トイレ掃除といえば、便器周りにだけ目がいって他の場所の掃除を忘れがち。実はトイレの壁は、尿のしぶきやホコリがついてけっこう汚れているんですよ。
ここではトイレの壁の汚れの原因や、掃除する方法をご紹介します。壁の黄ばみなども落とせるとトイレ全体が明るく見えてきますよ。
もくじ
トイレの壁につく汚れの正体はこれだった!
トイレにはさまざまな汚れがついていますが、壁につく汚れの正体は、主に男性が立って用をたしたときの細かな尿のしぶきです。
しぶきは目に見えないほどの小さな粒ですが、そのまま放っておくと積み重なって壁にこびりつき、黄ばんだ汚れになるんです。
さらにそこから雑菌が繁殖し、トイレ特有のニオイの原因にも…。
毎回の掃除のメニューに入れてキレイを保つのがおすすめです。
基本は拭き掃除だけでキレイになります。ここでは3つの掃除方法をご紹介するので、おうちに合った方法で掃除してみてくださいね。
トイレの壁の掃除方法|簡単な方法を動画で紹介!
用意するもの- 必須
- 『トイレクイックル』などのお掃除シート
トイレの壁掃除に特別な道具は必要ありません。普段使っている『トイレクイックル』などの掃除用クリーナーがあれば大丈夫です。表面のデコボコで壁の汚れを絡め取ってくれますよ。
トイレの壁を掃除する手順も変わったことはありません。次の手順で掃除してあげましょう。
- 壁を上から拭き始める尿が飛び散るのは目線より下の場所なので、まずは汚れの軽い上の方から拭いていく。ここのメインの汚れはホコリ。
- 壁の下を拭く壁の下側、便座くらいの高さになると飛び散った尿の汚れがいっきに増えるので丁寧に。
- 壁と床の間を拭く最後に、壁と床の間にしぶきが溜まっていることがあるので隅まで拭き取る。
- 両側の壁を拭く便器をはさんで左右両側の壁を拭けば、トイレの壁掃除は完了。壁が終わったらその流れで床の掃除もしておくとトイレをスムーズにキレイにできます。
トイレの壁の掃除方法|臭いが気になるときは『クエン酸』!
掃除をさぼっていないのに「ちょっとにおうな…」というときは、壁や床についた尿が原因かもしれません。トイレの洗剤の代わりに自然由来の洗浄成分があるクエン酸を使って掃除しましょう。
用意するもの- 必須
- クエン酸
- スプレーボトル
- クエン酸水を作る「クエン酸小さじ1」と「水200ml」をスプレーボトルに入れてよく混ぜあわせる。
- スプレーを吹きかけて拭くあとは壁に吹きかけてトイレットペーパーで拭き取るだけ。
トイレにできる尿の汚れはアンモニアを含む「アルカリ性」の性質があります。一方でクエン酸はその名の通り「酸性」の性質があり、アルカリ性と混ざると互いを打ち消しあって分解する作用があるんです。
クエン酸には雑菌の繁殖を抑える作用もあるのでトイレに常備して、いつでも使えるようにしておくといいですよ。
トイレの壁の掃除方法|黄ばみには
- 必須
- 『トイレマジックリン』などのトイレ用洗剤
- 雑巾
- あると便利
- 歯ブラシかメラミンスポンジ
しばらく壁の掃除をしていないと、飛び散った尿が蓄積して黄ばみができることがあります。
洗剤をかける
『トイレマジックリン』や『かんたんマイペット』などの洗剤をまんべんなく吹きかけ、5分ほど放置。
雑巾で拭く
時間がたったら雑巾などで拭き取るだけ。歯ブラシやメラミンスポンジでこするとより効果が高まる。
それでも落ちなければ『ハイター』などの漂白剤と雑巾、手袋を用意し、「雑巾にハイターを含ませて拭く→キレイな布巾で水拭きする→乾拭きする」と進めましょう。
ただし、黄ばみは薄くなることはあっても、完璧に元通りの真っ白に戻すのは難しいです。日々尿ハネを蓄積させないように心がけることが大切ですよ。
トイレの壁の掃除|掃除の前にここに注意!
ここでは壁を掃除するときの注意点をご紹介します。①の『トイレクイックル』などを使った方法であれば特に問題はありませんが、②や③の方法で掃除するときは確認してみましょう。
注意①|壁の素材を確認する
壁の素材はおうちによってさまざま。尿が跳ねることを前提として、ほとんどの場合は水拭きできる壁紙になっていますが、まれに水気を吸い取る性質の壁があり、その場合は拭き掃除ができないので気をつけましょう。手に少量の水を取って壁につけて水をはじくかどうかで確認できますよ。
注意②|洗剤が混ざらないように使う
臭いや黄ばみが気になって「クエン酸」「漂白剤」を使うときには注意。酸性洗剤と塩素系漂白剤が混ざり合うと化学反応がおこり、
体に害のあるガスが発生します。必ず洗剤は単体で使うように意識しましょう。
トイレの壁の掃除|どれくらいの頻度ですればいいの?
トイレの壁の掃除は週に1回のペースでできるとキレイをキープできます。
『トイレクイックル』で拭くだけであれば5分とかからないので、それほど手間にはなりません。
できるだけこまめに掃除して、臭いや黄ばみを抑えられると大がかりな掃除の手間が省けますよ。
トイレの壁掃除は『原因から対処』が一番ラク!
ここまでトイレの壁の掃除方法を紹介してきましたが、トイレの壁が汚れる原因のほとんどは、「男性が立って用をたすこと」。
トイレをキレイに保って掃除を楽にするためには、できれば男性は座って用を足すようにしましょう。それが一番効率の良い対処方法です。
汚した部分は自分で掃除する、というルールを作るのもいいかもしれません。
立って用を足すことがなくなれば、壁にたまるのはホコリだけになります。壁や床のニオイや汚れを減らすためにも、原因から対処できるといいですね。
トイレの壁を掃除していつもキレイな空間に
トイレがそろそろ汚れてきたなあと感じたら、壁にもその汚れは広がっています。便器の掃除をしたついでに、周りの壁や床まで拭き取ることも大切ですよ。
汚れが目についたら用を足したついでに拭き取るだけで十分効果があります。普段のトイレ掃除で壁もキレイにして、大掛かりな掃除の回数を減らしていきましょう。