天気にかかわらず毎日出る洗濯物。晴れた日なら干す作業も気持ちよくできますが、雨の日が続くと困ってしまいますね。
そこで今回は、雨の日の洗濯でもスッキリ乾かすためのコツをご紹介します。これを知っておけば生乾きのイヤな臭いが残ることがなくなりますよ。
もくじ
雨の日の洗濯物はどこに干す?
雨の日の洗濯でまず迷うのが、どこに干すかという問題。外の風に当てたほうが乾きやすそうですが、屋根があっても雨が吹き込んで濡れてしまう上、湿度が高いので逆効果。
雨の日は部屋干しするのが正解です。
ただ、部屋干しでもそのままだと乾きが悪くなってしまうので、乾きやすい環境を整えてあげることが大切です。
雨の日の洗濯物干し|乾燥を早める環境の整え方
洗濯物が乾きやすいかどうかは「温度」「湿度」「空気の流れ」の3つがかかわっています。以下のような環境を整えて、洗濯物が乾きやすくしましょう。
「温度」は高く
室内が暖かいほど水分が蒸発して乾きやすくなりますが、雨の日は気温が下がりやすいので、乾きが悪くなります。洗濯物を干す場所はできるだけ暖かくしましょう。
「湿度」を低く
室内の湿度はできるだけ低くします。湿度は空気中の水分量を表しており、湿度が高すぎると洗濯物の水分がそれ以上空気中に逃げられなくなってしまって乾きが遅くなってしまうからです。
「空気の流れ」をつくる
洗濯物を干すとそのまわりの空気中の湿度が高まって、乾きにくくなります。ここに風をあてて空気の流れを作れば、乾いた空気と湿った空気が入れ替わり、洗濯物が乾きやすくなります。
雨の日の洗濯物干し|温度と湿度を調整する方法
雨続きで部屋のなかの湿度が上がりきっているときは、部屋干ししてもなかなか乾きません。
そこで一番効果があるのは「温度を上げる」と「湿度を下げる」を組み合わせること。次の方法で部屋の環境を整えましょう。
エアコンを使う
エアコンの「除湿」機能は部屋干しのときにとってもおすすめ。空気中の水分を取り除いてくれるので洗濯物がよく乾きます。エアコンで暖かい空気を送り、除湿機を併用する方法もあります。
浴室乾燥を活用する
エアコンを使うほどでもないときは浴室乾燥を活用するのも手。お風呂に洗濯物を吊るし、3時間ほど乾燥をかけておきましょう。お風呂の湿気も取れてカビ予防にもなるので一石二鳥です。
雨の日の洗濯物干し|風通しをUPさせる方法
湿度を下げるのと組み合わせて、干し方を工夫して「風通しをよくする」と洗濯物はよく乾きます。
エアコンの除湿などを使わない場合でも、乾燥が早まりますよ。
服同士の間隔をあけて干す
干すスペースが限られるていると、ついギュウギュウに干してしまいますが、それでは湿気を逃がせません。服同士の間隔は15cmほどあけて、湿気が発散しやすいように干しましょう。
洗濯物が多い場合は数回にわけるか他の部屋も活用して、間隔を保つことを優先してくださいね。
裏返して筒状に干す
生地が厚いジーンズやパーカーなどは裏返して筒状に吊るすのがおすすめ。裏返すとポケットなど布の重なりの大きな部分にも風が通るようになります。
さらに筒状にすることで内側からも乾くようになります。ピンチハンガーをやハンガーの2本使いなどで、筒になるよう工夫して干してみてください。
扇風機で風をあてる
最後の仕上げに、扇風機を使って風を送りこみましょう。弱風で十分なので、乾くまでの間ずっとつけておくのがおすすめ。
少し離れた場所から首振りにすれば風が部屋全体に循環しますよ。
雨の日の洗濯物には生乾き臭を防ぐ洗剤を
洗濯洗剤のなかには「部屋干し用」「生乾きの臭いを防ぐ」といった機能がついているものがあります。
部屋干し用洗剤を使えば、乾くまでに時間がかかっても雑菌が繁殖しにくくなり、部屋干し臭を防げますよ。
一度生乾きになってしまうと、もう一度洗濯しないと臭いは取れません。洗剤選びの時点から部屋干しの欠点を補いましょう。
部屋干し用洗剤のおすすめは、下記の記事も参考にしてみてくださいね。
洗濯物が雨に濡れてしまったら?洗い直すべき?
うっかり洗濯物を干したままでかけてしまったり、天気が突然悪くなったりして洗濯物が雨に濡れてしまうことってありますよね。
「もう1回洗うのはもったいないし衣服に負担をかけてしまう・・・」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
雨の中には大気中のさまざまな汚れが含まれているので、やはり濡れたら洗い直したほうがいいでしょう。
ただ、少し濡れた程度であれば水洗いと脱水を済ませるだけで問題ありません。長時間雨ざらしになっていた場合は、もう1回洗濯をやりなおすのがおすすめです。
雨の日の洗濯物は「湿度」と「風」を味方につけてカラッと乾かす
雨の日は洗濯物が乾きにくいし、生乾きなどのトラブルも起こりやすいのでどうしても気分が沈んでしまいますね。
部屋干しは「湿度を下げること」「風を通すこと」を意識すれば短時間でカラッと乾くようになります。
面倒なときは家電の力を借りても大丈夫。スムーズに乾けば次の日の身支度で困ることもなくなりますよ。