油汚れを落とすのに便利なセスキ炭酸ソーダ。ふだんからよく使っているおうちも多いと思いますが、汚れ落とし以外に「消臭」効果もあるのをご存知ですか?
ここではセスキ炭酸ソーダの消臭効果について、おすすめの使い方などもまじえながらご紹介します。
セスキ炭酸ソーダは消臭にも使える?
セスキ炭酸ソーダにはアルカリ性の性質があり、油汚れなどの酸性の汚れを分解するのを得意としています。
消臭の原理も基本的には同じで「酸性の臭い(酸性の汚れが放つ臭い)」を分解できるため消臭に使えるというわけです。
一般的な消臭剤は「臭いを吸い取って上から別の香りで隠す」ものが多く、セスキ炭酸ソーダは臭いの原因となる物質を分解してくれるのが大きな違いです。
セスキ炭酸ソーダを使った消臭スプレーの作り方
セスキ炭酸ソーダを消臭で使うなら、市販の消臭剤と同じようにスプレーに入れて使うのがおすすめ。気になる場所にシュッと吹きかけるだけで簡単に消臭できます。
セスキスプレーの作り方はセスキ炭酸ソーダ5gを水500mlに溶かすだけ。5gはだいたい子供用のスプーン1杯ほど。使う頻度にあわせて混ぜる分量を調整してくださいね。
よく振って完全に混ざったことを確認したら準備完了です。
セスキ炭酸ソーダの消臭スプレーの使い方!どんな臭いに効果がある?
セスキ炭酸ソーダで消臭できるのは主に「皮脂の臭い」と「ゴミの臭い」。
具体的にどんな場所に使えるのかいくつか活用例を見ていきましょう。
汗がついた衣類や靴の臭い
襟や脇の下など、肌がふれる場所は皮脂汚れがついています。特にこまめに洗濯できない上着や、汗が染みた子供の靴などは皮脂汚れがたまっているので臭いが気になることも。
家に帰ったら汗がしみる部分にセスキスプレーを吹きつけておきましょう。習慣にすれば皮脂汚れが蓄積しないので、常にキレイな状態を保てますよ。
カーペットやソファの臭い
カーペットやソファの臭いは、うたた寝したときの寝汗や足裏の皮脂汚れなどが原因。
臭いが気になってきたら全体にまんべんなくセスキスプレーを吹きつけて消臭しましょう。仕上げに乾いた雑巾などで拭いておくと分解された汚れをスッキリ取り除けますよ。
生ゴミやゴミ箱の臭い
生ゴミの腐敗臭にも酸性の成分が混ざっているので、セスキスプレーで中和・分解ができます。直接スプレーしてもいいですが粉のままふりかけてもOK。
また、雑菌の繁殖を抑える効果もあるので、臭いの予防にもつながりますよ。
セスキ炭酸ソーダの消臭はひと工夫すれば香りも楽しめる!
セスキ炭酸ソーダは無臭です。市販の消臭剤のように香りも楽しみたいと考えるママには物足りないかもしれません。
そんなときは、スプレーにアロマオイルや香水などを数滴混ぜれば、即席の芳香剤のできあがり。
汚れの原因を分解した上でほのかにいい香りが広がります。自分好みの香りにできてリラックス効果もありますよ。
セスキ炭酸ソーダの消臭スプレーは掃除でも活躍する
セスキスプレーはキッチンなどの掃除でも大活躍します。1本作り置きしておけば、消臭に掃除にととっても便利ですよ。
フローリングのベタつきも、一吹きしてから拭き取れば、あっという間にサラサラに。コンロなどのガンコな油汚れの場合は直接汚れにスプレーし、数分置いてからキッチンペーパーなどで拭き取ればOK。
消臭にも掃除にも使えるセスキスプレーを用意しておけばキレイな状態をもっと保ちやすくなります。
セスキ炭酸ソーダなら消臭が簡単!
セスキ炭酸ソーダは油汚れの分解が得意な掃除グッズ。その洗浄力を応用すれば消臭剤としても使えます。
ふだんから掃除に使っているおうちも、ちょっと活用範囲を広げて衣類や靴など、臭いの気になるものに使ってみてください。
スプレーならこまめな消臭も簡単にできそうですね。