カーペットのゴミが奥に入り込んでいて、掃除機でうまく取れずに困っていませんか?ゴミがしっかり取れないのは、掃除機の吸引力に問題があるわけではなく、「掃除機のかけ方」がよくないのかもしれません。

今回は、カーペットの掃除機がけのコツをご紹介します。いつもよりもゴミをたくさん取るコツを見てみましょう。

カーペットは掃除機だけではキレイにできない?

掃除機

カーペットに掃除機をかけているのに、近くで見るとゴミが残ったまま…なんて経験ありますよね。

ゴミがなかなか取れないのは、カーペットの表面の「毛」が原因。落ちただけのホコリや髪の毛も、寝転がったり踏んだりしているうちに、毛糸に絡みつきながら奥に潜って、どんどん吸い出しにくくなっています。

こうなると、ただ掃除機をかけるだけでは取りきれません。潜り込んだゴミを吸い出しやすくなるよう、掃除機のかけ方を工夫しましょう。

何かモノを用意する必要はありません。やり方さえ覚えてしまえば、今まで以上に汚れが取れるようになりますよ。

カーペットの掃除機がけのコツは?

カーペットの掃除

カーペットのゴミを掃除機で吸うときは「力を抜いてゆっくりと」「いろいろな角度から」かけるのがコツです。それぞれ具体的にどんな効果があるのか見てみましょう。

力を抜いてゆっくり動かす

掃除機をかけるときは、カーペットにうまく吸い付くようについつい先端を押し付けながら掃除してしまいますね。実はこれはNG。強めに押し付けると毛が倒れてゴミが動けなくなってしまいます。

力を抜いて、そして、奥に入りこんだゴミが表面までしっかり上がってくるように、ゆっくりかけると掃除機がけの効果が高まりますよ。1メートル進むのに10秒ほどを目安にしましょう。

大きなカーペットだと時間がかかって大変なので、人がよく通る場所を重点的にかけるといいですよ。

いろいろな角度で動かす

奥まで入りこんだ汚れまで取りたいなら、「タテ・ヨコ・ナナメ」と3方向から吸い上げると効果的です。

いろんな角度からかけることで、1方向では取り切れなかった汚れも吸い取れます。特に、毛の流れと反対側からかけると毛が逆立ってよく吸い取れますよ。

ゆっくりと往復させるようにかければ、よほどの汚れでない限りはキレイに取り切れます。

カーペットのニオイも掃除機がけで解消できる?

カーペットの掃除

実は掃除機は使い方次第で、ゴミだけでなく「ニオイ」まで吸い取れます。

カーペットにつくニオイの原因は、使っているうちに汗や皮脂が染み込んだこと。この汗や皮脂によるニオイ汚れは重曹を使うとスッキリします。次の手順で掃除してみましょう。

カーペットに重曹をふりかける

重曹をカーペットに薄くまんべんなくふりかける。

2〜3時間放置する

重曹がニオイのもととなる菌に作用し、分解するまで放置する。

掃除機で重曹を吸い取る

ふりかけた重曹を、掃除機でゆっくり丁寧に吸い取れば完了。

コツは「ふりかけすぎない」こと。空気にふれるほど、重曹の消臭効果が高まるので、薄く広がるようにまきましょう。

この掃除法はしばらくカーペットが使えなくなるので、寝る前にふりかけておいて朝イチで吸い取るようにするといいですよ。

覚えておきたい

エコなわざあり

カーペットのゴミが掃除機では取り切れないときは?

コロコロ カーペット

いくら掃除機をゆっくりかけても、カーペットの毛足に絡まりついた髪の毛などがなかなか取り切れないことも。

こういった汚れは、掃除機で取るよりも『コロコロ』などのカーペットクリーナーを使うほうがキレイにとれます。強力な粘着シートが髪の毛に貼りついてはがし取ってくれますよ。

カーペットの近くに置いておけば、気になったときすぐに掃除ができます。テレビを見ながらでもできるので、キレイな状態を保ちやすくなりますよ。

カーペットのゴミ取りは掃除機のかけ方次第!

カーペットでくつろぐ

カーペットはどうしてもゴミが絡まってしまうので、掃除機をかけるときは「力を抜いてゆっくりと」「いろいろな角度から」かけるのがポイントです。

『コロコロ』などの掃除グッズも活用しながら、こまめに掃除するといつもキレイで気持ちのいいカーペットをキープできますよ。