刺繍の技法のひとつ「バリオンステッチ」。針に糸を巻きつけて刺すのが特徴のステッチです。
基本的な刺し方なので、刺繍を始めたらぜひ覚えておきましょう。
今回は、バリオンステッチのやり方やキレイに刺すコツをご紹介します。
バリオンステッチとは?
バリオンステッチとは針に糸を巻きつけて刺す縫い方のことです。コイルのようにグルグルと糸を針に巻きつけて立体感のある縫い目が仕上がりします。
バラやデイジーなど、お花の刺繍によく利用されています。
針目の大きさは、刺繍糸の本数や巻きつける回数で変わります。図案や仕上がりのイメージに合わせて調整してくださいね。
続いて、バリオンステッチのやり方をご紹介します。
バリオンステッチの刺し方|基本の手順は?
以下、バリオンステッチの刺し方の手順です。
- 布の裏で玉結び刺しはじめは布裏で玉結びをする
- 針先を出す図案の端から針を出し、もう一方の端に入れます。最初の穴から1/3ほど針先を出す
- 針先の糸をぐるぐる巻く出した針先に糸を巻きつける。できあがりよりも少し長めに巻きつけるのがコツ。
- 糸を抑えて針を抜く巻きつけた糸を親指で押さえながら針を引き抜く
- ステッチの形を整える針を抜いたらステッチの下から出ている糸を下向きに引いて形を整える
- 裏側へ針を通す最初に針を入れた穴(ステッチの下側)から裏に引き抜く。1目が完成。
- 1〜6を繰り返す図案に合わせて1〜6を繰り返していく
- 完成刺しおわりは、布裏で玉留めをして完成
バリオンステッチの刺し方|キレイに刺すコツ
針に糸を巻きつけるときは、きつくなり過ぎないようにしましょう。針が抜けなくなってしまわないよう、少しゆるめに巻くといいですね。
糸を巻いた後は、しっかりと引きしめましょう。
バリオンステッチで刺繍をもっと楽しもう
バリオンステッチは、コイルのように糸を巻きつけた立体的な仕上がりが特徴です。
バラやデイジーなど、お花の刺繍にも使われるステッチなので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょう。
バリオンステッチで、さらに刺繍を楽しんでくださいね。