ラグマットを敷いていると、食べ物のカスや飲み物で汚してしまうこともありますよね。洗濯でキレイにしたいけど、そもそも洗濯機で洗えるの?どう洗うの?と困ってしまう人も多いと思います。
そこで今回は、ラグマットを洗濯する方法や、そのポイントをまとめてご紹介します。
もくじ
ラグは洗濯機で洗ってもいい?
そもそもラグって大きいけど洗濯できるの?と疑問を感じる人も多いと思います。
ラグを洗濯できるかどうかは2つの基準で判断します。それぞれ具体的に見てみましょう。
① 洗濯表示で「水洗い(手洗い)」が可能か
まずは洗濯表示を確認しましょう。☓印がついた「水洗い不可」のマークがあれば、そもそもおうちでの洗濯はできません。
それ以外のマークであれば、基本的には「洗濯機」か「手洗い」のいずれかで洗えます。
② 洗濯機の容量が足りるか
洗濯機で洗うときは容量が足りるか確認しましょう。ラグはカーペットや絨毯に比べるとサイズが小さいとはいえ、ものによっては洗濯槽からあふれてしまうことも。その場合も、風呂に収まる大きさであれば、おうちで洗えるので安心して大丈夫です。
もし洗濯機やお風呂よりも大きいなら、コインランドリーの一番大きいサイズを使う方法もありますよ。
ラグマットの洗濯に必要なものは?
- 必須
- 『エマール』などのおしゃれ着洗剤
- 洗濯ネット
- あると便利
- 柔軟剤
- いらないブラシ
ラグマットの洗濯で使う洗剤などはふだんのもので大丈夫です。ブラッシングで毛並みを整えるとキレイな仕上がりになります。ホテルのアメニティでもらえるものなどで大丈夫なので用意しておくと便利です。
なかでも欠かせないのが大きな洗濯ネットです。直接洗濯機に入れてもいいのですが、脱水時の遠心力で洗濯機が大きく振動したり、エラーで止まってしまう可能性があります。下記のような大きめのネットを用意しておきましょう。
『寝具用洗濯ネット』
ラグの洗濯機での洗い方は?
おうちの洗濯機で洗えるラグマットは「ゴミ取り→たたむ→洗濯→干す」の4ステップで洗濯していきます。
大まかなゴミを取る
軽く掃除機やコロコロクリーナーを使ってゴミを取り除いておく。
気になる汚れを下処理する
汚れが気になる部分に洗剤を直接かけ、手でなじませる。これで汚れが落ちやすくなる。
ラグをたたむ
ジャバラ状に端から縦長に折り、最後に丸める。このときに汚れた部分が外側にくるようにたたむのがコツ。
ネットに入れ、洗濯機へ
丸めたラグをネットにいれ、そのまま洗濯機に入れる。
コースを選ぶ
「大物洗い」があればそれを選ぶ。なければ標準コースでOK。洗剤と柔軟剤をいれ、洗濯開始。
脱水時間を設定し、運転する
洗いが終わったら、脱水時間は30秒ほどに設定する。設定がなければ、脱水中に一時停止で引き上げる。
干す
風通しのいい場所で1日ほど干して乾燥させたら完了。
コツは「汚れた部分が外側になるようにたたみ、洗濯機にセットする」こと。こうすることで汚れがラグから効率よく流れ落ちていきます。ちょっとしたひと工夫で肌触りのいいラグが戻りますよ。
洗濯機で洗えないラグを洗う方法|①お風呂で洗う
洗濯機で洗えない少し大きめのラグマットは、お風呂に持っていって洗うという方法もあります。やり方は下記の通りです。
シャワーで濡らす
お風呂のフタの上などにラグを置き、シャワーをかける
洗剤をなじませる
水とおしゃれ着洗剤を混ぜた洗浄液をびちょびちょになるまでかける。洗濯液を作って浴槽に沈めるのもOK。
洗う
手で良く洗う。毛並みを整えるようにブラッシングするとゴミがよく落ちる。
すすぐ
流水ですすぐ。泡が出なくなるまでシャワーをかける。
柔軟剤をかける
ふわふわにしたいときは柔軟剤を加えた水にひたして少し放置し、再度すすぐ。
脱水する
ふたつ折りにして浴槽のフチにかけ、水が切れるのを待つ。
干す
風通しのいい場所で1日ほど干して乾燥させたら完了。
洗濯機で洗えないラグを洗う方法|②コインランドリーで洗う
大きな洗濯機のあるコインランドリーで洗うのもおすすめ。この場合も、あらかじめ洗濯表示をみて乾燥機が使えるかどうかを確認しておきましょう。
ラグをたたむ
起毛のついた表面が外側にくるよう2つ折り、3つ折りくらいにたたみ、端から筒状に丸める。
洗濯機に入れる
洗濯機に入れて運転をはじめる。大きめの洗濯機を選ぶと洗いやすい。
乾燥機にかける
洗濯が終わったら乾燥機に移し替え、40分を目安に乾燥させる。
乾き具合をみる
乾燥が終了したら少し冷めるまで待ち、手で触って乾き具合を確認する。足りなければ追加で乾かす。
ラグを洗濯後、早く乾かすコツは?
洗濯したラグは、ベランダなど風通しのいい場所に出して乾かします。濡れたラグはかなり重くなっているので、運ぶときは気をつけてくださいね。
干すときは物干し竿2本にまたがるようにM字型に干すのがコツ。空気に触れる面が増えて早く乾きますよ。1本しか物干し竿がない場合は、2つ折りにしたラグの内側にハンガーをいれてA字型にし、ラグの裏面にも風が通るようにしておきましょう。
乾いたあとは最後にブラッシングで毛並みをそろえれば、グッと仕上がりがよくできます。
ラグを洗濯せずキレイにする方法はないの?
ラグに食べ物を落としたり、飲み物をこぼしたりしたときには「洗濯しないとダメかな…」とがっかりしてしまうかもしれません。でも、洗濯しなくてもキレイにする方法があるんですよ。
食べ物をこぼしたら掃除機で吸うのが定番ですよね。いつも通りかけるのではなく「縦・横・斜め」に角度を変えて吸うと、ラグマットの毛が立って汚れが取りやすくなります。
飲み物をこぼしたときも種類に応じて適切な方法で染み抜きすればOK。臭いが気になる場合は重曹を振りまいて2時間ほど放置し、掃除機で吸えばイヤな臭いが消えます。
掃除機だけで十分キレイな状態は保てるので、日々の掃除も意識的に使ってみてくださいね。
ラグが洗えない場合の洗濯方法は?
一部のクリーニング店では、「特殊品」という扱いでラグマットや絨毯・カーペットなどのクリーニングをしてくれる店舗もあります。
水洗いできないラグも、この方法ならキレイにできますよ。
自宅やコインランドリーでの洗濯に比べると金額はかかりますが、新品のようにキレイになって返ってきます。
もしクリーニングに出すほどではないなら、このタイミングで買い換えるというのも手ですよ。
ラグを洗濯して気持ちよく過ごそう
ラグマットはフローリングや畳のアクセントにちょうどよく、部屋の雰囲気をよくしてくれますね。
居心地のいい空間にするためにも、洗濯でキレイを保つことは大切です。ある程度大きくてもお風呂を使えば十分洗えますよ。
特別な準備は何もありません。道具をそろえていつもキレイなラグマットをキープしましょう。