仕事などで革靴を毎日履いていると、汚れが目立ってきますよね。そんなときはクリーニングでキレイにするのがおすすめです。
ここでは革靴のクリーニングがどういったものか、情報をまとめてくわしくご紹介します。プロにかかればデリケートな革靴もキレイに仕上げてもらえますよ。
革靴ってそもそもクリーニングに出してOK?
あまりなじみがないかもしれませんが、服とおなじように革靴もクリーニングに出してキレイにできます。ただ、服とおなじだからといってどこのクリーニング店でも依頼できるわけではありません。
「白洋舎」などの大手のクリーニング店であれば受け付けてくれる場合がありますが、「リアット!」や「靴専科」など、靴修理を専門とした店舗で対応してもらえることが多いです。
近くにお店がなくても、おうちまで集配にきてくれるサービスがあるので大丈夫。革靴をたくさんクリーニングに出したい場合は、自宅まできてもらうとラクですよ。
革靴のクリーニングではどんなことをしてくれる?
ひとくちに「革靴のクリーニング」といっても、実はさまざまなサービスを受けられます。汚れを落とすだけでなく、コースの選び方次第でいろんなトラブルを解消できますよ。
お店によっても内容は異なるので、確認してみてくださいね。
汚れ落とし
雨によるシミ汚れや土埃による黒ずみなど、革靴の気になる汚れはクリーニングでサッパリ落とせます。専用のクリーナーを使って丸洗いするので、革にやさしく洗浄力が高いのが特徴。ふだんの手入れではできない仕上がりになります。
除菌・消臭
汗が蒸れて雑菌が繁殖し、臭いが出ている場合もクリーニングがおすすめ。革靴の丸洗いで内側の汚れまで洗い流せるんです。買ったときのような清潔な状態になりますよ。
補色
革靴を履き込むとだんだんと色が落ちて、くすんできますよね。「補色」などのオプションをつければ、落ちた色を補ってツヤが戻ります。劣化が進むと水にも弱くなるので、気になったタイミングで早めにに補色を依頼しましょう。
撥水加工
オプションで撥水加工のサービスもあります。撥水加工をしておくと、水濡れや汚れに強くなって革靴が傷むのを防げます。革の負担にならない成分なので安心。長く履き続けたいなら、ぜひ試してみてくださいね。
革靴のクリーニングにかかる料金の目安は?
革靴のクリーニングにかかる料金は、大まかには次のような目安があります。参考にしてみてくださいね。
● 汚れ落とし:2,000〜3,000円
● 補色 :1,000円ほど
● 撥水加工 :500円ほど
除菌・消臭は通常コースに含まれている場合がほとんど。ひどい汚れや臭いがある場合は「念入り仕上げ」のようなオプションサービスを利用するといいですよ。
選ぶコースや靴の状態、お店ごとによって金額はかなりちがうので、まずは革靴を店舗に持ち込んでどれくらいの料金になるか、相談してみてください。
革靴の汚れ落としは自分でもできる?自宅でのクリーニングの手順は?
革靴はクリーニングでもキレイになりますが、道具をそろえれば「汚れ落とし」「補色」「撥水加工」はおうちでもできます。
プロのクリーニングには劣りますが、軽いトラブルであれば自分で直すのもいいかもしれません。
用意するもの- 必須
- 革用のクリーム
- 革の汚れ落としリムーバー
- クロス
- あると便利
- 防水スプレー
革に栄養を与えツヤを出す「クリーム」と、古いクリームや汚れを落とす「リムーバー」をそろえれば準備完了。
リムーバーを塗る
リムーバーをクロスに取り、革靴全体に塗り込んで汚れを取る。
クリームを塗り込む
革に栄養を与えるため、別のクロスにクリームを取って塗り込む。ヒビ割れた部分は念入りに。
放置する
数時間〜半日ほど放置してクリームが浸透するのを待つ。
乾拭き
表面に残ったクリームを拭き取って完了。仕上げに防水スプレーを吹きつけておくと完璧。
クリームを塗った後に数時間放置するのがポイント。革が栄養分をしっかり吸い込み、シワやヒビ割れなどが目立たなくなります。
クロスはいらないTシャツなどのハギレを活用すると使い捨てにできて、後処理もラクですよ。
大切な革靴は年1回クリーニングへ出してお手入れしよう
革靴はこまめにクリーニングに出す必要はありません。おうちでクリームを塗り込む手入れを月に1回ほどおこなっていれば、年1回出すか出さないかくらいで十分です。
もちろん、履き込んでヨレが目立ってきたり、落ちない汚れができてきたりしたら都度出せばOK。返ってきた革靴の美しさにびっくりするはずですよ。