「カーペットの掃除に重曹が便利」と耳にしたことはありませんか?重曹を使えば、汚れを落としながら臭いも落とせるのがポイントです。
ここでは重曹を活用してカーペットや絨毯をキレイにする方法をご紹介します。
もくじ
カーペットや絨毯は重曹で掃除できるの?
カーペットや絨毯は掃除機や『コロコロ』などのクリーナーで掃除している人が多いと思います。
ふだんの掃除であればそれで十分。ただ、汗や皮脂で臭いが気になってきたり、シミがついたときは重曹を組み合わせるともっと効果的にキレイにできます。
重曹は、油汚れを落とすのが得意なので以下の染み抜きなどに効果的です。

「油溶性の汚れ」がついたら重曹が効果的です。臭いを取りながら、シミまで落とせますよ。
カーペットや絨毯の臭いは重曹で取れる?
他にも重曹は消臭効果も持ち合わせています。特に、下記のような臭いに効果的。

掃除の仕方を覚えておけば、洗濯することなくキレイな状態をキープできますよ。
カーペットや絨毯を重曹で掃除|臭い取りの手順
- 必須
- 掃除機
- 雑巾
臭い取りに使う場合の基本の流れは、汚れに重曹をふりかけて、数時間おいてから掃除機で吸い取る。たったこれだけです。
汚れによってはコツが変わってくるので、少し具体的にご紹介します。
汗が乾いた臭い

重曹は空気にふれる部分が広いほど消臭効果が高まるので、「薄くまんべんなく」を意識して全体にふりかけるのがポイントです。
重曹をまいて2〜3時間おいたら掃除機で吸い取りましょう。放置する時間が長いほど効果が高まるので、寝る前にササッとふりかけ、翌朝吸い取るのがおすすめです。
ペットの粗相や嘔吐物による臭い

雑巾で表面の汚れを取り除いたら、こんもりと汚れを覆うように重曹をかけ、水分を吸わせます。重曹が乾いたら、取れる部分は袋などを使ってすくい取り、残ったところを掃除機がつまらないように注意しながらゆっくり吸い取ります。
できるだけ早く対処するのが鍵なので、時間をあけずに対応してくださいね。
カーペットや絨毯を重曹で掃除|汚れ落としの手順

- 必須
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
- 雑巾
- あると便利
- ゴム手袋
シミ汚れがついたら次の手順で重曹を使って染み抜きしましょう。
雑巾をレンジで温める
濡らしてしぼった雑巾を電子レンジで温める。ゴム手袋越しでも熱さが伝わる程度が目安。
『ワイドハイター』と重曹を混ぜる
雑巾を温めているあいだに、液体タイプの『ワイドハイター』20mlに重曹大さじ1(15g)を混ぜて洗浄液(ペースト)をつくる。
洗浄液を汚れにかける
洗浄液を汚れにかけて少し放置し、その後上から熱い雑巾でたたく。
水を少量かけて雑巾で拭く
最後に水を少量かけて乾いた雑巾で叩く。汚れが落ちていなければ③から繰り返す。
仕上げに水拭きする
汚れが落ちたあと、水拭きで洗剤を拭き取って完了。
白色のカーペットなどであれば問題ありませんが、色柄物だと『ワイドハイター』の影響で色落ちする可能性があります。あらかじめ隅の目立たないところで試してから本格的に使いましょう。
カーペットや絨毯には重曹を、ラグマットの掃除は丸洗いがおすすめ

カーペットや絨毯の臭い・シミ汚れに重曹が使えるということは、もちろんラグマットにも使えます。
ただし、ラグマットの場合はサイズが小さいので洗濯機で確実に汚れを落とすのがおすすめです。
カーペットや絨毯のように、なかなか洗って汚れを落とせないアイテムの手入れに重曹を活用してくださいね。
カーペットや絨毯は「重曹スプレー」で臭い予防できる!

臭いが出たときだけではなく、毎日の掃除にも重曹を活用できます。
こまめな掃除に使うには、重曹を水に溶かしてスプレーボトルに詰めた「重曹スプレー」が便利。分量は大雑把でもいいですが、水100mlに重曹小さじ1杯を目安にしましょう。
このスプレーをカーペットに吹き付けると臭いの原因となる汚れを分解し、臭いが出にくくなります。
消臭スプレー代わりに使えるので、テレビを見ながらでもカーペットの掃除ができますよ。
カーペットや絨毯を重曹掃除でキレイにしよう

カーペットの上をくつろげる空間に保つために、臭いや汚れはすぐに取り除きたいですよね。
洗濯しにくくてつい汚れがそのままになりがちなカーペットですが、重曹を使うだけで簡単に臭いやシミ汚れを抑えられますよ。