シンク下の扉を開けたら、なんだかカビ臭い...。
それはシンク下のどこかでカビが繁殖しているサインかもしれませんよ。
今回はシンク下にできたカビの取り方と、再発させないための対策方法について説明します。
シンク下にカビが生える原因は?
シンクや流し台の下は、実はカビができやすい場所なんです。こまめに掃除する場所でもないので、気づいたときにはカビがたくさん繁殖していたなんていう失敗もよくあります。
シンク下にカビが生える主な原因は大きく、「湿度」と「汚れ」の2つです。
① シンク下は湿度が高い
シンクでは毎日水を使っているので、どうしてもその周りは湿気が多くなります。しかも、少し水分が残ったままの調理器具を収納したりすると余計に湿気が増えます。
また、シンク下は開け放って換気したり、掃除したりする機会も少ないので、湿気がこもった状態で放置されやすいんです。
② シンク下は汚れがたまっている
シンク下はたくさんのものを収納しているので、その整理整頓が大変。片付けることが中心で、そこにたまったホコリや汚れは放置されがちです。
カビは、高温多湿の場所を好み、汚れをエサに増殖します。湿度が高くて汚れが溜まっているシンク下はカビにとっては格好のすみかなんですね。
カビの繁殖するスピードは遅くても、時間をかけて着実に増えていくので、気づいたときにはカビだらけになっていたということも起こりえます。
シンク下のカビを除去する方法は?
シンク下にカビが生えていたら、それ以外の場所にも広がっていると考えてください。目には見えなくてもカビ菌が潜んでいるので、除去し忘れるとまたすぐに発生してしまいます。
カビを確実に除菌するために、アルコール除菌スプレーを使うことをおすすめします。アルコールは自然由来の成分なので、食べ物を扱うキッチンのシンク下などに使っても安心だからです。
度数が70〜80%のアルコールがもっとも除菌効果が高いので、成分表をチェックした上で購入してください。
収納している物をすべて出す
カビができた場所を確認し、全体を掃除するために中を空っぽにする。
大きなゴミは静かに取り除く
大きなゴミがあればカビには触れないように取り除きます。
目につくカビを拭き取る
ティッシュにアルコール除菌スプレーを含ませて、目に見えるカビをやさしく拭き取る。
全体をアルコールで拭き掃除
目につくカビを除去したら、シンク下のスペース全体を掃除する。アルコールを吹き付けた雑巾などで念入りに拭く。
扉を開けたまま換気する
シンク下の扉を全開にして1時間ほど放置。換気が終われば完了。
目に見えるカビに直接アルコールを吹きかけたり、何も付けてないティッシュなどで拭いたりするとカビの胞子が広がってしまいます。胞子を飛ばさないようにやさしく拭き取るようにしましょう。
アルコールは蒸発するので二度拭きの必要はありませんが、水拭きをしたときは乾拭きをしたあとで換気しましょう。せっかく掃除をしても水分が残っているとカビが発生しやすくなるからです。
シンク下のカビを防ぐための対策は?
シンク下のカビをキレイにしたら、再びカビが発生しないようにしっかりと対策しましょう。
以下の対策をするだけでもカビは発生しにくくなりますよ。
シンク下に物を入れすぎない
物をたくさんいれていると空気の流れが悪くなり、湿気がたまりやすくなります。また、掃除もしにくくなってしまい、汚れても気づけなくなってしまいます。シンク下の収納には、物を詰め込まずに適度に隙間を開けるようにしましょう。
除湿グッズを使う
シンク下を除湿できるグッズを置くのも効果的です。除湿剤や珪藻土のほか、新聞紙などを敷いても湿気を抑えることができます。
換気をする
頻繁に開け締めしないのであれば、定期的に開きっぱなしにして換気しましょう。空気を入れ替えるだけでもシンク下にたまった湿気を逃して、カビの予防になります。
アルコールで掃除をする
ゴミを溜めないように定期的に掃除をするのも大切です。汚れがなければカビの繁殖を抑えられるからです。ときどきはアルコールを使って目に見えないカビ菌を除去しましょう。
カビを除去してシンク下を清潔に保とう
シンク下は調理器具などを収納する場所にもかかわらず、なかなか掃除の手が行き届かない場所でもあります。あんまり汚れていないからと放っておくと、気づいたときにはカビだらけなんていうことも起こりえます。
シンク下にカビができたときはアルコールでしっかりと除菌した上で、湿気や汚れをためないための対策をしましょう。
普段から換気をしたり除湿グッズを置いたりしておいて、ときどき中身を見直しつつ掃除をすれば、カビが繁殖して困るということはありません。これから掃除をするときは、シンク下もチェックする習慣をつけてくださいね。