トイレの床を掃除していますか?一見キレイに見えるかもしれませんが、尿のしぶきやホコリがついて意外と汚れているんですよ。
今回は、忘れがちなトイレの床を掃除して、キレイに保つ方法をご紹介します。
もくじ
トイレの床の掃除で取りたい「汚れ」とは?
トイレの床は、用を足したときに尿のしぶきが飛び散って汚れています。特に男性が立って用を足していると、1日で約2000滴以上のしぶきが飛ぶともいわれるほど。
床に落ちているホコリには雑菌が含まれ、それが尿のしぶきをエサに繁殖します。放置すると雑菌がアンモニアを出し、トイレ特有の嫌な臭いを発生させます。ただ、髪の毛、ホコリ、尿のしぶきなど、トイレの床の汚れはどれも拭けば取れるものばかり。
次から「基本の掃除」と「汚れ別の掃除」を順番に紹介するので、ぜひ試してみてくださいね。
トイレの床掃除|必要な道具は?
- 必須
- 『トイレクイックル』などのお掃除シート
トイレの床は拭き掃除がメイン。尿のしぶきが乾くと、乾拭き・水拭きするだけでは落ちないので、クイックルワイパーや、便座掃除にも使える『トイレクイックル』などのお掃除シートがあると便利です。
1. トイレの壁を上から下へ拭く
床掃除の前に壁も拭くと全体がキレイに。汚れを落として床の拭き掃除でかき集めれば効率的です。トイレの壁は目線より上はホコリ汚れなので、軽くサッと拭いて床に落とし、目線より下は拭き漏れがないよう少し丁寧に拭きましょう。
2. 床と壁や便器の境目を丁寧に拭く
壁の下までふいたら、床との境目をしっかりと拭きます。角に尿のしぶきがたまっていることもあるので、注意してください。
また、便器と床の境目を掃除することも忘れずに。
3. トイレの床を拭く
トイレマットを敷いていた場所は、汚れは少ないですが、床一面をくまなく拭きましょう。床と便器の境目は汚いので、最後に便器に沿ってグルッと汚れを拭き取ってください。一通り拭き終わるまで3分程度です。
床に置いている掃除道具や小物なども、トイレの外に出しておくと掃除しやすくなりますよ。
日々の床掃除は『トイレクイックル』を使った拭き掃除で十分ですが、それだけでは取れない汚れもでてきます。
次に、汚れの種類別におすすめの拭き掃除の方法をご紹介します。
トイレの床掃除|シートで落とせないガンコな汚れ
- 必須
- 『トイレマジックリン』などのトイレ掃除用洗剤
- あると便利
- 『かんたんマイペット』などの住居用洗剤
- 歯ブラシ
トイレの床を拭き掃除していくなかで、ガンコにこびりついてなかなか落ちにくい汚れに出くわすこともありますね。特に、便器と床の境目などはとても汚れています。次の方法で落としましょう。
汚れがひどい場所に洗剤をかける
汚れがついている場所に『トイレマジックリン』などのトイレ掃除用洗剤か、床掃除に使える『かんたんマイペット』などの洗剤をかける。
放置する
5分ほど放置し、洗剤が汚れに浸透するのを待つ。
拭き取る
トイレットペーパーで拭き取ったあとに『トイレクイックル』でゴシゴシこする。
タイルなどの目地につまっている場合は、歯ブラシでこすり出すといいですよ。これでピカピカに仕上がります。また、シートを使っても便器と床の境目の汚れが取れないときは、歯ブラシを使って掃除しましょう。
トイレの床掃除|尿による臭い汚れ
- 必須
- クエン酸
- スプレーボトル
- 歯ブラシ
トイレ特有のイヤな臭いがするときは、「尿のしぶき」が原因です。雑菌が繁殖して、アンモニア臭がしている状態です。
この尿が乾いた汚れには「アルカリ性」の性質があるため、クエン酸などの「酸性」成分を活かして掃除しましょう。
クエン酸スプレーを作る
水200mlにクエン酸小さじ1杯を溶かした「クエン酸水」を作ります。スプレーボトルに入れる。
汚れにかけて拭き掃除する
クエン酸水を床や壁に吹きかけてトイレットペーパーで拭き取る。
こうすれば尿の汚れに含まれるアルカリがクエン酸の酸で中和され、臭いのもとから取り除くことができます。
トイレの床掃除|床についた黄ばみや黒ずみ
- 必須
- 『激落ちくん』などのメラミンスポンジ
床に黄ばみや黒ずみがこびりついてなかなか取れない場合は、洗剤は使わずに「メラミンスポンジ」を使います。
スポンジを水で湿らせる
使いやすい大きさにカットしたメラミンスポンジを軽く水で湿らせる。
汚れをこする
黄ばみや黒ずみをゴシゴシこする。
汚れを拭き取る
最後に残った水分をトイレットペーパーなどで拭き取れば完了。
傷がつかない床材かどうか確認してから掃除に取り掛かってくださいね。
トイレの床掃除をもっと簡単にする方法は?
掃除の仕方がわかっても、「かがんで掃除するのはおっくうだなぁ…」と思うかもしれません。トイレの床掃除をもっとラクにすませときは、道具を工夫するのも手ですよ。
方法1. 掃除機を使って掃除する
尿のしぶきまでは取れませんが、ホコリや髪の毛を取るだけなら掃除機で十分。ほかの部屋を掃除した流れで、トイレもキレイにしましょう。ヘッド部分が汚くなりそう…と心配なら、掃除後に除菌シートで拭いたりする工夫が必要です。
方法2. 『クイックルワイパー』で掃除する
『クイックルワイパー』のように柄の長いアイテムで掃除をすると、かがまずラクに掃除できます。ウェットタイプのシートで床掃除をすれば、水拭きと同じ効果が得られ、掃除が終わったらシートを捨てるだけ。ゴミをほかの部屋に持ち込むこともありません。
トイレの床掃除の手間を省くには?
ここでは、できるだけ床掃除の手間を省くアイデアをご紹介します。面倒な掃除を減らせるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
家族に協力を仰ぐ
トイレの床を汚す一番の原因は「男性が立って用を足すこと」です。
床の汚れを最小限にするためにも、子供を含めた男性に、座って用を足してもらいましょう。トイレを快適に使うためには家族みんなで協力しあうことが大切です。立って用を足したあとは自分で拭き掃除してもらうのもいいですね。
トイレマットを敷かない
トイレマットを敷かないのも、一つの方法です。トイレマットを敷いておくと汚れを防いでくれているという甘えが出やすい上に、拭き掃除をするときにマットが邪魔で面倒に感じることも。
トイレマットがなければ気がついたときにすぐ床を拭き掃除できます。汚れたトイレマットを洗濯機で洗うのに抵抗がある人なら、敷かないほうが精神的にも楽になりますよ。
トイレの床掃除の頻度は?
トイレの床は、ちゃんとした掃除は月に1回くらいのペースで十分キレイを保てます。
ただ、『トイレクイックル』などのシートを使って拭くのはそれほど手間ではないので、尿ハネが目につくなら都度拭き掃除をした方が臭いの予防につながります。
毎回の掃除にシートを使った拭き掃除、月に1度は洗剤や道具を使った丁寧な掃除ができればキレイな状態をキープできますよ。
トイレの床はこまめな掃除が◎
便器の汚れが目立ってきたら、床も汚れていると考えましょう。便器だけではなく、周りもしっかりと拭き取ることが大切です。
目につく汚れは用を足しているときにちょこちょこと拭きとるだけでも十分。一度汚れると掃除は大変になるので、普段のひと工夫で掃除の回数を減らしてラクしましょう。