初めて刺繍をする方にも人気のあるクロスステッチ。持ち物に、イニシャルや可愛いモチーフなどを刺繍できると素敵ですよね。
今回は、クロスステッチのやり方や注意点についてご紹介します。
クロスステッチに挑戦したい方は、ぜひチェックしてくださいね。
もくじ
クロスステッチとは?どんな縫い方のこと?
クロスステッチは、糸をクロスさせた「X」の形で点描画のように刺していく縫い方、または縫い目のこと言います。
クロスステッチ専用の布は、マス目(布目)の四隅に隙間があいているので、数えやすく針を入れる場所もわかりやすくなっているのが特徴です。
初めてクロスステッチに挑戦するなら、専用の布を用意しましょう。図案を写さなくても刺繍できるので手間が省けますよ。
同じ図案をもとに刺繍しても、1箇所あたりのマス目の数を増やせば、大きなデザインで刺繍できるので刺繍で失敗したくない方に向いている縫い方です。
クロスステッチのやり方は6種類?何が違う?
クロスステッチには、6つのやり方があるので詳しくご紹介します。
6つもあるとどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。でも安心してください。
完成したクロスステッチはどのやり方でも同じです。6つで大きく違うのは、針を刺す順番と埋めていくマス目の方向です。
刺繍したいデザインによって輪郭を先に縫ったり、中を順番に縫ったりと慣れてくると使い分けられるようになりますよ。
クロスステッチのやり方|①1マスずつ横方向へ
マス目の左下から表に針を出し、マス目の右上に針を入れ、マス目の左上から針を出して、マス目の右下に針を入れましょう。
これで1マスの完成です。
あとは、左横のマスへ移動して、同様の手順で左下から針を出して刺繍を進めてください。
クロスステッチのやり方|②1マスずつ縦方向へ
マス目の右上から表に針を出してマス目の左下に針を入れ、マス目の左上から針を出してマス目の右下に針を入れましょう。
これで1マスが完成しました。上のマス目に移動し、マス目の右上から針を出して先ほど同じ順序で「X」の形を1つずつ完成させていきましょう。
クロスステッチのやり方|③1行ずつ縫う
マス目の右上から表に針を出してマス目の左下に針を入れたら、隣のマス目に移動して同様に右上から表に針を出してマス目の左下に針を指します。これを繰り返してクロスさせたとき下側になる糸をまずは横一列で揃えます。
※「/////…」このような状態を目指します。
一番端のマス目の左下に針を入れたら、左上から出して今度は右下へ針を出し、今度は端までクロスした状態を完成させます。
1行が完成したら上下の段に移動し、同じ手順で1行ずつ完成させていきます。
クロスステッチのやり方|④1列ずつ縫う
③の縦方向バージョンです。まずはマス目の左下から表に針を出して右上に入れ、上方向に向かってこれを繰り返します。1番上のマス目の右上に針を入れたら、左上から出して今度は右下へ針を刺します。
あとは下方向に向かって「左上から右下」に針の出し入れを繰り返していきます。これで1列の完成です。
数列刺繍したいときは、一番下まで完成させて、左隣のマスの左下から針を出して同じ手順を繰り返してください。
クロスステッチのやり方|⑤左下から右上へ縫う
1マスずつクロスを完成させて右上へ進めていく方法です。
まずはマス目の左下から表に針を出して右上に入れ、マス目の左上から針を出してマス目右下に針を入れます。
これで1マスの完成です。
次は右斜め上のマスの左下から針を出し、同じ手順を繰り返しましょう。
クロスステッチのやり方|⑥右上から左下へ縫う
1マスずつクロスを完成させて左下へ進めていく方法です。
マス目の右上から表に針を出して左下に入れ、マス目の左上から針を出して右下に針を入れれば1マスの完成です。
次は左斜め下のマスの右上から針を出し、同じ手順を繰り返しましょう。
クロスステッチのやり方で失敗しないコツは?
クロスステッチの注意点は3つあります。いずれも慣れるまでは1つずつ意識してみてください。
クロスステッチがキレイに見えるので、ぜひチェックしてくださいね。
①クロスする糸の方向を統一する
クロスステッチのクロスした糸は、「/」「\」のどちらが上になっても問題ありません。
しかし、同じ作品では揃っていた方がキレイに見えるので、交差させる方向を統一しましょう。
②力加減は均等に
糸を引くときに力を入れすぎると布がつれてしまい、反対にゆるすぎると「X」がキレイに揃いません。力加減は均等にしましょう。
③糸がねじれないように刺す
刺しているうちに、糸がねじれてきます。ねじれは見栄えを悪くしかねないので、針をクルクル回してねじれを直しながら刺していくとキレイに整えられますよ。
やり方を覚えてクロスステッチを楽しもう
クロスステッチは、交差する糸で点描画のようにステッチしていきます。刺繍が初めての方にもおすすめのステッチなので、やり方を覚えてぜひ挑戦してみてくださいね。