子供から目を離したスキに、壁や床にクレヨンで落書きされてしまった…という経験は子育て中に誰しも経験するもの。クレヨンの汚れは落ちにくそうで、どう落とせばいいのかわかりませんよね。

そこで今回は、クレヨンの汚れの落とし方についてくわしくご説明します。

クレヨンの落書き汚れを落とすのに必要な道具は?

掃除に使う牛乳

用意するもの
必須
牛乳
雑巾(いらない布)
あると便利
歯ブラシ

クレヨンの原料である「ろう」は油でできているので、水をよく弾く性質があり、ただ水拭きするだけでは落ちません。それどころか、汚れを広げてしまう恐れもあります。

そこで使うのが「牛乳」。本当に落ちるの?と疑問に思うかもしれませんが、クレヨンのメーカー「ぺんてる」が紹介している方法です (※1)。壁や床にクレヨンがついたときは、慌てずに対処しましょう。

壁やフローリングに描かれたクレヨンの汚れの落とし方は?

クレヨン

クレヨンを落とすときは、その素材に気をつけてください。コーティングされた木材、ビニール、ガラス、金属、プラスチックなどであれば、すべて同じ方法で落とせます。

牛乳を雑巾に含ませる

雑巾の一部に牛乳をつける。つけすぎないように、部分的に染み込ませるのがポイント。

クレヨンの汚れを拭く

牛乳をつけた雑巾で汚れた部分だけを拭く。汚れを広げないように小刻みに動かす。凸凹している場所には歯ブラシを使うとよい。

水拭きと乾拭きをする

牛乳が残るとニオイの原因になるので、仕上げに水拭きと空拭きをしっかりすれば完了。

ただし、紙を使った壁紙やコーティングされていない白木の家具などは、牛乳が染み込んでしまうので使えません。この場合は、歯ブラシでかき出すなどで対処します。

服についたクレヨンの落とし方は?

子供服 汚れ 染み抜き ジュース

クレヨンは子供の服につくこともあります。この場合は牛乳を使っても落ちないので、別の方法をおすすめします。服についたクレヨンは完全には落ちませんが、できるだけ早く対処することで落ちやすくなりますよ。

まず、衣類用の洗剤を適量溶かしたお湯に15分ほどつけておきます。お湯は、手で触ると少し熱く感じるくらいが目安です。その後、汚れた場所をつまんでもみ洗いしたら、水を捨てて衣類用漂白剤を溶かしたお湯に再度つけおきしてください。

最後に水ですすげば完了です。これである程度クレヨンの跡を薄くすることができます

水性クレヨンなら落とし方も簡単

普通のクレヨンはろうからできているので、ついてしまうと落とすのが大変ですが、落書きをさせないようにするのも一苦労ですね。

そこでおすすめなのが、クレヨン自体を変えてみる方法です。最近では、壁や床などに落書きされても水だけで落とせるクレヨンが販売されているので、これにすれば落書きも怖くありませんよ。

ただ、素材によっては水で落ちないこともあるので、説明書などはよく読んでおいてくださいね。

クレヨン汚れの落とし方を覚えておくとイライラも少なくなる

クレヨン

小さな子供のいるおうちでは目をほんのすこし離しただけで、大変なことになってしまうというのはよくあるもの。すべてにイライラしていては気持ちも落ち着きません。

だからこそ、汚れてもきちんと落とせることがわかっていれば、子供のいたずらに振り回されず穏やかに構えられますね。

子供にのびのび遊んでもらえるように、いざというときの対処法を覚えておきましょう。

※1 参考文献:ぺんてる株式会社「汚れのおとし方」