「おうちの顔」ともいえる玄関。でも、タイルに泥汚れがこびりついていたり、黒ずんでいたりすると、人を迎え入れるときに気になってしまいますね。誰がいつ訪ねてきてもいいように、キレイな玄関にしたいもの。
そこで今回は、忙しいママでも簡単にできる、玄関の床やタイル、目地の掃除方法をご紹介します。
ザラザラの玄関タイルにつく汚れって何?
玄関タイルの汚れの正体は、家の外の土ぼこりや泥、排気ガスなどが混ざったもの。とくに雨の日は、靴の裏に土などがつきやすいので、たくさんの汚れを玄関に持ち込んでしまいます。
掃除をしないと汚れはどんどん蓄積し、濃く大きく広がるいっぽうです。いつ来客がきてもいいように、掃除の方法をマスターしましょう。
ザラザラした玄関タイルの掃除方法は?
表面にデコボコがたくさんある「ザラザラタイル」は、細かい溝に汚れがどんどんたまっていきます。まずはホウキか掃除機で、ホコリやゴミを吸い取りましょう。その後、次の方法でキレイにします。
1. デッキブラシでこする
ザラザラタイルは、水拭きすると雑巾の繊維が引っかかり、メラミンスポンジを使うとカスばかりが出てしまって汚れがうまく取れません。そこで活躍するのが「デッキブラシ」です。硬めのブラシでごしごしこすれば、洗剤なしで溝の汚れもかき出せます。
最初に水を軽くまき、デッキブラシでこすり、最後にもう一度キレイな水で洗い流せば、汚れが落ちます。水を流せない場所なら、湿らせた雑巾で上から押さえるように拭き取ればキレイに仕上がりますよ。
また、目地の黒ずみが取れないときは、重曹を使うと取れやすくなります。
2. 高圧洗浄機を使う
どうしても落ちない汚れは、無理にこするとタイルに傷ができるかもしれません。最終手段として、高圧洗浄機を使うと、水圧の力で汚れがあっという間に落ちますよ。
購入するのはコストがかかりますが、最近では1日だけレンタルするサービスもあるので、ぜひ利用してみてください。
ザラザラの玄関タイルの掃除のコツや頻度は?
玄関のタイルを掃除するときは、「汚れが乾いていることを確認してから掃除する」のがコツです。やっかいな土や泥も、しっかり乾いていれば掃くだけで剥がし取れます。
タイルの材質を見極めながら、掃除のタイミングも見計らってキレイに保ちましょう。
また、玄関タイルの掃除の頻度は、掃き掃除は週に1〜2回、水やブラシを使った掃除は月に1回が目安です。もちろん、掃き掃除は毎日でも行った方が汚れがたまりにくいので、時間を見つけてこまめに掃除できるといいですね。
ザラザラした玄関タイルの汚れは「ダンボール」で防げる!
玄関の床やタイルが汚れる原因は、靴についてくる泥汚れが中心です。
とくに湿った泥はこびりついて大変。そこで、雨の日だけは家をでるときに玄関にダンボールなどを敷いて、帰ったらその上で靴をぬぐようにすると床やタイルが汚れるのを防いでくれます。
ダンボールは汚くなりますが、折りたたんで捨てるだけなので後処理も簡単ですよ。
ザラザラの玄関タイルの掃除に使える便利グッズは?
玄関のタイル掃除にできるだけ手間をかけたくないなら、便利グッズを使うのもおすすめです。道具から工夫すれば、イヤな掃除も気分が上がるかもしれませんよ。
『ブラッシングスポンジ』(アズマ工業)
ブラシ繊維と吸着繊維、2つの繊維で汚れをかき出すブラシで、タイル表面のデコボコに入り込んで汚れをかき出してくれます。ほうきで取れない汚れもぐんぐん取れますよ。
『高圧洗浄器 K2クラシックプラス』(ケルヒャー)
高圧洗浄機で有名なケルヒャーの商品。1万円以内とリーズナブルな値段で購入できます。これ1台で玄関のほかにもベランダや窓などの掃除ができます。
ザラザラの玄関タイルを掃除しよう
玄関をどんなに頑張って掃除しても、泥や汚れがついた靴で帰ってきたりしたら努力も水の泡…。
キレイな玄関は、定期的な掃除と家族全員が「できるだけ外で泥や砂を払って帰ってくる」ことが重要です。目地に汚れが溜まりにくく、ブラシで掃除をする頻度も少なくなります。
下駄箱内にメラミンスポンジやウェットティッシュを置いておいて、汚れに気づいた人が掃除するルールを作れるといいですね。家族みんなでおうちの顔をキレイにしてあげましょう。