デニム・ジーンズは分厚くて丈夫な生地が魅力な反面、洗濯するとなかなか乾きにくいため、「洗濯乾燥機で乾かせないのかな?」と考えたことはないでしょうか。
でも、縮んだり、色落ちしたら大変ですよね。そこで今回は、乾燥機を使ってジーンズを乾かすときのコツを説明します。
もくじ
デニム生地のジーンズ(ジーパン)などは乾燥機にかけてもいい?
デニムはもともと作業着にも使われていたくらい丈夫な生地なので、乾燥機を使っても生地が酷く傷んでしまう、ということはありません。
ただ一点、熱で生地が縮む可能性があることには注意が必要です。
綿100%のデニムジーンズの場合、乾燥機にかけるだけで1〜2cmほど縮むともいわれています。
あえて縮ませてダメージ感を出したい場合を除いて、下記のようなデニムはなるべく乾燥機に入れない方が無難ですよ。
・刺繍などの装飾がついたもの
・高価なもの、お気に入りのもの
デニムジーンズ(ジーパン)を乾燥で縮ませないためのコツは?
ジーンズが縮んでしまうのは乾燥のときの熱風が原因なので、熱に当たる時間を短くするのが縮ませないコツです。
縮ませたくないジーンズは、乾燥時間をふだんの半分ほどにするのがおすすめ。
半乾きの状態で取り出し、形を整えて風通しのいい場所で再度干しましょう。十分に熱が通っているので自然乾燥でもあっという間に乾きますよ。
デニムジーンズ(ジーパン)を乾燥機にかけるときの注意点
ジーンズなどのデニム生地は丈夫ではありますが、縮みやすかったり色落ちがしやすかったりとトラブルの起こりやすい生地でもあります。乾燥のときは2つの注意点があるので意識しながら乾かしましょう。
はじめての洗濯で乾燥機を使わない
新品のデニム生地は、買ってからはじめての洗濯だと表面の染料が落ちます。ただでさえ風合いを損ないやすいので、乾燥機で熱をくわえるとなおさら負担がかかります。初回の洗濯では慎重に扱いましょう。
乾燥時間に注意する
最近の洗濯乾燥機は洗濯物の量に応じて自動で乾き具合を調節してくれるものがほとんど。
もし、乾燥時間を自分で調節できるタイプなら1時間半〜2時間ほどと短めにかけるのがおすすめですが、不安なら自然乾燥に切り替えた方が安心ですね。
デニムジーンズ(ジーパン)を乾燥機で早く乾かすには
デニムジーンズを乾燥機にかけて、なるべく早く乾かしたいときは、「裏返す」のがポイント。
裏返すことで、ポケットなど生地と生地が重なる部分にも風が通って、乾燥時間を早められます。また、表面の生地を守りながら乾かせるメリットもありますよ。
洗濯するときから裏返しておくのがおすすめです。
ジーンズ類は裏面の方が汗が染み込んでいるので、裏返すことで洗濯での汚れ落ちがアップします。そのまま乾燥機にもかけられるので一石二鳥ですね。
乾燥機を使わずデニムジーンズ(ジーパン)を乾かすには?
ジーンズやデニムは分厚くて乾きにくいイメージがありますが、乾燥機を使わなくても、乾かし方ひとつで乾燥時間を早めることもできます。
ポイントは「風通しをよくする」こと。裏返しにして裾から筒状に干すか、ピンチハンガーなどで腰回りが円を描くように広げて吊るしましょう。
こうするだけで内側に風が通りやすくなり、短時間で乾きますよ。
デニムジーンズにはコインランドリーの乾燥機がおすすめ!
実は、デニムの乾燥にはコインランドリーの乾燥機がおすすめ。コインランドリーの乾燥機は容量が大きく、他の衣類との摩擦を避けられるので色落ちなどの心配が軽減されるんです。
また、家庭用乾燥機と比べて乾燥時間も短く済むので、縮み対策にも◎。
手間とお金が少しかかってしまいますが、心配な場合はコインランドリーを使ってみるのも一つの手ですよ。
デニムジーンズを乾燥機にかけるコツをおさえておこう
ジーンズやデニムは、ファッションに取り入れやすい一方で洗濯がむずかしいアイテムでもあります。
まずは少々縮んでもいいジーンズを選び、裏返して乾燥機にかけてみましょう。仕上がりが満足いくものであれば、次から他のジーンズも乾燥させてみるといいですよ。
乾燥機が使えるとなれば、天気に関係なくこまめな洗濯もできるようになりますね。