家族が多いと、洗濯物が増えてハンガーの本数も多くなりがち。かさばって場所をとったり、そこだけ生活感が出たりして収納に困った経験はないでしょうか。
そこで今回は、整理収納アドバイザーの方々にハンガーの収納方法について聞いてみました。
洗濯ハンガーやピンチ(洗濯バサミ)を上手に収納したいときは、ぜひ参考にしてみてくださね。
収納前に洗濯ハンガーの本数を把握しよう
おうちのなかにハンガーが何本あるか把握していますか?収納を見直す前に、まずはハンガーの数を把握することが大切です。
ハンガーはある程度適切な数があって、余計にもちすぎていたり足りなかったりすることがよくあります。一度に洗濯できる洗濯機の容量から考えて5kgの洗濯機なら10本前後、10kgであれば20本前後のハンガーと、あとはピンチハンガーがあれば足ります。
30本や40本ももっているとしたら、使っていない可能性が高いので、処分することも検討してください。
洗濯ハンガーの収納場所はどう決める?
洗濯ハンガーやピンチハンガーの収納では、まず収納できる場所を考えましょう。
ハンガーやピンチハンガーは洗濯ものを干すときに使うものなので、干す場所のそばに収納すると使いやすさがアップします。ベランダで干すことが多い人はベランダに、お風呂の乾燥を使う人は脱衣所に、室内干しをする人は棚や引き出しに準備するといいですよ。
干す場所にスペースがなければ、洗濯機の近くに置き場所をつくり、洗濯物といっしょに持ち運ぶと便利です。おうちの間取りや洗濯のスタイルにあわせて使いやすい場所を選んでみてください。
整理収納アドバイザーに聞いた!洗濯ハンガーの収納アイデア
必要な本数だけに整理し、置き場所も決めたら、あとは収納するだけですが、どんなふうにしたらいいのでしょうか。
収納のプロにアイデアを聞いたので、ぜひ参考にしてみてくだしさいね。
かける収納にする(mami_krk_さん)
洗濯ハンガーやピンチハンガーの収納は、かける収納にしておくとラクちん。置いておく収納に比べるとからまりにくいのでおすすめです。
おうちにある物干し竿にハンガーをかけておいてもいいですし、mami_krk_さんのようにつっぱり棒を使って自分の好きな場所に取り付けてもいいですね。
我が家は洗濯機が奥まったところにあり、その横のデッドスペースに突っ張り棒をつけ、ハンガーはそこにかけています。
洗濯が終わったらその場でハンガーにかけて浴室乾燥させるので、動線的にもここがベストです。ハンガーどうしがからまらず出し入れしやすいです。
ファイルボックスなどを使う(eri_daisukihome127さん)
なかには、スペースの都合でどうしてもハンガーやピンチハンガーをかけられないという人もいると思います。
そんなときはeri_daisukihome127さんのように、ファイルボックスなどを使って、ハンガー用の収納容器を用意するのがおすすめです。
箱型のタイプはハンガーの大きさぴったりにフィットするので、収まりがよく、からまずに収納できるんですよ。
持ち運びしやすいので、見えないところにおいて都度取り出すのもラクにできます。
手間が増えるのが嫌なので、洗濯物干し用とクローゼット収納用のハンガーは同じ。
ハンガーの収納は洗面所のリネン庫(洗面所室内にある収納スペース)に作っています。
100均のファイルボックスにプラダンで区切りをつけて、子供用と大人用のハンガーを収納。
ピンチハンガーは突っ張り棒をつけて、そこにかけています。絡まりやすいので、引っ掛けておくと快適ですよ。
ピンチなどは小物入れでまとめて収納(with.latticeさん)
洗濯に使うピンチや洗濯ネットなどは、意外となくしがちですよね。この機会に小物類の収納も一緒に見直すと、洗濯物が快適にできる収納になりますよ。
小物類はwith.latticeさんのように小物入れでまとめておくのがおすすめ。
洗濯機の近くにある棚などに入れておくと、すぐに取り出せて便利です。
ダイソーのキッチンケースに洗濯バサミや洗濯ネット、お風呂で使っている剃刀の替え刃やお風呂用のTV充電器などを収納しています。剃刀の替え刃は無印良品の仕切付ポケットを使っています。
整理整頓のコツ
衣類の収納はすべて洗濯用ハンガーを使ってもいい?
収納に困る洗濯ハンガーですが、クローゼットの収納に使うハンガーと統一して本数をスッキリ整理する方法もあります。
これならハンガーはクローゼットに置きっぱなしにしておけばいいし、洗濯物が乾いたらそのままクローゼットのラックにかけるだけなので、家事の時短にもなります。
統一するハンガーは濡れてもよい素材のものを選びましょう。木製のハンガーは水を含んでカビが発生するおそれがあるので気をつけてくださいね。
洗濯ハンガーやピンチの収納は「次の使いやすさ」を意識して
ハンガーはランドリーバッグなどに入れて収納すると絡まりあってイライラのもとです。収納場所を作ってあげてからまりを防げば、出し入れが簡単になります。
ごちゃつく洗濯ハンガーがスッキリするだけで、毎日のお洗濯がちょっとだけスムーズになりますね。