ベランダや駐車場、玄関などのコンクリートにカビのようなものができた...と悩んでいませんか?
おうちのなかとは違い、コンクリートにできたカビをどうやって掃除すればいいか困ってしまいますよね。
今回はコンクリートの壁にできたカビの落とし方を詳しく説明します。
コンクリートの壁にカビが生える原因は?
カビの原因になるカビ菌は空気中をただよっていて、エサとなる汚れがあり、湿度が高い場所があればそこに定着して増殖します。屋外のコンクリートでも例外ではありません。
コンクリートは比較的カビが発生しにくい素材ですが、年数が経過して汚れが蓄積し、しかも日が当たらない・通しも悪い場所だとカビが発生してしまうことがあります。
カビを放置すると増殖し続けて、広がるだけではなく、深く根を張って簡単には落ちない汚れになります。ベランダや玄関、駐車場といったコンクリートがある場所の景観が悪くなってしまうので、早めに対処しましょう。
コンクリートの壁にできたカビを落とす方法は?カビ取り剤で除去できる?
コンクリートのカビが発生したときは、おうちにある「塩素系漂白剤」で落とす方法と、外壁専用のカビ取り剤で落とす方法があります。
お風呂やキッチンの掃除で使う『カビキラー』や『カビ取りハイター』といった塩素系漂白剤があれば、コンクリートにできたちょっとしたカビを落とすことができます。ただ専用に作られた洗剤ではないので、コンクリートの素材によってはコンクリートの素材を劣化させてしまうこともあります。
コンクリートの劣化が不安であれば、コンクリートに使える専用のカビ取り剤を使いましょう。手元にあるものですぐに取り組みたいときは塩素系漂白剤、不安なくカビ取りをしたいときは専用のカビ取り剤と、選んでくださいね。
コンクリートの壁にできたカビの取り方①|カビ取り剤で除去する
お風呂やキッチンで使っている『カビキラー』や『カビ取りハイター』などの塩素系漂白剤を用意しましょう。
使い方は以下の通りです。
カビにスプレーする
カビを覆うように吹きかけ、1〜2分放置。カビがひどいときはキッチンペーパーなどをかぶせて湿布する。
軽くすすぎ、こする
水で洗い流し、雑巾やブラシでこすり落とす。
さらにすすぐ
カビが落ちたら再びすすげば完了。
塩素系漂白剤は強い除菌力を持っていて、コンクリートのカビにも効果を発揮します。色素を取り除く力があるので、すぐに効果があらわれますよ。
コンクリートの壁にできたカビの取り方②|専用の洗剤で除去する
コンクリートのカビ専用の洗剤があるので、こちらを使うと効果的です。コンクリートの壁などを想定して作られた洗剤なので、素材を傷つけずにカビだけを除去できます。
『キエール コケ・カビ』
『キエール コケ・カビ』は、コンクリートの壁にできたカビに吹きつけるだけで除去できる洗剤です。外壁が湿るくらいたっぷりと吹きかけると徐々に効果を発揮します。
『アルタン 30 SECONDS ワンステップ・スプレー・クリーナー 』
カビにスプレーして放置しておけば跡形もなくキレイにしてくれます。再発防止効果もあるので、カビが生えやすいところに使っておくと掃除の手間も省けます。
コンクリートのカビはケルヒャーなどの高圧洗浄機で掃除してもいい?
コンクリートの壁などで広範囲にカビが生えてしまっているときは、ケルヒャーなどの高圧洗浄機を使う方法もあります。強力な水圧で、頑固なカビも吹き飛ばすことができます。
しかし、高圧洗浄は力が強く、カビと一緒にコンクリートに施されているコーティングを剥がしてしまう恐れもあります。コーティングなどがされていないコンクリートでは問題ありませんが、コーティングされているものだとかえって汚れやすくなるなどのトラブルにもつながります。
高圧洗浄機を使ってコンクリートのカビ取りをする場合は、あらかじめコンクリートに施されているコーティングなどがないかを確認しておきましょう。
コンクリートの壁のカビを防ぐ方法は?
コンクリートの壁にカビが発生するのを防ぐ方法はあります。まずはできることから始めてみましょう。
日当たりや風通しをよくする
コンクリートの前にものを置いてると日当たりや風通しが悪くなります。湿気がたまりやすくなってカビが発生しやすくなります。コンクリートの周りにものをおいているときは、定期的にものを動かして日や風を当てるようにしましょう。
定期的に掃除をする
汚れをためておくのもよくありません。カビが生えやすい場所は定期的に掃除をしましょう。水で洗い流し、軽くこすり洗いしておけばカビは生えにくくなりますよ。
防カビ塗装をする
カビが常に生えやすいコンクリートの壁には、防カビ効果のあるコーティングをする方法もあります。お金はかかりますがカビに悩まされずにすみますよ。
コンクリートの壁にできたカビをキレイに除去しよう
コンクリートの壁などにカビが発生していると、驚いてしまいますよね。でも、条件が整えばコンクリートがカビだらけになってしまうこともありえます。
コンクリートにカビが発生したときは早めに対処することが大切。カビを発見したら、塩素系漂白剤か専用のカビ取り剤を使ってしっかりと取り除きましょう。