トイレはおうちのなかでも特に汚れやすく、こまめな掃除が必要な場所。ちょっと放置していると、水の周りに黒い輪っか状のシミ「輪ジミ」が出てきてしまいます。
今回は、そんなトイレの輪ジミの落とし方と、予防する方法についてご紹介します。
もくじ
トイレの輪ジミができる原因は?
トイレ掃除をちょっとサボっていて、便器の水面近くに円状の輪ジミができた経験がある人は多いのではないでしょうか。
これは別名「サボったリング」とも呼ばれ、便器に残った汚れをエサに雑菌やカビが繁殖してできる汚れです。
トイレの水面の近くは汚れていて湿度が高いので、雑菌にとっては居心地のいい環境。ちょっと掃除をしなかっただけで目に見えるほどに繁殖してしまうんです。
ただ、見た目にはよくありませんが、よく見られる汚れなので、掃除自体はむずかしくありませんよ。
トイレの輪ジミの取り方は?
- 必須
- 『トイレハイター』などの塩素系漂白剤
- トイレブラシ
トイレにできた雑菌やカビの汚れは、トイレ用洗剤をつけたブラシでこすり落とすこともできますが、一番簡単なのは『トイレハイター』などの塩素系漂白剤を使う方法です。
塩素は除菌効果が高いので、よっぽど特殊でないかぎり、これだけで菌をあっという間に退治できます。
お風呂用の『カビキラー』や『カビハイター』などでも代用できるので、手元にトイレハイターがないときは試してみてください。
トイレの輪ジミをハイターで落とす方法
トイレハイターの使い方はとてもシンプル。
汚れにふりかけて2〜3分放置して、そのまま水を流すだけです。
輪ジミができている場合、フチ裏などにも汚れがついている可能性が高いので、フチ裏からたっぷりかけてあげましょう。トイレハイターはサラッとした液体なので、フチ裏にかけると便器全体に広がってくれます。
水を流したあとに汚れが残っていたらブラシでこすって落としてください。
トイレをキレイにしても輪ジミがすぐに出るときは?
輪ジミに関する悩みのなかには「掃除してもすぐに出てきてしまってキリがない」というものも多くあります。
このように便器をキレイにしてもすぐに輪ジミが現れるのは、もしかすると「タンクのなか」に原因があるかもしれません。便器の水の周りが汚れやすいということは、その水の出どころであるタンクが汚れているというわけです。
直近でいつ掃除したか覚えがないなら、タンクのなかはヌルヌル汚れやカビがいっぱいに広がっているかもしれません。
一度タンクのなかをチェックして、汚れていたら『トイレマジックリン』などの中性洗剤と歯ブラシでこすり落としましょう。これだけで輪ジミができる頻度は少なくなりますよ。
トイレの輪ジミは予防できる?
輪ジミの原因となるタンクの汚れまで落としたら、あとは日々の予防までできれば完璧です。
毎回掃除するのは手間ですが、水を流すたびに洗剤がしみ出して汚れを防止してくれる便利グッズを使うと、予防も簡単にできます。
『トイレスタンプクリーナー 漂白プラス』(ジョンソン)
便器のなかにスタンプしてつけるジェルタイプの洗浄剤です。
漂白成分が加えられているので、輪ジミを寄せ付けずずっときれいな状態を保ってくれますよ。
また、爽やかな香りがトイレいっぱいに広がります。芳香剤がなくても清潔なトイレを実現できます。
『バイオ トイレのキバミ・臭いに』(コジット)
トイレのタンクに設置して、水を常にキレイな状態に保ってくれるアイテムです。
微生物の力でキレイにするので、化学的に合成されたような色・香りがつかないのがうれしいポイント。他の芳香剤を使いたいおうちにもおすすめです。
トイレの輪ジミには「重曹」が効く?
肌や子供のことを考えると、強い洗剤はできるだけ避けたい!という人もいると思います。
輪ジミの掃除は、自然由来の掃除アイテム「重曹」を使ってもできます。料理の「ふくらし粉」にも使われる成分なので、安心して活用できますよ。
粉のままふりかけてブラシなどでこするだけ。粉の重曹がクレンザーとして働き、こびりついた汚れを削り落としてくれます。
また、重曹は静菌作用も持ち合わせているので、トイレの使用後にふりかけておけば雑菌の繁殖を抑えられます。自然由来のエコ洗剤でキレイを保てそうですね。
トイレの輪ジミをスッキリ落とし、清潔に保とう
毎日みんなが使うトイレはできるだけキレイに使いたいですよね。
輪ジミは雑菌が繁殖してきた証拠ですが、決して取れない汚れではありません。
すぐに落とせば問題ないので、見つけたらすぐに取るよう心がけてください。便利なアイテムなどを駆使して、輪ジミ知らずの清潔なトイレを保ってくださいね。