おうちが散らかっていて、そろそろ掃除しなきゃな…と思っていませんか?整った状態に戻したいけど、どこから手をつけていいのかわからず、なかなか掃除する気持ちになりませんよね。

そこで今回は、大切な家を短時間でまるごと掃除するためのコツをご紹介します。1日あれば元通りのキレイな状態にできますよ。

家の掃除が億劫な時は・・

ハンディモップ 掃除

「家中の汚れを落としてピカピカにする」と考えると、とてもむずかしく、億劫に感じますよね。

考えなしに掃除をはじめて、細かなところまで気になってぜんぜん進まない…なんて経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

そうならないためには「範囲を絞ってゴールを決める」のが大切なポイント。あらかじめ「どこをどれだけ掃除するか」を明確に決めておくと細部に惑わされなくなります。テキパキと短時間で進められて、達成感もありますよ。

家の掃除、どこから手をつけたらいい?

考え方 ノート メモ

「範囲を絞ってゴールを決める」といっても、「キレイにしたい!」という想いが先行して、つい大きい目標を立ててしまいがちです。家中の掃除をするなら、すぐにできる小さな目標をいくつかたててから始めてみましょう。

「この棚を整理する」「ホコリが見えなくなればOK」など、小さな達成感が繰り返し得られるようにゴールを設定すると、息切れを起こさず続けられますよ。まずは下記のやり方で始めてみましょう。

掃除 考え方 家中

範囲をできるだけ狭く絞る

範囲はできるだけ絞っておいた方が、掃除は簡単。まずは「目線よりも下」をメインに掃除するのがおすすめ。

床周りが片付くだけでもお部屋はかなり整った印象になります。念入り掃除はそれからでもいいので、まずは目につきやすい場所から掃除しましょう。

取りたい汚れを見定める

範囲を決めたあとはゴールを決めましょう。「床のホコリを取り除く」「排水口のヌルヌルの汚れをなくす」などと、その場所を見ながら具体的に決めるのがコツです。

ゴールを決めたらあとは実行するだけ。次に紹介する流れでやってみましょう!

家を掃除するときの基本的な流れは?

家を掃除するときの基本の手順は、場所に限らず次の3ステップの繰り返しで進めていきます。

家の掃除の流れ

① 散らかったモノを片付ける

掃除の手始めに「片付け」をしましょう。とくにリビングなどの生活空間は散らかったモノを片付けるステップがとても重要。

床に散らかったモノを定位置に戻すだけでも、お部屋がぐっと整って見えます。掃除のしやすさにも直結するので、面倒でもやっておきましょう。

② 汚れにあった道具を選ぶ

次のポイントは、汚れにあった洗剤や掃除道具を選ぶこと。

「酸性の汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の汚れには酸性洗剤が効果的」「ベタベタ汚れは拭き掃除」など、汚れを効率よく取るための道具・方法で家中の掃除をスムーズにこなしましょう。

③ 掃除する

片付けをして掃除道具を選んだら、ほとんど掃除は終わったようなもの。あとは汚れを取り除くだけで完了です。

100%完全に汚れを落とす必要はないので、やりやすい方法でスピーディーにこなしましょう。

家の掃除法!場所別のコツは?

家の掃除といっても、場所によって掃除のコツは変わるので簡単にご紹介します。

リビング

リビング

リビングで気になる汚れといえば「ホコリ」「皮脂汚れ」のどちらか。簡単な掃除でよければ片付けをした後に掃除機をかけてホコリなどのゴミを取り除くだけで大丈夫です。

フローリングや照明のスイッチなどがベタベタしている場合は皮脂汚れがたまった証拠。固く絞った雑巾を使って拭き掃除して仕上げればサラサラに戻りますよ。

キッチン

キッチン

キッチンは「コンロまわりの油汚れ」「水回りの雑菌汚れ」など、さまざまな汚れが混在しています。

油汚れには『キッチンマジックリン』などのアルカリ性洗剤が効果的です。コンロやグリルのギトギト汚れも、洗剤をかけて水洗いするだけでスッキリ洗い流せますよ。

水回りのヌルヌル汚れはスポンジでこするだけで流せるので、ササッとすませましょう。

お風呂

お風呂の浴槽

お風呂は常に湿気がたまりやすい場所なので、雑菌が繁殖しやすくカビの温床になります。ふだんの掃除は湯船や排水口だけでも大丈夫ですが、念入りな掃除のときは床や壁、ゴムパッキンなども点検しましょう。

カビを見つけたら『カビキラー』などの塩素系漂白剤を吹きかけて数分おき、シャワーでサッと流せば完了です。

洗面所

洗濯機 洗面所

洗面所の汚れは化粧品や整髪料などがメイン。この汚れはスポンジで軽くこすれば大丈夫。

また、床には洗濯物の糸くずや髪の毛がいっぱい落ちています。掃除機をかけてしっかり取り除きましょう。

家の掃除をした後の状態を保つコツは?

掃除がひと段落しておうちのなかが整ったら、あとは「そのままに保つ」努力が大切。

次の3つを参考にちょこっと掃除が継続しやすい環境をつくるだけでも、キレイを保ちやすいですよ。

掃除後の状態を保つコツ

収納の定位置を決める

モノが散らかる原因は、そもそも「収納の定位置がない」場合がほとんど。しまう場所を決まっていなければ、どうしても出しっぱなしになってしまうものです。

小物類なら箱にいれる、大きなものは別の部屋に収納をつくるなど、一つひとつに収納スペースを用意しましょう。

掃除道具を見える場所に置く

汚れやゴミに気がついたときにすぐ掃除ができるよう、掃除道具はできるだけ手に届く場所に置きましょう。

インテリアにもなるお気に入りの掃除道具を揃えれば、いつでもスムーズに掃除できますよ。

ながら掃除する

「テレビを見ながらカーペットにコロコロをかける」「お風呂に入りながら床や排水口を掃除する」などと、普段の生活のなかでできる「ながら掃除」をするのもおすすめ。

少し手持ちぶさたなときなど、意識的にやってみてくださいね。

家の掃除が大変なら…業者に頼むのもアリ

エアコンの掃除

「散らかりすぎてひとりではどうしても片付けられない…」「掃除する時間がない…」といった場合は、ハウスクリーニングを依頼するのも手。

ハウスクリーニングはダスキンなどの掃除の専門家が、家まで来て掃除や片付けを代行してくれるサービスです。

ひとりではなかなか進まなかった掃除もあっという間にピカピカに。エアコンや換気扇などの精密機器も難なく掃除してくれるので、困ったときは選択肢に入れてみてくださいね。

家の掃除はムリのない範囲からはじめよう

洗剤 ブラシ リビング 掃除

家中の掃除と考えると、作業の量が多くてどうしても重い腰が上げりませんよね。

コツは「範囲とゴールを決める」こと。ムリにする必要はまったくないので、最低限できる範囲からはじめていきましょう。

紙に書き出してチェックを付けながら進めれば、進行具合も一目瞭然。目で見て達成感も感じられるので、掃除するのがもっと楽しくなりますよ。