「圧力鍋は便利」ということはなんとなくわかっていても、大きくて取り扱いが面倒…という不安があってなかなか手を出せないですよね。
そんななか、『電子レンジ用の圧力鍋』があると知って、気になっている人もいるのではないでしょうか。火を使わず、レンジでチンするだけで圧力鍋を使ったような料理ができるのは魅力的ですよね。
そこで今回は、『電子レンジ圧力鍋』のなかでも人気のマイヤーの商品を実際に使ってみて、電子レンジ圧力鍋のメリットやデメリットを検証してみました。
電子レンジで使える圧力鍋ってどんなもの?
圧力がかかると液体が沸騰しやすくなる現象を利用し、食材を100度以上の高温で加熱することで、調理時間を短くしてくれます。
そして、この圧力鍋の仕組みを火を使わずに電子レンジだけで実現するのが『電子レンジ圧力鍋』。材料を入れて温めるだけで、短い時間で手間なく料理が完成するすぐれものなんですよ。
『マイヤー 電子レンジ圧力鍋』
『電子レンジ圧力鍋』でもっともメジャーなのが、マイヤーの商品。火が通りにくい食材でも簡単にやわらかくなると評判です。
電子レンジ圧力鍋にはほかにもいろいろな商品がありますが、今回はマイヤーの商品を実際に使ってレビューしていきます。
『電子レンジ圧力鍋』を使うメリット
電子レンジ圧力鍋には次のようなメリットもあるので、一般的な圧力鍋に不安を感じている人にこそおすすめできます。
軽い
リーズナブル
取り扱いが簡単
安全
手入れがラク
『電子レンジ圧力鍋』ならではの注意点
一度に作れる量が少ない
電子レンジ圧力鍋は電子レンジに入る大きさに制限されるので、作れる量はやや少なめです。今回使ったマイヤーの電子レンジ圧力鍋は2.3Lの容量で、白米なら2合まで炊けるサイズ。通常の『圧力鍋』と比較すると小さめです。
圧力がやや弱い
従来の『圧力鍋』に比べると、『電子レンジ圧力鍋』は圧力が弱くなります。メイヤーの最新『圧力鍋』の圧力は140kPaで、『電子レンジ圧力鍋』は27kPa。火は通りますが、調理時間や味の浸透力には差が出ます。
電子レンジに入らないこともある
電子レンジ圧力鍋が入る電子レンジでなければ使えません。フラットテーブルタイプの電子レンジであれば、縦30cm×横30cm×高さ20cmの空間が必要です。購入前にサイズを調べておきましょう。
電子レンジ以外では使えない
電子レンジ圧力鍋は、電子レンジ調理専用なので、それ以外の調理器具では使えません。コンロやIHといったものでは使えないということは忘れずに。
教えて!
回転テーブルタイプでも電子レンジ圧力鍋は使える?
『電子レンジ用圧力鍋』を使えばこんな料理も時間をかけずに簡単!
ここからは、マイヤーの『電子レンジ圧力鍋』を実際に使って調理をしてみましたので、その使用感を紹介します。
付属のレシピ集を参考に、白米炊飯、カレー、サバ味噌煮、まるごと玉ねぎとろとろ煮、温野菜、ガトーショコラの6品を作ってみました。
1. 白米炊飯
1. 米を洗い、水に30分以上つけておく2. 600Wで10分加熱後、15分蒸らして完成
★注意ポイント
一度、試し炊きをしてみたのですが、温めが終わったあと、レンジ内に薄いお粥のようなドロッとした液体が流れ出ていました。ふた内側のメッシュパッキンという部品の装着忘れが原因でした。取扱い説明書はよく読んで、部品の装着方法を覚えてから使うことが大切です。
2. チキンカレー
1. 調味料でなじませた鶏肉、すりおろした玉ねぎ、人参、りんご、水、調味料を鍋に入れる2.600Wで7分加熱後、カレールーを加えて溶かし、ふたを開けたまま2分半加熱したら完成
3. サバの味噌煮
1. 鍋にサバを並べ、合間にねぎを入れ、しょうがをのせる
2. 合わせた調味料を加えて600Wで5分加熱後、煮汁で味噌を溶き、3分加熱する
3. サバを取り出し、ふたをせず2分加熱した煮汁をサバにかけて完成
4. 温野菜サラダ
1. 野菜を食べやすい大きさにカットする2. 鍋に水を入れ、蒸し板の上に野菜をのせ、600Wで5分加熱して完成
5. まるごと玉ねぎのとろとろ煮
1. 鍋に玉ねぎとそのほかの材料を入れ、600Wで12分加熱後、5分蒸らして完成
6. ガトーショコラ
1. 牛乳とチョコレートを鍋に入れ、ふたをせず600Wで2分加熱後よく混ぜたあと、溶き卵を加えてよく混ぜる
2. 1にホットケーキミックスを入れてよく混ぜ、溶かしバターを加えて混ぜる
3. ふたをして600Wで5分加熱し完成
『電子レンジ圧力鍋』を使って料理を時短でラクにしよう!
火を使わないので安全に、カレーやシチューを簡単に作れます。今までと違った調理グッズを使って、時間の節約に挑戦してみてくださいね。