子供から目を離したら、壁紙に目一杯落書きされてしまった…。お絵かき遊びを覚えたばかりの子供がいるおうちではよくある光景ですが、仕方のないこととはいえ、キレイに消したいものですよね。
そこで今回は壁紙の落書きを消す方法について、インクの素材別に落とし方をご紹介します。
もくじ
壁紙の落書きは消せるものなの?
壁紙に落書きされた場合、そもそも消すことができるのか疑問に思いますよね。まず、消せるかどうかを見極めるには、壁紙の素材を確認しましょう。
一般的な壁紙はビニール製のものが多く、ちょっとした落書きなら落とせる可能性があります。ただ、壁紙の素材が紙のように濡らしてはいけないものだと落とすのがむずかしくなります。
それでは、一般的なビニール製の壁紙に落書きされた場合にはどんな方法で消せばいいのでしょうか?
壁紙の落書きを消す準備|必要な道具は?
- 必須
- 除光液(クレンジングオイル、消毒用エタノールでも可)
- 雑巾
- あると便利
- ティッシュ
壁の落書きはほとんどが「油性の汚れ」か「水性の汚れ」のどちらかに属します。油は油と混ぜないと落とせないので、除光液やクレンジングオイルなどがあると便利。
あとは拭き掃除用の雑巾があれば準備完了です。すぐに捨てられるようティッシュやコットンを使ってもいいですよ。
落書きの汚れと向き合うときに、大切なのがどんな素材のペンで落書きをされたかということ。
ビニール製の壁紙でも、ペンの素材によって落とし方やどれくらいきれいになるのかも違ってきます。ここではペンの素材別で落書きの消し方をご説明します。
壁紙の落書きの消し方|クレヨンの場合
クレヨンは油を含んだ「ろう」でつくられたペンです。油は水を弾く性質があるので、水拭きだけでは落とせません。
そこで油を溶かしてやわらかくしてくれる除光液を使いましょう。除光液を含ませた雑巾で押さえるようにして拭いてください。
左右に拭き取ろうとするとクレヨンのあとが広がることがあるので注意してくださいね。
壁紙の落書きの消し方|油性ペンの場合
クレヨンと同じく油の性質をもつ油性ペンは落ちにくい落書きのひとつ。こちらも除光液を使ってやわらかくして落としましょう。
除光液以外にもクレンジングオイルや消毒用エタノールなども使えます。除光液などを含ませた雑巾で押さえてつまみあげるようにして拭きます。
壁紙の落書きの消し方|色鉛筆の場合
通常の鉛筆なら消しゴムでこすれば落ちますが、色鉛筆にも油の性質があるので除光液を使ってください。
これも広げてしまわないように、押さえるようにして拭きましょう。
壁紙の落書きの消し方|絵の具の場合
水性の絵の具は濡らした雑巾で拭けばキレイに落ちます。色が広がらないように注意して拭き取ってください。
ただ、アクリル性の絵の具だと、乾燥するとほとんど落ちなくなってしまうので、落書きに気づいたらすぐに対処しましょう。
壁紙の落書きの消し方|水性ペンの場合
水性ペンは絵の具と同じで、乾く前なら水拭きで消せます。乾いてしまったらこすってもなかなか落とせないので注意しましょう。
壁紙の落書きを消すのにおすすめのクリーナー3選
いつのまにか落書きされていた…というケースが多く、乾く前に対処するというのはなかなかむずかしいかもしれません。
落書きされてから時間が経ち落ちにくくなったものは、専用の落書き落としや隠すアイテムを使うことをおすすめします。
『らくがきおとし』(セメダイン)
セメダインから販売されている落書き落としです。ペンタイプで使いやすく、こまごました場所でも簡単にキレイにできます。
『クロスタッチ 落書きかくし』(建築の友)
壁紙クロスの落書きを落とさずに、隠すというアイデアのキット。種類がいくつかあるので、壁紙の色にあったものを選んでくださいね。
『LOCTITE らくがき消し』(ヘンケルジャパン)
油性と水性のどちらのタイプの落書きも落とせるスプレータイプのらくがき消しです。壁紙への使用は推奨されてはいませんが、最終手段として
使うのもいいかもしれません。下地を傷める可能性があるので、できるだけ時間は短めにしましょう。
壁紙の汚れをキレイに落とせばリビングももっと明るくなる
子供はどうしてもいたずらをしてしまうもの。落書きされたらイライラしてしまいがちですが、消し方を知っているだけで少しは心穏やかに対処できますよね。
落書きをされたら、壁紙掃除のよいきっかけができたとポジティブにとらえる姿勢も大切です。子供と一緒に壁掃除をしてみるのもいい勉強になりますよ。