寝転がってくつろいだり、子供が飛び跳ねたりと、いろいろな使われ方をするソファ。でも、毎日使っていると汚れがたまって、カビのような汚れや臭いが出てきてしまうことも…。
そこで今回は、ソファにできてしまったカビを消毒し、染み抜きする方法をご紹介します。
ソファにカビがつくことってあるの?
布や革でできたソファは、汚れたまま放置しているとカビが発生することがあります。汗を吸い込んで湿気が高くなり、皮脂やフケなどをエサにしてカビ菌が繁殖するからです。
カビを放置していると黒いシミになって落とすのが大変になるので、見つけたら早めに除菌することが大切ですよ。
次から簡単にできる除菌方法をご紹介するので、ぜひ試してみてください。
ソファのカビを除菌するには?
- 必須
- 『パストリーゼ』などのアルコール除菌スプレー
- ティッシュ
- あると便利
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
- タオル
- アイロン
- 革ソファ用のクリーム
カビは、アルコールを使うと簡単に除菌できます。
アルコールは蒸発が早く、素材にダメージを与えにくいので、デリケートなソファにも活用できます。おうちのいろいろな場所の掃除に使えるので、1本用意しておくと重宝しますよ。
ソファのカビの取り方は「素材」でちがう!
革や布などソファにもさまざまな種類がありますが、基本の流れは「アルコールで拭きとる」だけととてもシンプル。
材質によって掃除のときにコツがあるので、革製ソファと布製ソファでわけて方法をご紹介します。
本革・合皮のソファのカビの取り方
革のソファは中綿までカビが入り込んでしまうことはほとんどありません。表面のカビが取れれば十分キレイにできますよ。
ティッシュにアルコールを含ませる
スプレーを直接吹き付けるとカビが舞い上がって広がるので注意。
目立たない場所でテストする
目立たない場所をこすって革にシワができたり、変色したりといったトラブルが起きないかチェックする。
カビを拭き掃除する
周辺から中心に向かうように拭く。ティッシュはこまめに取り替えるのがコツ。
広めに拭く
カビがあった場所の周囲も念のためアルコールで拭き取る。
よく乾かす
アルコールや湿気を飛ばすためによく乾かしたら完了。
最後は換気して風を当てるなどしてよく乾かしましょう。アルコールで拭き掃除すると革の油分も取ってしまう場合があるので、仕上げにクリームを塗ると完璧です。
布製のソファのカビ退治
布製のソファは『ワイドハイター』などの洗濯用の漂白剤を使えば、黒くなったシミまで薄くできます。
ウールなどデリケートな繊維が使われていないことを確認したら次の方法を試してみましょう。
アルコールで拭き掃除する
革ソファと同じように、アルコールを含ませたティッシュで押し付けるようにカビを拭く。
漂白剤が使えるかテストする
カビのシミが取れないときはタオルに漂白剤を含ませ、目立たない場所を拭いてみる。変色が起こらないかチェック。
漂白剤で叩くように拭く
生地に影響がないようなら漂白剤を使ってカビのシミを拭く。軽く叩くようにするのがコツ。
水拭きする
漂白剤を残さないようによく絞ったタオルなどで水拭きする。
乾拭き
乾拭きして、しっかり乾燥させたら完了。
綿でできたソファなど、熱にも強い素材であればあて布してアイロンをかけるのもカビ退治には有効です。カビは60℃ほどで死滅するので低温でも十分。これで奥に潜んだカビまで除菌できますよ。
ソファのカビを取るときの注意点は?
ソファはかなりデリケートな家具です。失敗を防ぐためにも、カビ退治のときは次のポイントを必ず押さえて慎重に進めてくださいね。
素材をチェックする
アルコールは素材を傷めにくいとはいっても、傷つくこともあります。はじめて使うときは必ず目立たない場所で一度確認しましょう。できればつけてから1時間ほどおき、時間がたっても傷みがないかを確認すると安心です。
漂白剤やアイロンを使うときはもっと慎重に「できるだけ短時間・少量」ですませましょう。
拭き残さない
アルコールは放っておいても蒸発するので問題なく使えますが、漂白剤などの洗剤を使うときは拭き残しに注意が必要です。水拭きを念入りに何度か行い、しっかり取り除いておきましょう。
繰り返し拭く
カビは一度繁殖するとどんどん広がる性質があります。シミとして目に見えるくらいにまで広がってしまったときは、ソファのあちこちにカビが広がっている可能性もあります。
一度の掃除では取り切れないと考え、再発を防ぐためにもアルコール消毒を数日にわけて繰り返すとうまくいきますよ。
ソファにカビがつくを予防するには?
ソファのカビを取り除いても、以前と同じように使っているとまたカビが出てくるかもしれません。次の方法で予防を心がけてください。
風通しのいい場所に置く
カビは湿度の高い場所を好んで広がります。汗などが染み込んで意外と湿っぽくなるので、窓の近くなど風通しのいい場所に置きましょう。
晴れた日は風を当ててたまった湿気を発散させるとカビ予防に効果がありますよ。
汚れをそのままにしない
カビは汗や皮脂、ホコリなどをエサに繁殖しています。ソファの汚れがエサになるので、見つけ次第すぐに取り除くようにしましょう。
汚れができてすぐならガンコにこびりつくこともなく簡単にとれますよ。
カビを除菌してソファを安心して使おう
ソファにカビを見つけてしまったら、そのまま使うのは不安になりますよね。カビはアルコール消毒で退治し、再発させないようにしっかり対策をとっておきましょう。
うまくカビの予防ができれば、安心して座ったり寝転がったりできますよ。子供が遊ぶのも安心してみていられますね。