キレイに洗ったはずなのに、魚焼きグリルの生臭いにおいが消えなくて困っていませんか?久しぶりに焼き魚にしようと思って、扉を開けたらムワッとするにおいがしては、やる気もなくなってしまいますね。
そこで今回は、魚焼きグリルのにおいを取る方法をコジカジ編集部がお届けします。おうちにあるものでスッキリ臭いがとれますよ。
もくじ
魚焼きグリルが臭いのはなぜ?
魚焼きグリルから匂いがすると、「使ったあとにキレイに洗っているのに、どうして臭い匂いが消えないんだろう…?」と疑問に思いますよね。
原因はシンプルで、においが取れていないということは、グリルの汚れが取り切れていないから。
焼いている途中でハネた脂や魚の身がグリルのこまかな隙間に入り込んでいたり、内側の壁にこびりついていたり、汚れは思っているよりも広がっていると覚えておいてください。
魚焼きグリルの匂い消しの方法は?
普段掃除していても匂いが取れないときは、まず簡単にできる消臭方法を試してみることをおすすめします。
方法としては、「茶葉やコーヒーの出し殻」を使うか、「重曹」を使うかの2通りがあり、どちらも簡単なのですぐにできるほうから試してみてくださいね。
茶葉やコーヒーの出し殻を使う
茶葉やコーヒーの出し殻には臭いを吸い取る脱臭効果があります。もともと捨てるものでコストがかからないうえ、体に害がありません。
使い方は簡単で、水気をよく切った茶葉やコーヒーをグリルの受け皿に薄く敷き、数分加熱して水分を飛ばすだけ。冷めたら取り出して捨てれば完了です。
重曹を使う
重曹にも油汚れなどの匂いを分解して打ち消す力があります。料理のふくらし粉としても使われる成分なので、こちらも体に害がありません。
茶葉やコーヒーの出し殻と同じように、グリルにふりかけてしばらく放置するだけ。空気にふれるほど効果を発揮するので、薄くまんべんなくかけるのがコツです。
魚焼きグリルの匂いが消臭だけでは対処できないなら?
茶葉や重曹を使ってもにおいが取れないときは、次の掃除のときに念入りにきれいに仕上げてみてください。グリルの「扉の隙間」か「庫内の壁」などについた汚れを掃除し忘れているケースもよくあるので、次の手順でしっかりと掃除してみましょう。
扉の隙間の掃除
用意するのは、「重曹」「食器用洗剤」「スポンジ」。シンクに運び、水洗いしていきます。
多くのグリルは、ツメを外すだけで受け皿と扉カバーが分解できるようになっています。そのツメの周りもこの機会にしっかり汚れを落としてあげましょう。
グリルを分解する
受け皿、網、扉カバーの3つに分解し、汚れ具合を確認する。
重曹をかけてこする
濡れたスポンジで丁寧にこする。重曹の粒で汚れをかき出すように。
食器用洗剤で油分を落とす
仕上げに洗剤をつけたスポンジでこすり洗いすれば完了。
こまかな場所には爪楊枝や歯ブラシなどを使うと便利です。また、シンクの排水口に栓をして、お湯でつけ置きしてからこすると、より汚れ落ちがよくなります。
庫内の壁の掃除
庫内にははねた魚の脂がたくさんこびりついています。「重曹」と「キレイな布巾2枚」を用意して次の方法で掃除していきましょう。
重曹水をつくる
重曹小さじ1杯をお湯100mlに溶かす。お湯を使うことで洗浄力が高まる。
布巾に含ませて汚れを覆う
重曹水を布巾に含ませて庫内に貼り付け、5分ほど放置して汚れをふやかす。
拭き掃除する
貼り付けた布巾でそのまま汚れをぬぐうように拭く。
乾拭きで仕上げる
重曹や水分が残らないようにもう1枚の布巾で乾拭きすれば完了。
庫内は入り組んでいて掃除が大変ですが、神経質にならなくても大丈夫です。大まかに汚れを落としましょう。
魚焼きグリルに匂いが残るのを防止する方法は?
ふだんグリルを使うときから、匂いが残らないように工夫できると掃除の手間が減ってうれしいですよね。
匂いがつくのを防ぐには、魚を焼く前に「受け皿の水に大さじ2〜3杯の重曹を混ぜる」のが効果的です。
重曹は油汚れを分解する力も備えているので、調理中にしたたる魚の脂を分解し、匂いや汚れがこびりつくのを防いでくれますよ。
魚焼きグリルの匂いが取れれば料理をもっと楽しめる
魚臭いグリルのままだと、どうしても料理する気がおきませんよね。
茶葉やコーヒーの出し殻を使った消臭と、定期的なこまかい掃除を組み合わせて、できるだけキレイな状態をキープしましょう。
臭いがスッキリ取れていれば、毎回の調理も気持ちよく取り組めます。いろいろな料理にチャレンジする気持ちも生まれそうですね。