煮る、焼く、揚げるなどあらゆる調理法があるじゃがいもは、常備しておくと便利な食材。正しい方法で、長く日持ちさせたいですよね。

今回は、そんなじゃがいもを冷蔵庫で保存する方法や注意点を紹介します。

じゃがいもは冷蔵庫に保存してもいいの?

じゃがいも 冷蔵庫 保存 野菜室
じゃがいもは本来7~15℃の常温保存が適していて、傷みにくく味も落ちにくいといわれています。常温保存するときは、新聞紙などで包んで光をさえぎり、風通しのいい箱や袋に入れて保存しましょう。

ただ、室内の温度が高くなる夏場に常温保存すると傷みやすいため、冷蔵庫で保存したほうが長持ちします。

次からは冷蔵庫でもおいしい状態を保つための保存方法を紹介します。

じゃがいもを冷蔵庫で保存する方法は?

?? クエスチョン
じゃがいもを冷蔵庫で保存するときは「まるごと保存」と「カットして保存」の2通りあります。それぞれでやり方が違うので、順番に説明します。

【冷蔵庫保存1】まるごと保存

じゃがいもをまるごと保存する場合、新聞紙やキッチンペーパー・ポリ袋を使います。

① 新聞紙で包む

じゃがいも 冷蔵庫 保存 まるごと 新聞紙で包む
じゃがいもは濡れたところから傷み始めます。湿気と冷やしすぎから守るため1つずつ新聞紙に包みます。

② ポリ袋に入れる

じゃがいも 冷蔵庫 保存 まるごと ポリ袋に入れる
新聞紙で包んだじゃがいもが冷蔵庫内で乾燥しないよう、ポリ袋に入れます。

③ ポリ袋の口を軽く締める

じゃがいも 冷蔵庫 保存 まるごと ポリ袋の口はゆるめに締める
湿気がこもらないようポリ袋の口は軽く締めます。

④ 野菜室に入れる

じゃがいも 冷蔵庫 保存 野菜室に保存
冷蔵庫の野菜室にじゃがいもを入れます。

温度が低すぎるのも傷みやすくなる原因なので、冷蔵室より温度がやや高い野菜室に入れましょう。

【保存期間】
2ヶ月ほど保存できます。

新聞紙が湿るとじゃがいもが傷みやすくなるため定期的に状態を確認し、湿ってきたら新聞紙を取り替えましょう。

カットしたじゃがいもを冷蔵庫で保存する方法は?

必要な量をカットしたあとに残ったじゃがいもは、水に浸けて保存します。

① 水に浸ける

じゃがいも 冷蔵庫 保存 カット済み 水に浸ける2
カットして残ったじゃがいもは、そのまま放置しておくと切り口から黒く変色します。空気に触れないよう水を張ったタッパーに浸して冷蔵庫で保存します。

適度な大きさのタッパーがなければ、ポリ袋にじゃがいも全体が浸かるぐらい水を入れて口を縛って保存してもOKです。

【保存期間】
2〜3日が目安です。

水に浸けて保存すると、ビタミンやミネラルなどの水溶性の栄養分や旨み成分が流れ出るので、なるべく早く食べ切りましょう。

じゃがいもを冷蔵庫に保存しよう

じゃがいも 細切り 料理
正しく保存することでじゃがいも本来の風味やおいしさをキープできます。さらに保存できる期間もぐっと伸びるので、「夕飯のおかずに使う野菜が足りない」という時にもじゃがいもが活躍しますよ。

おいしいまま保存して、いろいろなレシピに挑戦したいですね。