大切な革靴が突然の雨で濡れてしまった!という経験はありませんか?天気にかかわらず毎日履く革靴は、雨対策もしっかりしておきたいですよね。

今回は、革靴を雨の日も履くための対策の仕方と、雨に濡れてしまったときの対処法をご紹介します。

革靴は雨の日に履いても大丈夫?

革靴 雨

革素材は水や汚れに弱いので、できれば革靴を履くのは避けた方がベター。ただ、履けないわけではありません。

履くまえの「防水対策」と履きおわったあとの「汚れのケア」さえしっかりできれば、雨のなか履いても革への負担が少なくすみます。

まずは革自体を水や汚れから強くする防水対策をご紹介します。道具をそろえてしっかり雨に備えましょう。

革靴の雨対策|防水スプレーが必須!

スプレー

用意するもの
必須
防水スプレー
革靴用のクリーム
クロス

革靴の雨対策には撥水効果をプラスする「防水スプレー」が必須。革靴を履く機会が多いなら、革用の防水スプレーをそろえておきましょう。

あとは手入れに使う「クリーム」も必要です。革の表面に栄養を与える効果がメインですが、油分をふくんでいるので多少の撥水効果も期待できます。

こういった対策をしないと、革靴に雨が染み込んできてしまいます。

人気の用品をいくつかご紹介するので、どんなものがあるのか参考にしてみてください。

『ウォーターストップ スプレー』(コロニル)

防水スプレー ウォーターストップ

出典:shop.r10s.jp

レザーケアブランド「コロニル」の防水スプレーは表面をコーティングするのではなく、染み込んで撥水効果をプラスするのが特徴。

革の通気性も損なわないので、革への負担が少なくすみます。

『レザージェル』(コロニル)

コロニル レザージェル

出典:image.rakuten.co.jp

防水スプレーの独特のガス臭が苦手…という人はジェルタイプの防水アイテムで撥水効果をプラスしましょう。

「レザージェル」はプッシュ式で使いやすく、表面がなめらかなスムースレザーから起毛素材のものまで幅広く使えるのがうれしいポイント。どんな素材も水に強くできますよ。

『1909 シュプリームクリームデラックス』(コロニル)

1909シュプリームクリームデラックス

出典:shop.r10s.jp

天然オイルからつくられたコロニルのクリームは、傷んだ革をつややかに仕上げてくれます。繰り返し使ううちにオイルが染み込み、革自体が少しずつ水に強くなってきますよ。

もちろん、靴の手入れに使うクリームなので、色落ちが気になる靴の補色にも効果があります。靴のカラーにあわせて7色から選べますよ。

革靴の雨対策|防水スプレーのひと手間が大切

スニーカー 防水 スプレー

道具をそろえたら準備は完了。あとは防水加工で仕上げるだけです。

おおまかな流れは「クリームで手入れしてから、防水スプレーをかける」だけなので、すぐにできますよ。

乾拭きする

クロスで乾拭きするか、ブラッシングで表面の汚れを落とす。

クリームを塗り込む

クリームをクロスに取り、薄く伸ばしながらまんべんなく塗り込む。

放置

1時間ほど放置し、革にクリームが染み込むのを待つ。

防水スプレーをかける

表面が濡れるくらいまでたっぷりと吹きつける。ガスが多く出るので外でおこなうのがおすすめ。

乾かしてから再度スプレー

一度乾かし革に防水成分がなじんだら、再度スプレーして防水加工を強化する。2〜3回繰り返すと効果的。

乾かす

最後に一晩ほど乾かしたら完了。

防水スプレーはできるだけたっぷり吹きつけるのがコツ。防水スプレーによる湿り気がもうこれ以上吸い込まない…というところまで繰り返しましょう。

防水効果はだんだん薄れていくので月に1回ほどのペースでかけなおします。汚れにも強くなるので、キレイな状態が長続きしますよ。

革靴の雨対策|履き終わったあとの手入れ

革靴を玄関にならべる

防水対策をしっかり行っているからといって、手入れが不要になるわけではありません。雨で濡れたらしっかりケアが必要です

革は濡れるのが大の苦手。新聞紙とクロスを用意してしっかり水分を拭き、湿気を取り除いてあげましょう。

水滴を拭き取る

クロスを使ってできるだけ水滴を拭き取る。内側も入念に。

新聞紙をつめる

ゆるく丸めた新聞紙を内側に詰める。ひどく濡れたときは外から靴をくるむ。

つま先を上げて干す

つま先を浮かせると乾くのが早まる。風通しのいい場所で1日干して完了。

新聞紙は吸湿性があるので、水分を取り除くのに便利。2日以上干せばなかまでしっかり乾かせます。仕上げにクリームで手入れしてあげると完璧です。

また、ドライヤーなどで急速に乾かすのは革靴の痛みの原因になるので避けましょう。

雨の日用の革靴を用意するという手も

革靴 水

いくら雨対策ができているとはいえ、大切な革靴を雨のなか履いて出かけるのはイヤですよね。渋々履いて出かけるくらいなら「雨の日用の革靴を用意する」のもおすすめですよ。

最近では防水性が高く、水が染み込みにくい雨の日に特化した革靴も販売されていますよ。底がゴム製のものが多く、タイルを歩いても滑らないので安全です。

雨の日にあわせて靴を履きわければ、手入れの手間がなくなりますよ。

防水加工した革靴なら雨の日でも大丈夫!

革靴 雨

不意の雨に備えて、ふだんからしっかり防水対策をしておきましょう。出かける前にシュッと吹きつけておくだけでも効果があるので、防水スプレーをおうちに1本用意しておくことをおすすめします

もちろん履いたあとの手入れも大切。革靴をダメにしないよう、しっかり雨対策をして水がしみるのを防ぎましょう。