夏の始まりに扇風機を出そうとした時や、夏が終わって扇風機を片付けようとしたとき、ハネやカバーの汚れっぷりに驚く人は多いと思います。また、ふだん使っていても扇風機が汚れていると、吹き出す風がなんだか汚く感じてしまいますね。
そこで今回は扇風機の掃除の方法をご説明します。
もくじ
扇風機につく汚れとは?どこを掃除する?
まずは扇風機の仕組みと掃除が必要なパーツを確認しましょう。
扇風機は背面から空気を吸い込み、前に押し出しているので、部屋に舞っているホコリが集まってどうしても汚れます。裏を返せば、ふだん生活しているだけだとそれ以外の汚れはつきません。
1シーズンを終えるころにはこの通りホコリがびっしり…。次のパーツはとくに汚れるので掃除してあげましょう。
● 前カバー(前ガード)
● 後カバー(後ガード)
● 本体の操作パネル部分
扇風機の掃除!徹底的にホコリを取る!
- 必須
- ペーパーモップのドライシート
- 雑巾
- あると便利
- 『キュキュット』などの食器用中性洗剤
クローゼットから出したときや、秋になって扇風機を収納するタイミングは、ていねいに掃除したいですよね。
実際に掃除してみたので、どう汚れを取ればいいのか参考にしてみてください。
① カバーを外す
まずは前カバーを外します。つまみを開いてカバーを手前に引くと簡単に外せますよ。
取り外し方は製品で異なるので、わからないときは取扱説明書を確認しましょう。
② ハネを外す
次にハネを押さえている中心のキャップを外します。
あとはハネを引っ張りだすだけ。
この通り分解できます。
③ 各パーツのホコリを取る
『クイックルワイパー』などのドライシートを使って、外したカバーとハネについたホコリを裏表キレイに拭き取ります。
操作パネルの部分もササッと拭いてホコリを取りましょう。
④ 水拭きする
ドライシートでホコリを取りのぞいたときに、うまく取れない汚れが…。その場合は水拭きを。
今回はマイクロファイバークロスを使って水拭きしました。
拭き取るとこの通りキレイに。
それでも取れない場合は、洗剤を垂らした水で絞った雑巾で拭くと落ちますよ。
⑤ 元のとおりに戻す
しっかり乾燥させ、あとは元通りにパーツを戻せば完了です。
こまかいホコリがたくさんついて汚れていたカバーも、
この通り。
ハネもピカピカになりました。
ドライシートにはホコリがびっしり…。これだけ汚れを落とせたら安心して片付けられますね。
扇風機のふだんの掃除方法は?
- 必須
- ハンディモップ
- あると便利
- 雑巾
掃除はとても簡単で、5分ほどで終わります。キッチンの油汚れのような面倒くささはないのでサッとキレイにできますよ。
カバーのホコリを取る
ハンディモップを使って扇風機の外側のホコリをまんべんなく取る。
本体操作パネルのホコリを取る
カバーを掃除した流れで、操作パネルについたホコリも取る。
取れにくい汚れがついていたら雑巾で拭き取ればOK。シーズン中は1ヶ月に1回くらいのペースで掃除しましょう。
扇風機の掃除って水洗いは必要ないの?
羽根やカーバーなどを外せるなら水洗いした方がキレイになるかな?と思うかもしれませんが、そこまでは必要ありません。
シーズンオフにしまう前にどうしてもキレイにしたい場合は水洗いでキレイにしても構いませんが、水拭きだけで基本的には十分。
本当に清潔か気になる場合は、仕上げに『パストリーゼ』などの除菌スプレーを吹き付ければ完璧ですよ。
扇風機の掃除を便利にするグッズは?
扇風機の掃除はグッズを工夫することでより簡単にできます。ここでご紹介する以外にもたくさんあるので、必要があれば探してみてくださいね。
『溜まったホコリを取る 扇風機ボールブラシ』(コジット)
こまめな扇風機掃除にはこのハンディモップがおすすめ。サッとなでるだけでホコリが取れ、羽根は挟みこんで裏表いっぺんに掃除できます。汚れたら洗って何度も使えるので経済的ですよ。
『あっちこっち おそうじ手袋 グリーン』(テイジン)
手袋型の掃除グッズで、表面に超極細線がついているため、手袋をはめて手でなぞるだけでホコリがたくさん取れます。ブラインドや照明のホコリ取りにも応用できます。
『扇風機用ホコリ取りフィルター』(アーランド)
扇風機を取り外して掃除するのが面倒な人は、扇風機カバーを使うのがおすすめ。空気を吸いこむ後ろ側までおおってくれるので、ホコリがなかにはいるのを防いでくれます。扇風機を分解しなくていいのでラクですよ。
扇風機を掃除して気持ちよく使おう
扇風機の掃除が面倒で、全く手入れしていないという方もいるかもしれませんね。
分解して掃除をしても15分ほどとそれほど時間はかかりません。ハネのホコリがしっかり取れて清々しい気持ちになりますよ。
しっかり汚れを落として押入れにしまい、来シーズンも気持ちよく使ってあげましょう。