「人参を乱切りにして…」と耳にしたとき、乱切りってどう切ればいいの?と疑問に思うこともありますよね。

煮物でよくみかける一口大の切り方が、いわゆる「乱切り」です。形が一定ではないので複雑そうに感じますが、むずかしくはありませんよ。

今回は「人参の乱切り」の切り方を紹介します。冷凍保存するときの方法も紹介するので、ぜひ一緒に覚えてくださいね。

乱切りって何?

人参 にんじん 乱切り

「乱切り」とは、根菜類を回しながら、斜めに包丁を入れ、大きさをそろえて切ることを指します。不規則な形で一口大ほどの大きさが基本です。

表面積が広くなるので、ある程度の大きさがありながらも火が通りやすいというメリットがあります。肉じゃがやシチューなど、主に煮物に使われる切り方の代表例です。

人参の乱切りのやり方は?

人参を乱切りにする方法を紹介します。

①人参を洗ってピーラーで皮をむく

人参 ピーラー

※人参の皮をむくときはピーラーを使うと簡単

②ヘタ部分を切り落とす

人参 切る

※1cm程度切る。葉の生えている固い中央部分が残らない程度でOK

③細いほうから斜めに包丁を入れて切る

人参 にんじん 乱切り

※大きさは一口大で、斜め45度くらいの目安で包丁を入れるのがポイント

④90度回して切り口が上になるように置き、再度斜めに包丁を入れる

人参 にんじん 乱切り

※前に切った切り口の真ん中くらいに包丁を入れると均一の大きさになる

⑤太い部分は縦方向に切る

人参 にんじん 乱切り

※太い人参は縦に切っておくと楽ちん

⑥細い部分と同じような大きさになるよう、一口大に切る

人参 にんじん 乱切り

※半分にしたあとも45度に包丁を入れて切るのは同じ

完成

人参 にんじん 乱切り

人参の乱切りのポイントは?

人参 にんじん ななめ

包丁を入れる角度は45度くらいで、回すのは90度くらいと覚え、あとはそれを繰り返すだけです。

「回しながら切る」という特別な切り方が難しいと感じるかもしれませんが、包丁を入れる角度や回す角度はあくまで目安です。厳密でなくて構いません。最初のうちは不規則な形になりますが、すぐにリズムがつかめるようになるので、怖がらずに切り進めてくださいね。

人参の乱切りはどんな料理に使う?シチューや肉じゃが?

人参 にんじん 乱切り 軽く茹でる

人参の乱切りは、表面積が広くなるので、火の通りや味の染み込みがよいというメリットがあります。しかも形がしっかりしていて崩れないので、カレーやシチュー、ポトフや肉じゃがなどの煮物に使うのがおすすめです。

人参の乱切りの保存方法

人参 にんじん 乱切り 冷凍保存

人参の乱切りは味や栄養素を保つため、冷凍保存がおすすめです。以下で保存方法を紹介します。

【冷凍方法】

人参 にんじん 乱切り 冷凍保存

かために茹でたり蒸したりしてから冷凍保存しましょう。茹でる際は水の状態から人参を鍋に入れておくのがポイントです。

人参 にんじん 乱切り 冷凍保存

茹でたり蒸し終わったあとは、粗熱をとりキッチンペーパーで表面の水分を拭きましょう。くっつきを防止するため、重ならないように冷凍用袋に入れて冷凍します。

【解凍方法】

人参 にんじん 乱切り 冷凍保存 解凍

スープや煮物に使う場合は、解凍せず冷凍したまま使います。

人参 にんじん 乱切り 冷凍保存 解凍

炒めものの場合は、冷凍のまま入れてしまうと一気に温度が下がり、水分が出てしまうので、常温解凍や電子レンジの解凍モードで解凍してから使うといいですよ。

【保存期間】

冷凍した人参は、約1ヶ月ほどもちます。

人参の乱切りを覚えよう

人参 にんじん 乱切り

人参の乱切りは食感や食べごたえのある切り方で、スープや煮物の具材でもあり、彩りを添えるための大きな役割も担っています。

見栄えをよりよくするためにも、正しい乱切りの切り方を覚えて、レシピの幅を広げてくださいね。