コーディネートにあわせやすいジーンズ(ジーパン)は一年を通して着用している人も多いですよね。
丈夫で履きやすいのが魅力ですが、分厚くて乾きにくいのでつい洗濯は先延ばしにしがち。
今回はコジカジ編集部が、ジーンズなどのデニム生地をカラッと乾かす干し方のコツを紹介します。
ジーンズ(ジーパン)などのデニム生地が乾かないのは干し方のせい?
ジーンズは生地が分厚いので、洗ったあとは乾きにくいのが特徴です。
でも、干し方を改善するだけでぐっと乾きやすくなりますよ。特別な道具などは必要なく、干すときのちょっとした意識で十分改善できます。
洗濯物を取り込むときに「ジーンズだけ乾いていない…」とゲンナリすることはなくなり、ほかの分厚い素材の洗濯物にも応用できます。
ジーンズ(ジーパン)などのデニム生地の干し方は?
まずはジーンズを干すときの基本の流れをご紹介します。できるだけ「風の通りがよくなる」ように意識しましょう。なかまで風を通せればその分早く乾かせます。
干す前に振りさばく
洗濯が終わったジーンズをよく振る。生地が空気を含んで乾きやすくなる。
裏返す
ジーンズを裏返す。こうすることでポケットなどの生地が重なる部分にも風が通りやすくなる。
裾から吊り干しにする
ピンチハンガーや洗濯バサミをつかって、裾から逆さに吊り干しにする。自重でシワが伸びるのでピシッとした仕上がりに。
ポイントはジーンズを「裏返す」ことにあります。裏返すことで生地が多く重なった腰回りにも風が通りやすくなります。
洗濯のときから裏返して洗うと色移りなどのトラブルも防げて一石二鳥ですよ。
ジーンズ(ジーパン)の干し方のコツは?早く乾かす方法はある?
ジーンズは「裏返して逆さに干す」だけで、寒い日でも一日あれば乾かせます。ただ、特に早く乾かしたい日などは次のコツもプラスして取り入れるとさらに早く乾かせます。
筒状に干す
ジーンズは筒状に干すと風の通り道ができて乾きが早められます。物干しピンチを使って裾を開くように吊り干しにすればOK。強い風が吹いていなければ洗濯バサミの力でも十分耐えられます。
ハンガーを使って干したいときは、2本のピンチハンガーを使って、筒状にして干すと効果的です。
上下を入れ替える
洗濯物は上から乾いていくので、干してから数時間で上下を入れ替えるのも効果的。腰まわりのほうが乾きにくいので、裾が乾いたらひっくり返すと乾燥を早められます。朝から干していたら、お昼頃入れ替えるのが目安です。
温めて乾きやすくする
機械の力を借りるのも早く乾かすコツ。乾燥機で10分ほど温めてから干しましょう。綿100%のジーンズなら完全に乾燥させても大丈夫ですよ。ただし、ストレッチジーンズは熱に弱いため、様子をみながら必要があれば10分以下で取り出すようにしてください。
ジーンズ(ジーパン)の干し方には便利なアイテムを活用!
ジーンズをよく履くおうちなら早く乾かすのに便利なアイテムを取り入れるのも。毎日の物干しグッズに活用すればストレスなくカラッと乾かせますよ。
『ジーンズハンガー』(サワフジ)
腰まわりの部分を開いたまま筒状に干せるのジーンズ用のハンガーが販売されています。普通のハンガーとして使うこともでき、乾きにくいトレーナーなども通気性よく干せるので重宝しそうです。
『速乾 ズボンハンガー』(レック)
十字形にピンチのついたシンプルな形状のズボンハンガーです。大きく広げて干せるのが特徴で、暖かく風のある日ならあっという間に乾きます。収納時はコンパクトにたためるのもポイント。
『カラリエ』(アイリスオーヤマ)
天気や季節に左右されずにジーンズを洗濯したいなら、衣類乾燥機を取り入れるのがおすすめ。温風を洗濯物に当てるので乾きが早いのが特徴。梅雨のジメッとした時期でも、これさえあれば生乾きに悩まされることはありません。
覚えておきたい
ジーンズ(ジーパン)などのデニム生地は「着たら干す」が長持ちのコツ
ジーンズは着たら毎回洗濯せず、繰り返し何度か着る人も多いと思います。一度着た服は身体から出た汗を吸い込んで湿るため、脱いですぐに収納すると臭いが発生したり雑菌が繁殖しやすくなります。
そこで、一度着たらハンガーで干してから収納しましょう。このひと手間でジーンズは長持ちします。
椅子などにひっかけておくだけでもいいのでひと晩ほど干して湿気を取り除けば、次履くときもカラッとした肌触りで気持ちいいですよ。
ジーンズ(ジーパン)は干し方をマスターして早く乾かす!
お気に入りのジーンズは着る頻度も高く、こまめな洗濯が必要です。
ジーンズの洗濯は乾きにくかったり、シワが寄りやすかったり、色落ちしやすかったりと少しむずかしいのでそれほど頻繁には洗わない人も多いですよね。
洗濯前に「裏返す」ことで、色落ちを防げて乾きも早められます。こまめな洗濯をもっと気楽に取り組めるようになりますよ。