エアコンから出るイヤな臭い…。原因はエアコン内部の「ファン」が汚れているせい?と気づいても、どうやって掃除をしたらいいかわかりませんよね。

そもそも自分で掃除ができるのか、どうやってキレイにすればいいのかなど疑問は尽きないと思います。

そこで今回は、コジカジ編集部がエアコンのファンをキレイにする方法について調べました!

エアコンのファンは自分で掃除できるの?

エアコンの構造

エアコンの「ファン」は上イラストの「送風ファン」のことで、エアコンのなかでも一番奥にあります。

カバーやフィルターを開いても触れるのは「熱交換器(フィン)」まで。ファンまでを掃除しようと思ったら、普通の掃除道具では届きません。

ただ、エアコンのファンを掃除するための洗浄剤『くうきれい』があるので、これを使えば自分で掃除することはできます

『くうきれい』

細いノズルでエアコンのファンにまで洗剤をふきつけられます。泡状の洗剤で汚れを落とし、「リンス」を使って洗剤を洗い流せば掃除は完了です。

エアコンのファンを掃除する方法は?

エアコンのカビ掃除

エアコン用洗浄剤の『くうきれい』を使えば掃除はできますが、実はそのための準備に手間がかかります。

洗浄液が垂れ流しになってしまうので、『くうきれい』に付属のビニール袋と養生テープで汚れが下に落ちないようにしないといけません。以下、『くうきれい』の使用手順を説明します。

電源を抜いて外側のホコリを落とす

エアコンの電源を切り、必ずコンセントを抜く。エアコンの外側とフィルターのホコリを払う。

付属のビニールで汚れの受け皿を準備する

壁に洗浄液をつけないように、説明書にしたがってビニール袋を取り付ける。

吹き出し口を開き、洗浄剤を吹き込む

エアコンの吹き出し口を開き、洗浄剤の入ったスプレーをよく振ったあとでファンに吹きつける。

洗剤をなじませて待つ

スプレーをすべて使い切ったらノズルの先端でファンを何度か回転させて洗剤をなじませる。20〜30分ほど放置する。

リンスの全量をスプレーする

ファンに残っている洗浄剤の泡を流すために「ステップ2」と書かれた缶をすべて吹きつける。洗浄液がビニールの受け皿に落ちてくるのを待つ。

ルーバーを戻し、送風運転する

送付運転をして、残っている洗浄液を出します。液が出てこなくなったら養生シートを外して汚れた水を捨てる。

水滴などを拭き取る

最後に乾拭きで、泡や汚れた水滴は拭き取れば完了。

掃除したあとに水分が内部に残っているとカビの原因となるので、送風運転でしっかり乾燥させましょう。

エアコンのファンを業者に掃除してもらう費用は?

エアコンの掃除

エアコンのファンを自分で掃除できる道具があるといっても、その準備は手間がかかります。また、エアコンの奥まで掃除するのは、掃除方法を間違えたときに故障の原因にもなります。

そのため、エアコンのファンが汚れていると思ったら、自分で掃除するよりもプロにお願いすることをおすすめします。自分でやるよりも安全で、手間もかからず、しっかりとキレイになりますよ。

業者に掃除をお願いするとエアコン1台あたり1〜2万円ほどかかるので、自分で掃除するときの労力や故障のリスクなどを踏まえて検討してくださいね。

エアコンのファンを手入れして掃除の手間を減らそう

エアコンのフィルター掃除

大変な掃除が必要になる前に、エアコンにファンに汚れをためないようにすることも大切です。そのために「カビが繁殖しにくい、乾燥した環境をつくりましょう。

簡単にできるのは、普段からエアコンを使う前後に送風運転をすること

1〜2時間送風運転をしておくと、エアコンの内部が乾いてカビの発生を防げます。前後の1〜2時間が難しければ使用後だけでも2時間ほどタイマーで送風しても効果があります。

エアコンに汚れがたまらないように気をつけるだけで掃除の必要性が少なくなるので、これからエアコンを活用するときはぜひ意識してみてください。

エアコンは精密機器です。電気回路の部分に洗浄剤や水がかかってしまうと故障の原因になるので注意して洗浄してください。