スープは具だくさんにすれば野菜がたっぷり摂れるので、偏りがちな食事の栄養補給に便利です。しかし、たくさん作りすぎてしまうこともあり、食べきれないと悩むことも。
そんなときは冷凍保存がおすすめです。1食ずつ使えるので、毎日の食事に役立ちますよ。
今回はスープの冷凍保存の方法をご紹介します。
スープは冷凍できる?保存期間は?
スープは冷凍保存できます。電子レンジで解凍してすぐに食べられるので、まとめて作って小分けにしておけば毎日の夕食に便利ですよ。
保存期間は、入れる食材にもよりますが2~3週間ほど。
正しく冷凍保存して、毎日の食事に活用してくださいね。
スープの冷凍保存する方法は?
作ったスープを冷凍保存するときは、「保存容器に入れて保存する方法」と「保存袋に入れて保存する方法」がおすすめ。
① 保存容器に入れて保存する方法
スープを保存するときは、電子レンジが使える冷凍用の保存容器を使うのがおすすめ。温めてそのまま食べられるので、洗い物も減らせます。
やり方は、スープの粗熱が取れたら保存容器に1食分ずつ入れてフタをし、冷凍するだけです。
冷凍すると膨張するので、容器の8分目を目安に入れましょう。
カレー系やトマト系のスープは色移りすることがあるので、入れる前にラップを2枚、十字になるように重ねて敷いておくといいですよ。
食べるときはフタをずらし、500Wの電子レンジで6分ほど加熱します。
凍っている場合は、一度かき混ぜてから1分ずつ追加加熱してくださいね。
② 保存袋に入れて保存する方法
コンパクトに保存したいときは、保存袋に入れてもOK。封が甘いとこぼれてしまうので、しっかり口と閉じて密閉しましょう。
粗熱をとったスープを1食ずつ保存袋に入れ、金属トレイやバッドにのせて冷凍します。
完全に凍ったら、立てて保存すると省スペースで置いておけ、冷凍室内をうまく使えますね。
食べるときは、500Wの電子レンジで3分ほど加熱して、半解凍にしてから容器に移して、さらに5分加熱してください。
スープを冷凍保存するときの注意点は?
スープにはたくさんの具材を入れますが、冷凍するのに不向きな食材があります。次の食材は注意してくださいね。
① じゃがいも
じゃがいもをそのまま冷凍保存すると、内側が変色してスカスカになって食感が悪くなってしまいます。冷凍するときは、つぶしてから冷凍するといいですよ。とろっとした食感になり、スープがポタージュのような食感になります。
② 豆腐
解凍するとスポンジ状になってなめらかさがなくなり、ゴワゴワとした食感になってしまいます。高野豆腐のような食感が気にならなければ入れてもOK。
③ こんにゃく、はるさめ
こんにゃくやはるさめは、冷凍すると組織が戻らず、スポンジ状になってしまいます。食感が悪くなってしまうので、冷凍は控えた方がいいでしょう。
④ 卵
冷凍すると白身がスカスカのスポンジ状になってしまいます。冷凍する場合は、黄身と白身をしっかりと混ぜて、溶き卵にして使用しましょう。
スープの冷凍保存をかしこく食卓に利用しよう
たくさん作りすぎたスープも、冷凍保存をすればムダなくおいしく食べ切れますよ。冷凍保存したスープを上手に活用して、バランスのよい食事を楽しんでくださいね。