「吸水スポンジ」ってご存知ですか?

形はよく目にするスポンジのような四角い形をしていますが、吸水性が段違いで、こぼした飲み物や結露、水回りの水滴などをたくさん吸ってくれる超便利グッズです。

今回はそんな「吸水スポンジ」の活用法や効果を、実際に使って検証してみました。

一家に一個あると、「あっ!」と飲み物をこぼしてしまったときに大助かりですよ。

そもそも吸水スポンジって何?

吸水スポンジとは、名前のとおり水を吸い取ることに特化したスポンジのこと。一般的なスポンジと比べると、「吸水力」と吸った水を留めておく「保水力」に大きな違いがあります。

吸水スポンジは細かい無数の穴からできていて、容量の90%ほどが空っぽの状態。その空っぽのすき間にどんどん水が染み込んでいくので、抜群の吸水力と保水力があるわけです。

水切れもよいので、拭くのとしぼるのを交互に繰り返せば、吸水力を落とさずに何度も使えるすぐれものです。

吸水スポンジの使い方は?

カーペットにできたコーヒーのシミ

吸水スポンジはどんな水分でも吸収してくれますが、次のようなシーンでよく使われていますよ。

①窓の結露を拭き取る
②入浴後のお風呂の水分を拭き取る
③飲みこぼしを吸い取る
など

結露の水滴を取り除くことはカビ予防に、お風呂の水分を取り除くことは水垢予防につながります。おうちを清潔に保つために吸水スポンジが一役買ってくれますよ。

吸水スポンジの形状をチェック

超吸水スポンジ

今回は、AION(アイオン)株式会社から販売されている『超吸水スポンジブロック 200mlタイプ』を実際に用意しました。

超吸水スポンジの中身

開封。

超吸水スポンジの大きさ

大きさは縦11cm × 横6.5cm × 厚さ3.5cm。ふつうのキッチンスポンジくらいのサイズですが、少しだけずっしりとした重みを感じました。

きめが細かいので、触り心地はかなりなめらか。握ると弾力があります。

超吸水スポンジの「吸水力」をチェック

吸水スポンジで水を吸う①

さっそく吸水力をチェック。

吸水スポンジで水を吸う②

水をこぼしたところに吸水スポンジを用意し、サーッとなぞっていくと、

吸水スポンジで水を吸う③

スポンジが水を吸収し、水分がなくなりました。水滴がいっさい残っていないので、触り心地もサラサラです。

ボウルに水を入れる

そこで、どのくらい水を吸うのかもチェック。今回用意したのが200mlまでを吸水するタイプなので、実際にボウルに200mlの水を用意し、すべて吸い切るか確認しました。

吸水スポンジでボウルの水を吸う

超吸水スポンジを入れた瞬間から、水をグングン吸い上げて色を変えていき、

吸水スポンジでボウルの水を吸う

30秒ほどで水がなくなりました。吸水力は申し分なしです。

超吸水スポンジの「保水力」をチェック

吸水スポンジを持ち上げても水がたれない

続いて吸水スポンジの保水力をチェック。たっぷり水を吸っているので、持ち上げるとポタポタとしたたるかと思いきや、一滴も垂れてきません。

これなら持ち運びで水をこぼす心配もなさそうです。

吸水スポンジの水を絞る

そしてギュッと握ると水がいっきに溢れ出てきます。

吸水スポンジに水をかける③

200mlの水を直接かけても、どんどん吸い取って、溢れ出てくることはありません。

吸水スポンジから水が漏れない

結局200mlすべてを吸いきり、テーブルが濡れることもありませんでした。

これなら結露やお風呂の水滴をササッと拭き取って、簡単に処理できそうですね。

- 動画でチェック -
参考までに「吸水力」と「保水力」を動画でもチェック。


吸収量いっぱいの200mlをすっかり吸い取ってくれました。吸い上げた水がしたたることもありませんでした。

吸水スポンジの使い方の注意点は?

注意 ポイント 手

吸水スポンジの実力から「さっそく使ってみたい!」と思う人も多いと思いますが、使うときには注意点もいくつかあります。

ここでしっかり確認しておきましょう。

注意①|新品はよくすすいでから使う

開封したばかりの新品には防腐剤が付着していて、手荒れの原因になることがあります。最初はよくすすいでから使い始めてください。

注意②|使ったあとはしっかりすすぐ

水分や汚れなどを吸い取ったあとに、汚れをそのままにしておくと、カビが生えてしまうことも。使ったあとはしっかりすすいで汚れを洗い流してくださいね。

注意③|使い始めは水で濡らす

一度乾燥すると握ってもつぶれないほど固くなってしまいます。次に使うときは、水やぬるま湯ですすいで柔らかくなったことを確認してから使いましょう。

吸水スポンジのおすすめ!スポンジ以外も種類はいろいろ!

吸水グッズは今回紹介した商品やそれ以外にもたくさん販売されています。どんなものがあるのか、まとめて見てみましょう。

『超吸水スポンジブロック 650ml』

超吸水スポンジブロック

出典:楽天

今回紹介した200mlまでを吸水するタイプのスポンジとは別に、650mlサイズもあります。200mlの手で握れる大きさに切り分けても使いやすいですよ。

『超吸水スポンジブロック 1.3L』

超吸水スポンジのさらに大容量タイプもあります。この大きさなら窓の結露もたっぷり吸えるので、水を流しにいく手間を省けます。

『すいすいクロス』

レック すいすいクロス

出典:楽天

クロスタイプの吸水グッズ。窓についた結露による水滴や、テーブルにこぼした液体もサッと吸い取ってくれます。洗濯もできるので清潔に保てますよ。

『グングン吸水激絞りワイパー・ミニ』

アズマ工業 グングン吸水激絞り ワイパーミニ

出典:楽天

モップタイプの吸水グッズで、グリップ部分を伸び縮みさせるとスポンジがしぼれる仕組みになった優れもの。手を汚さずに作業できます。

ワンポイント

エコなわざあり

大きい吸水スポンジを買って切り分けても

超吸水スポンジを好きな大きさにカット

吸水スポンジを水回りに置いて、気づいたときにササッと水滴を拭き取るようにすると、カビや水垢などの汚れ予防につながります。大きめのスポンジブロックを用意し、切り分けて各場所に置いておくととっても便利ですよ。

軽く水で濡らして柔らかい状態にすれば、カッターなどでも簡単に切り分けられます。ぜひ試してみてくださいね。

吸水スポンジで水滴を拭き取ろう

吸水スポンジで水を吸う

最近ではホームセンターやニトリなどでも購入できるようになった吸水スポンジ。

水を吸い出すだけのシンプルな機能をもったスポンジですが、冬の窓ガラスにつく結露や子供の飲みこぼしによるシミなどに悩んでいるなら、ぜひ1つ用意してはいかがでしょうか。