カーテンにホコリがたまっていたり、カビがついていたりした経験はありませんか?たまに見ると意外と汚れていてビックリしますよね。ただ、キレイにしようと思っても「サイズが大きいしどうやって洗濯するんだろう…?」と気になると思います。
そこで今回はカーテンの洗濯方法をご紹介します。洗い方を覚えれば簡単に洗濯できますよ。
カーテンを洗濯する頻度は?
そもそもカーテンって洗濯が必要なの?買ってから全然洗ってない…という人もいると思います。
でも、カーテンはホコリをかぶったり、窓の結露が原因でカビがついたりして、意外と汚れているものです。水洗いできるものであれば、定期的に洗濯するといいですよ。
できれば「半年に1回」ほどのペースで洗濯しましょう。「そんなに洗うのは大変…」と思うかもしれませんが、洗い方は簡単なので、すぐに取り組めますよ。
カーテンは洗濯は手洗い?洗濯機?
もし、バツ印がついた「水洗い不可」のマークがついていたら、そもそも水洗い自体ができないので、自宅で洗うのはあきらめてクリーニングに出しましょう。シルクなどのデリケートな素材を使ったカーテンに多く見られます。
それ以外のマークがついていればおうちで洗濯してOK。どんなマークがついているのかチェックしてみましょう。手洗いマークがついていなければ、洗濯機で洗えます。
カーテンの洗濯には何が必要?
- 必須
- 『エマール』などのおしゃれ着洗剤
- 洗濯ネット
- あると便利
- 『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤
カーテンの洗濯は「おしゃれ着洗剤」と「洗濯ネット」の2つがあれば大丈夫です。
汚れがひどい場合は、洗剤だけでは落ちないこともあるので、『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤があるとよりキレイに仕上がりますよ。
次からはカーテンを「洗濯機で洗う場合」と「手洗いする場合」の2つの方法をご紹介します。洗濯表示にしたがって洗い方を選んでくださいね。
カーテンを洗濯する方法!洗濯機での洗い方は?
洗濯機で洗う場合は次の手順で進めます。
フックを外す
レールに引っかけるフックの部分を全てはずし、なくさないよう洗面器などにまとめておく。
たたんで洗濯ネットに入れる
カーテンを山折・谷折りを繰り返してジグザクにたたむ。細い長方形になったら洗濯ネットの大きさに合わせて小さくたたんで入れる。
洗濯機の標準コースで洗濯する
ネットごと洗濯機に入れ、洗剤をセットして標準コースで洗濯。汚れがひどければ酸素系漂白剤も入れる。
脱水時間を短くする
脱水時間は30秒以内に設定する。設定できない場合は途中で停止して取り上げる。
洗濯機で洗うときのポイントは2つ。
「たたんで洗濯ネットに入れること」と、「脱水時間を短くすること」です。これで生地の傷みがすくなくなり、シワがつきにくくなってキレイに仕上がりますよ。
カーテンを「手洗い」で洗濯する方法は?
手洗いする場合は少し準備が必要。カーテンは大きいので、洗面器などで手洗いできません。洗面所のシンクかお風呂の浴槽を洗面器代わりに手洗いを進めましょう。
フックを外す
レールに引っかけるフックの部分を全てはずし、洗面器でよく洗う。
洗濯液をつくる
カーテンが浸かるくらいの水を張り、その分量に見合った洗剤を入れる。
カーテンをつけて押し洗いする
カーテンを入れて両手で押したり離したりを繰り返す。途中で面を変えてまんべんなくキレイに。
すすぐ
栓を抜いてキレイな水に入れ替え、押し洗いの要領ですすぐ。泡が出なくなるまで2〜3回繰り返す。
軽く脱水する
洗濯ネットに入れ、洗濯機で脱水だけする。脱水時間は30秒以内。
あとは乾燥させれば完了です。
洗濯したカーテンの干し方は?
洗濯したカーテンは次の2通りの干し方ができます。
レースカーテンの場合
軽いのでそのままフックをかけなおして乾かします。カーテンレールに引っかけて乾かせば、重力と水分の重みで自然とシワが伸びてキレイになりますよ。
それ以外のカーテンの場合
そのほかのカーテンは多少生地に重みがあるので、物干し竿で乾かします。2本の物干し竿にまたがるように「M字干し」するのがおすすめ。物干し竿が1本しかないなら、ハンガーを何本かかけてその上からカーテンをかぶせて「A字干し」すると早く乾きます。
カーテンをキレイに洗濯するワンポイント
さらにキレイに仕上げたい人は次のような工夫もするとグッとキレイに仕上がりますよ。
あらかじめホコリを取る
カーテンは半年も放置しているとかなりホコリをかぶっています。洗濯前にベランダなどで軽く振り払ってホコリを落としておくと、洗濯槽にホコリを持ち込まず、ネットにもからみません。
汚れた部分を下洗いする
シミなど汚れた部分にはあらかじめ洗剤を原液でかけておきます。『ワイドハイター』などをなじませておくと、カビの除去までできますよ。
カーテンの洗濯のお助けグッズはある?
カーテンの洗濯には「カーテン用」の洗濯ネットがあると便利です。大きさや形状に工夫がこらされているので、普段使っているネットよりも使いやすいですよ。
『筒型 くずよけ 洗濯ネット』(レック)
カーテンやタオルケットなど少し大きめのものを入れるのにちょうどいい筒型の洗濯ネットです。網の目が細かく、糸くずなどがつかないように工夫されています。
『カーテン専用洗濯ネット』(ダイヤコーポレーション)
この『カーテン専用洗濯ネット』はただ入れるのではなく、カーテンを固定して巻きつけるため、洗っている途中でも振り回されることがありません。ねじれもなく、キレイに仕上がりますよ。
ワンポイント
カーテンの洗濯中に掃除もすませよう!
せっかくキレイにしたカーテンも、カーテンレールが汚ければすぐにホコリが落ちてきて汚れてしまいます。
洗濯中にレールを掃除しておくとキレイが長続きしますよ。
方法は簡単で、掃除機でホコリを吸ったり、レールやサッシを雑巾でサッと拭くだけです。しばらく掃除していないとホコリがどっさりたまっているので、このタイミングで必ず確認しておきましょう。
カーテンの洗い方を覚えて洗濯を楽しもう
カーテンはホコリがつきやすいので定期的な洗濯がとても大切。半年に1回、梅雨明けと大掃除のタイミングなどに洗濯するといいですよ。
カーテンがキレイだと細かな汚れや花粉が風にあおられて室内に浮遊することもなくなり、快適に過ごせますね。