古くからご飯のお供として親しまれてきた「梅干し」。保存食として作られていたことから、かなり日持ちするイメージがありますよね。
そこで今回は、梅干しの賞味期限についてご紹介します。
梅干しの賞味期限はどれくらい?
梅干しは古くから、保存食として作られてきました。昔ながらの製法でつくられた梅干しには、賞味期限がなくほとんど腐ることもない、と言われています。
ただ、近年市販されている梅干しすべてに賞味期限がないわけではありません。
塩分濃度によって賞味期限が変わる
梅干しの賞味期限は、塩分濃度によって変わってきます。基本的には塩分濃度が高ければ高いほど、傷みづらくなります。
実際に塩分濃度が20%前後と高い梅干しには、賞味期限がないものが多いですよ。
ただ、近年市販されている梅干しは塩分濃度が3〜12%ほどと低いものが多く、賞味期限も6ヶ月程度に設定されています。
作り方や添加物によっても賞味期限は変わってくるので、パッケージを確認してくださいね。
賞味期限は開封前であることが前提!
賞味期限がある梅干しの場合、その期限は「開封前かつ適切に保存されていること」が前提です。開封後はパッケージの表示に従って適切に保存し、なるべく早めに食べ切るようにしましょう。
梅干しを手作りしたときの賞味期限は?
家で梅干しを手作りしていて、何年も同じものを食べていた…という経験がある人もいるかもしれません。
手作りの梅干しの場合も、賞味期限は塩分濃度に左右されます。
味の好みもありますが、長く食べ続けたいのであれば塩分濃度を20%くらいにしておくと、手作りでも日持ちがききますよ。
塩分濃度がそれ以下の場合や、他の調味料を混ぜて作っている場合などは、6ヶ月程度を目安に食べきるのがおすすめです。
梅干しの賞味期限が切れるとどうなる?
賞味期限はあくまで「おいしく食べられる期限」なので、切れてすぐに食べられなくなるわけではありません。
ただ、たとえ開封していなくても劣化は進んでいくので、基本的に賞味期限切れの梅干しを食べることはおすすめできません。
また、梅干しが下記のような状態になっていたら傷んでいるサインです。賞味期限に関わらず、食べるのは控えるようにしてくださいね。
・変色している
・異臭がする
・味が変わっている …など
梅干しの賞味期限に注意しておいしく食べきろう
塩分濃度の高い梅干しには賞味期限がなく長期保存できますが、最近は減塩タイプのものなども多く、必ずしも日持ちするとは限りません。
とくに一度開封したものは痛みやすくなるので、なるべく早く食べきるようにしてくださいね。