土やホコリといった外の汚れが舞い込む玄関を掃除するときに、「重曹」が活躍することはご存知ですか?重曹といえばキッチン周りで使うイメージがあるかもしれませんが、玄関でも大活躍するんです。特にタイル掃除にはぴったり。
今回は、重曹を使った玄関タイルの掃除方法をご紹介します。
玄関タイルは汚れがこびりつきやすい
玄関で汚れやすい場所といえば、靴をならべる「床のタイル」です。
床には外から持ち込んだ泥や砂などの汚れがつき、放っておくと黒ずんできて、玄関全体が暗く見えます。
これらの汚れを落とすのに重曹は便利。粒が汚れをかき出すクレンザーのようなはたらきをして、こびりついた土を剥がし取ってくれます。
玄関タイルの掃除|使う道具は?
- 必須
- 重曹
- 数枚の雑巾
- ブラシ
- あると便利
- クエン酸
重曹は基本的に「洗剤の代わり」として使うイメージです。
玄関タイルの掃除|重曹を使った掃除方法は?
玄関の掃除に重曹を使うときは「ふりかけてこする」というのが基本の動作です。水に溶かすなどの面倒な作業も必要なく、手軽に進められますよ。次の方法で掃除してみてくださいね。
靴をどかす
床に置いているものを一度すべてどかす。
タイルに重曹をふりかける
かけすぎると拭き取りにくくなるので、部分的に白くなるくらい。
ブラシでこする
湿らせたブラシで重曹ごとこすり、汚れを落とす。
重曹を拭き取る
固く絞った雑巾で重曹を拭き取る。バケツを使って水で流してもOK。
泥などの汚れは洗剤では溶かせないので、重曹の顆粒と一緒にかき出しましょう。
「重曹のかけすぎ」には注意しましょう。足りなくなったらあとからでもふりかけられるので、汚れを中心にふりかけるだけにとどめるのがポイントです。重曹を使う量を最低限にできると、後片付けが簡単になりますよ。
玄関タイルだけじゃない!重曹は壁にも使える
手でよく触る玄関の「壁」にも、手垢やホコリが蓄積しています。これらの汚れにも重曹は使えますよ。
油汚れを分解する洗剤としての働きもしてくれるので、壁についた皮脂汚れもよく落とせます。雑巾を用意して以下の手順で掃除しましょう。
雑巾に重曹をふりかける
雑巾を濡らしてよく絞り、重曹を軽くふりかけておく。
叩くように拭く
汚れが目立つ場所を中心に、ポンポンと叩くようにこする。
水拭きする
雑巾をすすぎ、重曹を落とすために水拭きする。
乾拭きする
水分を残さないようにしっかり拭き取って完了。
床を掃除する前に壁から掃除をしておけば、重曹が下にこぼれても問題ありません。床を掃除するときにその重曹も活かしてキレイにしましょう。
玄関タイルの掃除|タイルが重曹で白っぽくなってしまったら?
重曹は水に溶けにくい性質があるので、水拭きだけではうまく落としきれないことも。
多少は残ってしまっても支障ありませんが、白い拭き残しの跡ができてしまう場合も。これをキレイに仕上げたいときは「クエン酸」が便利。
クエン酸がもつ「酸性」が、重曹の「アルカリ性」と中和されて、重曹の残りを溶かしてくれるんです。
コップ1杯の水にスプーン半分くらいのクエン酸を混ぜ、この水を雑巾に含ませて白くなった部分を拭き取ればOK。
タイルの目地などに使われているコンクリート素材はクエン酸に弱いので、クエン酸水で拭いたあとは、最後に水拭きで仕上げることを忘れずに。
玄関タイルの掃除|重曹で靴の臭いも解決!
玄関は家族みんなが靴の脱ぎ履きをする場所でもあり、臭いも気になりますよね。
下駄箱などのこもった臭いに悩まされているおうちも多いですが、この臭いの問題も重曹で解決できるんです。
重曹には臭いを吸い取る力があり、ビンや小皿に入れて臭いの気になる場所に置くと効果を発揮します。下駄箱内の一角に重曹を置くようにすると、臭いも解消できるのでおすすめです。
玄関タイルの掃除は重曹で!玄関まるごとすっきり!
家の顔とも呼ばれる玄関。キレイに保ちたいとは思いながらも忙しいとこまめな掃除はむずかしいものです。
でも重曹を使えば、玄関をまるごとキレイにできちゃいます。タイルや壁の黒ずみが落ちると、玄関が明るく見えて毎日気持ちよくすごせますよ。