突然トイレがつまったら、パニックになってしまいますね。下手に触って水があふれたら…と思うと手も出せません。すぐに業者を頼る方法もありますが、原因次第では自分で対処できますよ!
今回は、トイレがつまる原因とつまったときの解消法をご紹介します。
トイレのつまりの原因は?
トイレがつまる原因は、大きく分けて次の2つのどちらか。
① 水に溶けないものを流した
② 水に溶けるものを大量に流した
トイレの水が流れなくなったときは、まずどちらか思い当たる原因がないか考えてみましょう。
水に溶けないものとしては、
● おむつ
● おしりふき
● タバコ
● 大量に流したトイレットペーパーなど
赤ちゃんがおむつにしたうんちを流すときにおしりふきも一緒に流してしまうなんてこと、ありますよね。これらは水に溶けない上、水分を吸って膨らむので注意が必要です。
水に溶けるものでも大量に流してしまうので、流せるトイレシートやトイレットペーパーなどもつまりの原因になります。
トイレのつまりを解消するための道具は?
- 必須
- 40〜50℃のお湯
- バケツや洗面器
- あると便利
- スッポン(ラバーカップ)
水に溶けないものを落としたわけでもないのにつまりが発生したときは、まずお湯を使った解消法を試してみてください。すぐにできるのでまずはお湯を沸かしましょう。
それでもダメなときにはラバーカップ(スッポン)を用意してください。
トイレのつまりの解消方法|お湯を使う
水に溶けるものがつまっているなら放っておいても徐々に溶けて自然と解消されるケースがほとんどですが、時間に余裕がないとそうもいってられません。
そんなときはお湯を使ったつまり解消法にチャレンジしましょう。次の2ステップですぐに試せますよ。
① 沸かしたお湯をトイレにそそぐ
お湯を沸かしたら、少し時間を置いて40〜50℃くらいまで冷ます。それをトイレに注ぐことで、つまりの原因をふやかすことができる。
100℃近いお湯を使うと便器を傷めてしまう恐れがあるので、少し冷ましてから使うことを忘れずに。
② 時間をおいてからバケツで水を流す
お湯を注いで1時間ほど待ち、つまりの原因がふやけたタイミングにバケツなどで水をザッと流し入れる。ふやけていれば、その勢いで水が流れる。
バケツなどを使わずにレバーを引いて大量の水を流すと、つまりが取れてなかったときにあふれ出すことがあるので注意。
トイレのつまりの解消方法|スッポン(ラバーカップ)を使う
お湯を注ぎ入れても流れが改善されないときは、昔からおなじみのスッポン(ラバーカップ)を使いましょう。これなら水に溶けるものがつまったときも、水に溶けないものがつまったときも解消できることがあります。
ビニール袋に柄を通す
引っ張る際に水が飛び跳ねてくるので、ビニール袋に穴を開け、柄だけを通す。
トイレの奥へゆっくり押しこむ
ビニール袋で便器全体をおおいながら押しこむ。適度な水量が必要なので、水が少ない場合はスッポンがひたるくらい水を入れる。
力を入れて引き出す
力を入れて一気に引き出すのがポイント。何度か繰り返す。
最後に解消されたかどうかを確認するときは、バケツを使って少しずつ水を流し入れ、スムーズに流れるかどうかでわかります。
スッポンは洋式トイレ用に先がすぼんだドーム型のタイプが販売されているので、半円型の和式用と間違えないようにしてくださいね。
トイレのつまりを解消する便利グッズ2選
トイレのつまりは次のような商品で解消できるかもしれません。業者に頼まずになんとかしたい…という人は、ぜひ試してみてください。
『真空パイプクリーナー 洋式トイレ用』(三栄水栓)
真空式で強力な吸引力でつまったものを取り除くラバーカップです。大きさがちがう2種類のキャップがついているので、トイレのほかに洗面台やキッチンの排水口のつまりにも使えます。
『パイプクリーナー』(三栄水栓)
異物を流してしまったときなど、物理的にかき出したいときは、パイプ用のブラシを使う方法もあります。パイプ内を傷つける可能性もあるので慎重に試してみてくださいね。
トイレのつまりを予防するには?
トイレの排水管は狭く、入り組んでいるので、よくつまります。「これくらいなら大丈夫」と考えて、大量のトイレットペーパーなどを流さないようにしてください。
また、水に溶けるお掃除シートなども、トイレットペーパーに比べると溶けにくいので、一気に流そうとせず、何回かにわけて流しましょう。
どうしてもトイレのつまりが直らないときはプロの手を借りる!
トイレをこまめに掃除していても、突然つまることはあります。原因がよくわからないときや、お湯やスッポンを使っても解消できないときは、専門の業者に頼んでください。
自分で直そうとして頑張りすぎると配管を傷つけて、トイレ自体がだめになってしまう可能性もあります。お金はかかりますが、プロに頼んだほうがスムーズに解消できますし、大きなトラブルにも対処してもらえます。
まずは自分でできることから試し、うまくいかないときは早めに見切りをつける姿勢も大切ですよ。