに仕上がるので、千切りはスライサーを使うのがおすすめです。
野菜をスライサーで千切りするときの注意点は?

固い食材を切る場合、とくに手を切りやすいので注意しましょう。
切れないとどうしても力を入れてスライスしたくなりますが、手をすべらせて刃にぶつけてしまう危険性もあります。
付属のプロテクターをうまく活用しながら、うまく切れないときも力は入れすぎず、慎重にスライスしましょう。
千切りスライサーの選び方とおすすめは?
一口に千切り用のスライサーといっても種類はさまざま。商品によって刃の幅がことなり、できあがりもスライサーによってかなり違います。
どんな料理に使うのかイメージしながら、用途にあった千切りスライサーを探すことが大切です。
『貝印 KAI 千切り器 SELECT100』

たとえば、貝印のこの商品だと、千切りの刃が狭め。

人参を千切りすると1〜2mmほどのかなり細く仕上がります。
人参ラペや切り干し大根などをつくるのにちょうどよさそうです。
『愛工業 千六本 野菜調理器Qシリーズ』

別の千切りスライサーでは刃と刃の間隔が少し広めに作られています。

歯ごたえのあるきんぴらを作りたいときなどは、これくらいの太さがよさそうです。
商品によって仕上がりが違うので、幅が何mmくらいなのか意識して選ぶといいですよ。
覚えておきたい

ピーラータイプの千切りスライサーも便利
『スゴ切れ 千切りピーラー』
千切りスライサーのなかにはピーラーの形をしたタイプもあります。縦刃と横刃がくっついているので、食材をまな板に置いてスーッとスライドさせれば簡単に千切りができます。
プレートの千切りスライサーよりも小さいので、収納もかさばりません。食べたい分だけ千切りしたい人におすすめです。
千切りはスライサーを使うのが楽!

さまざまある食材の切り方のなかでも、千切りはとくに手間がかかって大変。でも、スライサーがあればそんな悩みも解消されます。皮をむく作業には包丁を使いますが、その後の作業時間が圧倒的に短くて楽ですよ。
千切りスライサーをうまく活用して、調理時間をいっきに短縮しちゃいましょう。