洗濯したてなのにタオルがくさい…という経験はありませんか?お風呂から出て体を拭く時に、いやな臭いがしてくると気持ちも沈んでしまいますよね。
今回は、そんなタオルの臭いの悩みを解消するために、原因と解消法をご紹介します。
タオルが臭い原因は?
![タオル](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/005/673/pixta_33584844_S-thumb_480.jpg?1512546870)
タオルは洗濯すると、汚れが落ちてキレイにはなるものの、なぜだかイヤな臭いだけが残ってしまうことがありますよね。
この原因はほとんどが「雑菌」によるものです。フェイスタオルやバスタオルなどすべて原因は同じ。
タオルは吸水性がいいので、手を拭いたり、顔を拭いたり使いますが、そのときに湿気をため込んで雑菌が繁殖しやすくなります。
こうした雑菌は一度つくとなかなか取り除けないのが特徴で、洗濯して外干ししただけではとれない厄介なものなんです。
その結果、洗濯したのに臭い…という困った現象が起きてしまいます。
タオルやバスタオルの臭いの取り方は?熱湯や重曹が効く?
![タオル 洗面器](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/024/873/DSCF3326-thumb_480.jpeg?1649668565)
- 必須
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
- 洗面器
- お湯
- ゴム手袋
タオルの臭いを取るには、「熱」で雑菌を退治するのがポイントです。この菌は紫外線や乾燥に強くても熱には弱いので、お湯と洗剤を活用することでうまく取り除けますよ。
お湯をためる洗面器を用意して以下の手順でタオルをキレイにしてあげてください。
洗面器にお湯と漂白剤を入れる
洗面器にお湯を入れ、その量に見合った漂白剤を入れる。
タオルをつける
タオルをつけこむ。途中ぐるぐるとかき回す。
すすいで干す
キレイな水で洗剤が取れるまですすぎ、そのまま乾かせば完了。
漂白剤は熱と反応して一層はたらきがよくなる一方で、タオルの繊維自体を傷めてしまいます。また、洗濯機に熱湯を入れると壊れる可能性があるので、洗面器でおこなうのがポイントです。
これでタオルのイヤな臭いとはサヨナラできますよ。
タオルの臭いがどうしても取れないときは?
![鍋の焦げ](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/000/156/shutterstock_434246107-thumb_480.jpg?1496128980)
タオルの臭いがどうしても取れないときの最終手段、それは「煮洗い」です。
名前の通り、鍋などで煮ながら洗うので常に熱を与えた状態になり、臭いのもととなる菌を撃退できます。鍋を用意して次の手順ですすめましょう。
鍋に水と漂白剤を入れて火にかける
鍋に水を入れて火にかけ、その量に見合った漂白剤を入れてかき混ぜる。
タオルをつける
タオルを入れ、弱火で10分ほどつけこむ。定期的にグルグル混ぜる
すすいで干す
終わったら水で洗剤が取れるまですすげば完了。
タオルの臭いを取るのに便利なアイテムは?
タオルを洗うときには次のアイテムを用意すると便利です。手元にあれば問題ありませんが、もっていなければぜひ用意しましょう。
『ワイドハイターEXパワー』(花王)
色柄物のタオルにも使える便利な酸素系漂白剤です。液体タイプなので水に溶けやすいのがポイント。いやな臭いのもととなる菌をキレイにしてくれます。
『シャボン玉 酸素系漂白剤』(シャボン玉石けん)
酸素系漂白剤の成分である過炭酸ナトリウム100%でできていることから、赤ちゃんのスタイなどにも安心して使える漂白剤です。
『ウォッシュタブ』(Freddy Leck)
タオルを浸けるのにちょうどいい大きさのおけです。耐熱温度が120℃なので、熱いお湯を入れても大丈夫です。
タオルから臭いを出さないための対策
![タオル 洗濯物 干す](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/002/448/shutterstock_128012657-thumb_480.jpg?1496384216)
そもそも臭いのもとになる菌の繁殖を防げると、いやな思いをしなくてすみますね。ここでは、その予防法をご紹介します。
すぐに洗濯するか、乾かしてから洗う
濡れたタオルをすぐに洗うことが一番の予防になります。さらに除菌などの洗剤を使うと予防効果が高まりますよ。すぐに洗うのが難しいなら、洗濯槽に入れっぱなしにせず、一度乾かしてから洗うと効果的です。
洗剤を入れすぎない
いやな臭いがするからと、ついつい洗剤や柔軟剤を多く入れがちですが、溶け残ったり、すすぎ切れなかったりして臭いの原因となる洗剤カスになりやすいです。用法用量を守って洗濯しましょう。
できるだけ早く乾く工夫をする
1回の洗濯量を多くしない、風の通り道をつくるようにタオルは長さを左右非対称にしてハンガーにかけるなど、できるだけ短時間で乾く工夫をしましょう。濡れた状態だと菌が増えやすいので注意です。
覚えておきたい
![エコなわざあり](http://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/assets/post/fukidashi-3e5fe828418ae0572e1388711226f46c302195e1ec8100cd32f4f738f65b74e7.png)
バスタオルの臭いは洗濯機が原因かも…
![洗濯槽の掃除 カビ退治](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/004/958/pixta_30267199_S-thumb_480.jpg?1510037806)
除菌をしてもすぐに臭いがついてしまう場合は、バスタオルではなく洗濯機に原因があるかもしれません。
洗濯槽の裏側には水気が残りやすく、洗剤や衣類の汚れもびっしり。その影響で、雑菌やカビが繁殖していることもあるんです。
洗い上がったバスタオルに黒い汚れがついていたり、洗いたてなのに臭いがあったりする場合は、洗濯槽が汚れているサイン。市販の洗濯槽クリーナーで掃除しましょう。
キレイに汚れを落としたあとならタオルに菌が移ることもありません。清潔な状態をキープできますよ。
タオルの臭いを取りのぞいて快適な生活を
![タオルの収納](https://d17uhz2kob7es4.cloudfront.net/images/pictures/images/000/005/537/pixta_2768265_S-thumb_480.jpg?1512294655)
タオルは、毎日濡らして使っている以上、いやな臭いが出てくるのを防ぐのはむずかしいものです。ただ、その予防はできますし、もし臭いが気になってもキレイにする方法はあります。
もし臭いが気になることがあれば、「熱」の力を使って菌を退治しましょう。タオルの香りがいいと自然と幸せな気持ちで1日を過ごせますよ。