寒い時期に困る「窓の結露」。部屋のなかと外の温度差で毎日窓の周りがぐっしょりと濡れていると嫌ですよね。

放っておくとカビ汚れなどに発展するので、毎日の拭き掃除はとても重要です。そこで今回は、結露をどう掃除すればいいのか、予防法と合わせてご紹介します。

結露ができるのはどうして?

窓の結露

結露とは「室内側(内)」と「室外側(外)」の温度差によって空気中の水蒸気が凝縮する現象のことをいいます。自然現象なので基本的には避けられず、窓や玄関の扉など、屋外との境目となる場所に水滴がついてしまいます。

特に気温が下がる夜〜朝に窓がよく濡れ、毎日のようにでてくるので面倒になってそのまま放置している人も多いと思います。

この水滴は見栄えが悪いだけでなく、パッキンや窓サッシに溜まってカビやダニの繁殖を促してしまうのでとてもやっかい。こまめに掃除する必要があります。

朝はただでさえバタバタと忙しいのに水滴を取り除くなんて大変!と思う人は多いはず。次からできるだけ簡単に掃除する方法をご紹介します。

結露の取り方|基本の方法は?

ここでは結露による水滴をのふき取り方を3つご紹介します。

結露の取り方|基本の方法

①雑巾で拭く

定番は雑巾で拭き取る方法。掃除のポイントは「下の方から上に向かってゆっくりと拭き上げる」ことです。この方法なら下にビチャビチャとたれにくく、窓枠を濡らすことも減らせますよ。

②新聞紙で吸い取る

新聞紙を雑巾代わりに使うのも便利。拭き終わったらそのままゴミ箱にまとめて捨てられるので、雑巾を絞って乾かして…という手間がかかりません。雑巾と同じように下から上に向かって拭きましょう。

③便利グッズで拭く

「結露用」の雑巾を1枚用意しておくのもおすすめです。吸水性が高いクロスなら一発で水滴を取り除けます。また、ワイパーも水滴を取るのに使えます。高いところもラクラク届くので、面倒な気持ちもなくなりますよ。

結露の取り方|おすすめのふき取りグッズ2選

雑巾でいいとは言え、何面も窓があると拭くのが手間ですよね。継続して結露取りを続けるためには、便利グッズを用意しておくのがおすすめです。おうちに合わせて使いやすいものを選んでくださいね。

1.『結露取りワイパー』(山崎産業)

山崎実業 結露取りワイパー

出典:楽天

結露を取るためのワイパーです。持ち手の部分が水をためるタンクになっているので、結露の量がわかりやすく、どれくらい取り除けたのか見るのが楽しいですよ。

2.『超吸水スポンジブロック』(アイオン)

超吸水スポンジブロック

出典:楽天

吸水性抜群の大型のスポンジです。窓をサッとこするだけでキレイに結露を落とせます。切って使えるので1階用、2階用とわけてもいいですね。

結露を予防する方法は?

結露はそもそも水滴がつかなければ掃除しなくてすみますよね。完璧につかない方法はありませんが、ここで紹介する予防法で水滴がつきにくくはなります。取り組みやすいものから実践してみましょう。

結露を予防する方法

①除湿機・除湿剤を置く

冬は空気が乾燥するのでついつい加湿器を使いがちですが、つけっぱなしは結露をうながしてしまいます。50〜60%の湿度があれば十分なので、窓際には除湿機や除湿剤を置いて空気中の水分を調整しましょう。

②寝る前に換気する

寝る前に窓を開けて換気するのも有効。外の空気を取りこんで温度差が少なくなり、結露が抑えられますよ。日中の換気も効果がないわけではないですが、「寝る前」というのがポイントです。

③サーキュレーターを当てる

サーキュレーターや扇風機で窓に風を送り続けるのも予防につながります。窓の近くの風を動かし続けることで、空気中の水分が凝縮するのを防ぎます。

④窓にフィルムを貼る

専用のフィルムや吸水シートを貼るのもおすすめです。窓の下部に貼り付けて垂れた水滴を吸収するものや、ガラスに貼って暖房効果で結露を防ぐものなど、さまざまな商品が販売されていますよ。

結露の予防に便利なアイテム2選

窓の結露による汚れを防止するには、専用のグッズが販売されています。活用すると窓の掃除がぐっと楽になりますよ。

1.『結露吸水テープ』(ニトムズ)

ニトムズ 結露吸水テープ

出典:楽天

結露を吸い取ってくれる吸水テープです。窓枠に貼り付けておくと垂れた水滴を吸い取ってくれますよ。木材の腐食やカビを予防できます。

2.『窓ガラス透明断熱フィルム』(ニトムズ)

窓ガラス透明断熱フィルム

出典:楽天

窓に貼り付けるフィルムタイプの断熱材です。このフィルムを貼るだけで二重窓の効果が得られるので、冷たい窓と温かい室内の空気がぶつからず、結露ができなくくなります。窓から暖気が逃げないので、暖房効果も高まって節約につながりますよ。

結露で汚れたカーテンは早めに洗濯しよう

日差し 窓 カーテン 

窓の近くにものを置いていると結露がついて汚れることもありますね。

特にカーテンは濡れやすく、そのままにしているとカビが広がって黒ずみが落ちにくくなるだけでなく、開け閉めするたびにカビ菌を部屋内に広げてしまうので注意が必要。見つけたらすぐに洗濯してキレイにしましょう。

また、近くに置いている棚などに水滴がついているなら拭き取ってあげてください。木材は湿気に弱いので、これを機に配置換えを検討するといいですよ。

結露で発生したカビの掃除方法

消毒スプレーを窓に吹きかける パストリーゼ

結露を放っておくと、カビ菌が繁殖して黒ずみができることがあります。

カビを撃退するには、「アルコール除菌」が効果的。一度水分をとったあとにアルコールを吹き付け、キッチンペーパーなどで表面に残った黒カビをこすり落とせば完了です。

スプレー式のものが使いやすいですが、アルコールを含んだウエットティッシュでも大丈夫です。

黒カビを取るには浴室などで使う『カビキラー』などのカビ取り剤を使いたくなりますが、窓枠を傷めることがあるので素材との相性に注意しましょう。

結露の取り方は簡単!定期的な掃除で清潔な空間を

窓掃除 日差し

朝の忙しい時間では、手間のかかる結露掃除はできるだけやりたくないものです。

まずは結露を取るのは便利グッズを使ったり、子供にお願いしたりして頻繁に掃除できる環境をつくるのがポイント。空気も入れ替えて結露予防しておけば、手間な作業が分散できますよ。

朝一番のバタバタする時間は自分だけであれもこれもと頑張ると続かないので、周囲の力も借りながら定期的に結露取りをしてキレイを保ちましょう。