玄関や洗面所、お風呂場など、家の中にはたくさん鏡がありますね。身だしなみを整えるたびに目にするものなので、くすみや汚れが気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、新品のような輝きを取り戻すために、鏡をピカピカに掃除する方法をご紹介します。
もくじ
鏡の掃除方法|鏡が汚れる原因はなに?
家のなかにある姿鏡や化粧台の鏡が汚れる原因は、主に次の4つです。
鏡は静電気を起こしやすいためホコリを引きよせ、そのホコリや水滴などを払おうとして手垢がつく悪循環。
さらに皮脂や水滴がついた状態を放置すれば、水垢ができてしまうわけです。
これらの汚れはすべて掃除でキレイに落とせますよ。
鏡の掃除方法|基本の拭き方
- 必須
- 布巾
- 汚れがついている場合
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
ホコリや手垢だけの汚れなら、鏡掃除に特別な道具は必要ありません。水で濡らした布巾で拭き掃除するだけでキレイになります。
汚れが落とせない場合は、食器用洗剤を使って次の通りに拭くとキレイに落とせますよ。
薄めた洗剤を布巾に含ませる
水500mlあたり洗剤を2〜3滴を混ぜた液を布巾に含ませてよく絞る。
円を描くように磨く
固く絞った布巾を使って鏡を磨く。力を込めず、やさしくこするのがコツ。
水拭きする
布巾を一度すすいでよく絞り、同じように水拭きする。
乾拭きして仕上げる
乾いた布巾で上からコの字状に拭きあげて完了。
鏡の掃除|水垢をキレイに落とす方法は?
ホコリや皮脂汚れだけなら食器用洗剤を使えばキレイに落とせますが、「水垢」はそうはいきません。
石のように固いので、一度できてしまうと洗剤をつけてこするだけではびくともしません。以下の方法で落としていきましょう。
歯磨き粉をつけてこする
歯磨き粉に含まれる研磨成分を使って、水垢を削る方法です。軽い水垢ならこれで落ちますよ。
歯磨き粉を少量指でとって、水垢部分をこすりましょう。こすったあとはキッチンペーパーで拭き取ります。メラミンスポンジを組み合わせるとさらに効果的。
『酸性』で水垢を中和!
水垢はアルカリ性の性質をもつ汚れなので、酸性の性質をもつアイテムをかけると中和されてやわらかくなります。
代表的なものはクエン酸。クエン酸スプレーを浸したキッチンペーパーを水垢部分につけ、数時間放置したあとにこすればスルッと落ちます。
クエン酸がない場合は、レモン汁やお酢でも代用できるので試してみてくださいね。
鏡の掃除方法|仕上がりをピカピカにする裏技2選
ここでは鏡を拭き掃除するときに、仕上がりを一段上げる道具をご紹介します。
マイクロファイバークロスを使う
繊維が粗い布巾を使うと、鏡に細かいヒモ状のカスが残ってかえって汚くなってしまうことがあります。
そこで、鏡を掃除するときは布巾よりも繊維が細かい「マイクロファイバークロス」を使うのがおすすめです。
水で固く絞ったマイクロファイバークロスで拭き、仕上げに乾拭きすればホコリもつかずにピカピカになりますよ。
新聞紙を使う
鏡は新聞紙を使ってピカピカにすることもできます。新聞に印字されているインクが皮脂を吸い取ってくれるので、くすみが消えるんですよ。
新聞をクシャクシャに丸めて、少し湿らせてから鏡をこすってみてください。細かく円を描くように磨くと、ピカピカになりますよ。
雑巾のように繊維が残ることもないので、二度拭きの必要もありません。古新聞があればぜひ試してみてくださいね。
鏡の掃除におすすめ!汚れをキレイに落とす洗剤3選
鏡を拭き掃除してうまく汚れが落ちなかったら、洗剤を使ってみてください。鏡専用の洗剤は必要なく、ほかの場所の掃除に使っているもので代用できます。
『かんたんマイペット』(花王)
窓や床、電気製品など住まいの拭き掃除全般に使える『かんたんマイペット』は鏡の掃除にも使えます。鏡に直接スプレーして乾いた布で拭き取るだけと使い方も簡単。
除菌もできて家の中のどこでもキレイにできるので1本あれば重宝します。
『ウタマロクリーナー』(株式会社東邦)
汚れ落ちがいい上に手肌や環境にやさしいのが特徴の『ウタマロクリーナー』。油汚れや水垢も落とせるマルチな洗剤で、家中のお掃除ができます。
鏡も汚れた場所にスプレーして、5分ほど待ってから布で拭き取るだけなので簡単です。
『ガラスマジックリン』(花王)
鏡や窓ガラスに特化したマジックリンもあります。拭いた時に出来がちな『拭きスジ』を防いでくれるため、誰でも簡単に鏡をピカピカにできますよ。
二度拭き不要なのでサッと済ませられるのも嬉しいですね。
鏡を掃除したあと汚れを予防する方法4選!
一度キレイにした鏡は、できるだけキレイなまま保っておきたいですね。そこでここでは、鏡の汚れを防ぐ方法を4つご紹介します。
予防法①|柔軟剤でホコリから保護
洗濯用の柔軟剤には静電気の発生を抑える成分が入っています。なので、鏡を拭くときに使うとホコリがつくのを予防できます。
水200mlに柔軟剤小さじ1杯を入れて混ぜあわせ、その水で固く絞った雑巾で鏡を拭くだけです。全体を拭いてから乾拭きすれば、ホコリがつきにくくなります。
予防法②|シェービングクリームで鏡のくもり止め
浴室や洗面所など、鏡がくもりやすい場所には男性のひげ剃りに使うシェービングクリームが効果を発揮します。
鏡にシェービングクリームをまんべんなく塗って布で拭き取るだけで、表面に油分の膜ができて汚れや水滴がつくのを防げます。くもりと汚れを防いでくれるので一石二鳥ですよ。
予防法③|水滴を拭き取って水垢予防
浴室や洗面所の鏡は水滴を拭き取るようにすると、水垢ができにくくなります。
お風呂からあがるときに、タオルやスクイージーなどを使って鏡についた水滴を落としましょう。これだけで鏡の掃除はぐっと楽になりますよ。
予防法④|撥水スプレーを使う
市販の撥水スプレーや鏡専用のコーティング剤を使ってみるのもおすすめ。簡単にできる上に、水垢を防ぐ効果も抜群ですよ。
『超撥水コーティング剤』(友和)
スプレーを吹きかけ、洗い流して乾拭きすれば完了。汚れや水を弾いてキレイな状態を保てます。
鏡を掃除すればおうちはもっと明るくなる!
おうちのなかの鏡がキレイだと、全体的に明るい印象を与えてくれます。鏡掃除が行き届いているだけで、気持ちも明るくなるものです。
毎日みんなが使う場所だからこそキレイに保ち、いつでも明るいおうちにしてくださいね。