洋服から小物まで、いろいろなものについているスナップボタン。簡単にとめられるので便利ですが、パーツが2つもあるので、つけるのはむずかしそうなイメージがありますよね。
一般的なボタンと比べて複雑そうな見た目ですが、意外と簡単にしっかり取り付けられますよ。
今回は、スナップボタンの正しい付け方をご紹介します。
スナップボタンってどんなもの?

押し合わせればパチンと音がすることから、簡単にとめられるので、洋服だけでなくカバンなどにもよく使われています。
パーツが2つあるので、一般的なボタンと比べて取り付けには時間がかかりますが、正しいつけ方を覚えれば、しっかり頑丈につきます。
キレイな仕上がりにもなるので、この機会にぜひマスターしちゃいましょう!
スナップボタンをつけるのに必要なものは?

「まち針」があるとつけやすさがアップします。簡易ソーイングセットには入っていないものも多いので、必要であれば別途用意してくださいね。
【写真つき】スナップボタンのつけ方
ここからはスナップボタンのつけ方を、写真を交えてご紹介します。
スナップボタンの凹凸はつける位置と順番があります。まずは凸のパーツからつけます。ボタンをとめるとき、上側にかぶせる布に縫いつけましょう。
① 玉結びをする

② 表から針ですくう

ずれるのが心配な人は、チャコペンなどでマークしておくといいですよ。
③ スナップ穴に糸を裏から通す


④ スナップ穴の横に針を通す



これを3〜4回繰り返してください。
⑤ となりのスナップ穴へ移動する


この要領で、すべてのスナップ穴を縫っていきます。
⑥ 玉止めする

⑦ 裏側に糸を抜く


⑧ 下側の生地に印をつける

凹パーツをつけたい生地に、凸パーツを押し当てて布に跡をつけます。

⑨ 凹パーツを同じ要領でつける

こんなアイテムも

糸を使わないで取り付けるスナップボタンもある!

衣類に穴をあけて、布をはさむようにして取り付けるボタンで、簡単につきます。
表からボタンが見えるため、それを活かしたおしゃれなデザインのタイプもあるんですよ。小物入れを作るときなどに使ってもいいですね。
スナップボタンを上手につけるコツは?

スナップボタンを糸で固定する
少し手間ですが、スナップ穴に通して縫うときは、ひと針ずつ糸を巻き付けてから抜くようにしましょう。外れにくく頑丈になります。
表に糸を出さない
裏生地がついた衣類に縫うときは、表側に糸が見えないように縫うといいですよ。
縫い目がないことでスッキリと見え、うつくしく仕上がります。
縫うときは針の先や糸の行方が見えないのでむずかしいですが、生地をすくうのに針を深く刺し過ぎないようにするのがコツです。
スナップボタンのつけ方で頑丈さが変わる

ぜひこの機会に、スナップボタンの正しいつけ方をマスターしてくださいね。