魚焼きグリルは、使うたびに網は掃除していても、庫内まで掃除する機会がないと思います。気づいたときには真っ茶色な汚れがベッタリついていて、びっくりする人も少なくありません。
そこで今回は、ふだん掃除の手が回らない魚焼きグリルの庫内の掃除方法をご紹介します。奥に詰まった汚れまでスッキリきれいに落としましょう。
魚焼きグリルは放っておくとどうなる?
魚焼きグリルで焼き物をすると油がたれて、網がよく汚れますね。その油は網にたれるだけでなく、庫内にも広く飛び散っているので掃除は必要なんです。
放っておくとどんどん汚れが厚みを増していきます。ひどい場合は、この汚れに火が移って火花が散ることもあるんですよ。
こまめな掃除は必要ありませんが、よく魚焼きグリルを使うおうちでは月に1回くらい掃除できるとキレイな状態を保てて安心ですよ。
魚焼きグリルを掃除するのに必要な道具は?
- 必須
- 重曹
- キッチンペーパー
グリルの汚れには「重曹」が効きます。重曹は油汚れを分解する力があるうえに、自然由来の安全な素材。庫内に残ってしまっても害になりません。グリルの奥の掃除にとても向いています。
拭き掃除にはキッチンペーパーを使うとそのまま捨てられて後片付けが楽になりますよ。
魚焼きグリルの掃除!洗い方は?
油汚れは温かくなっているほうがゆるんで落としやすくなります。調理後、ほんのりと温かさが残るくらいで大丈夫なので、やけどに注意しながら掃除しましょう。
触れる程度に冷えたことを確認する
手で直接触れるくらいの温度がベスト。食事の後片付けのときがおすすめ。
重曹をお湯で溶く
重曹小さじ1杯をお湯200mlに溶かし、重曹水をつくる。
キッチンペーパーに含ませて拭く
キッチンペーパーに重曹水を含ませ、奥の方から拭いて落とす。
乾拭きする
水分が残らないように仕上げに乾拭きすれば完了。
庫内の天井側には「発熱体」と呼ばれる熱くなる金属があるので、無理をして手を奥まで入れる必要はありません。大まかなドロドロ汚れが落とせればOKですよ。
魚焼きグリルの掃除のコツは?
グリルの奥の汚れはどうしても手が回らずに頑固になりやすいので、重曹水だけでは頼りないことも。汚れが落ちないようなら以下の4つのコツを取り入れるとスッキリ落とせますよ。
重曹水を温める
重曹水は一度沸騰させると油汚れを分解する力が高まります。耐熱容器に入れた重曹水を30〜60秒ほどレンジで温め、やけどに注意しながら拭き掃除してみましょう。
ラップする
頑固な汚れには「ラップ」が便利。ラップと言っても保管に使うラップではなく、重曹水を含ませた雑巾を汚れを覆うように貼り付けることです。3分ほど待つと油汚れがゆるんできますよ。
ポイントカードでこそげ落とす
頑固な汚れは、硬いものでこそげ落とすのもコツ。特にポイントカードの薄いプラスチックは庫内の掃除にぴったりです。使わなくなったカードを押し当て、細かくこすればどんどん汚れを剥がしてくれます。
割り箸で奥の汚れをかき出す
入り組んだ場所は道具を工夫して掃除しましょう。割り箸にキッチンペーパーを巻きつけ、輪ゴムでしばった棒がおすすめです。手が入りにくい場所にも入り込んでこすり落とせるので、庫内の掃除がはかどりますよ。
魚焼きグリルの庫内は「月1」掃除がおすすめ
庫内の奥まで汚れがぎっしり詰まっているということは、それだけグリル料理を頑張ったしるしです。
それほどこまめな掃除が必要な場所ではありませんが、また魚をおいしく焼くために月1回のペースでキレイにしておきましょう。
掃除は重曹を使えば簡単にできます。細かい部分まで気にするとちょっと時間はかかりますが、汚れがスッキリ落ちれば安心してグリル料理を楽しめますよ。