1日のなかでも長い時間を過ごしている布団のなか。快眠を得るためにもハウスダストは気になるところですね。
朝起きたら喉がガラガラで鼻水がでる…といったアレルギー症状を防ぐためにも、ここでは布団のハウスダスト対策の仕方をご紹介します。
布団の正しい手入れの仕方を覚えておけば毎日の眠りがもっと快適になりますよ。
もくじ
布団はハウスダストの要因になりうる?
ハウスダストとは簡単にいえばホコリのことで、衣類や布団から出た繊維くず、髪の毛やフケ、花粉など、さまざまなものが含まれています。
特にアレルギー症状を引き起こすのは、ダニの死骸やフンです。ダニ自体は人間には害をもたらしませんが、その死骸やフンを吸い込むことで喉がガラガラしたり、鼻水がでてきたりするんです。
なので「布団のハウスダスト対策」といえば、メインは「アレルギーの原因になるダニの死骸やフンを取ること」を指します。そのついでにホコリなどの汚れも取れれば快適な睡眠を得られますよ。
布団のハウスダスト対策|乾燥させるのがコツ
手軽にできる布団のハウスダスト対策は大きく3つの方法があります。1つだけでなく、複数組み合わせると効果が高まります。
どれだけ念入りにやってもハウスダストはゼロにならないので、できるだけこまめに取り組むことが大切です。
① 布団を干して湿気を取る
人は寝ているあいだに多くの汗をかきます。こうして湿気を含んだ布団はダニの絶好のすみかに。湿気を取り除くことが、ダニの繁殖=ハウスダスト対策につながります。
1〜2時間でいいので、晴れた日は外に出しましょう。時間があれば裏返して両面風に当てて乾かすと湿気が十分に取れてダニが増えにくくなります。
② 掃除機で吸いとる
布団に潜むハウスダストを取るには、掃除機で吸い上げるのが効果的。布団を大きく広げ1列10〜15秒ほどをかけてゆっくり掃除機で吸いましょう。
ふだんの手入れとして掃除機をかけるのもいいですが、布団を干して湿気を飛ばしてから掃除機をかけるとさらに効果的です。
③ 布団カバーをこまめに交換する
ハウスダストは布団カバーと布団の間にたまっています。たまってくると繊維の隙間からどんどん表に出てくるので、1週間を目安にカバーを取り替えましょう。
洗濯のときは裏返してたまったホコリが流れやすくしておくとキレイにできますよ。
布団のハウスダスト対策|一気に掃除したいときは?
“対策”ではなく、そもそも布団にたまるダニ自体を退治してハウスダストをなくせないかな?と考える人もいるかもしれません。
ダニは50℃以上の高温に弱いので、熱を加えてあげれば退治することはできます。ただし、退治しても他の場所に潜むダニが移ってくることもあるので、1回で終わらせずに定期的に退治することが必要です。
洗濯乾燥をする
洗える布団であれば、定期的に洗濯と乾燥をするのがハウスダスト対策では一番効果的。洗濯で布団の奥に入りこんだハウスダストを流しきれる上、残ったダニは乾燥で残らず退治できるんです。
家庭の洗濯機には入らないことも多いので、コインランドリーを活用するとスムーズにすすめられますよ。
布団乾燥機にかける
洗濯できない布団だったり、こまめにダニ対策をしたい場合は、布団乾燥機を取り入れるのがおすすめ。
布団をまんべんなく温めて湿気も飛ばしてくれます。乾燥させたあとは掃除機でダニの死骸を取り除くのもセットで行いましょう。
布団のハウスダスト対策|おすすめの掃除グッズ4選
ハウスダストは健康に直接影響があるのでこまめに対策をとっておきたいですが、忙しい毎日のなかではちょっと大変。
専用のアイテムを使ってハウスダスト対策ができるので、取り入れるといくらか手間が減らせます。
『掛け布団カバー』(テイジン)
ダニが全く通らないほど密な繊維でつくられた布団カバーです。もちろんホコリも通さず、糸のほつれも少ないのでアレルギー体質の家族がいるおうちにぴったりのアイテムです。
『ダニコナーズ』(KINCHO)
天然のダニよけ成分を使ってつくられたシートです。枕や布団の下に敷いておけばそれだけでダニの繁殖を防いでくれます。薄くて眠るときのじゃまにもなりませんよ。
『ダニがいなくなるスプレー』(KINCHO)
ダニの気配を感じたら吹きつけておくだけでダニ退治ができるスプレーです。衣類の防虫に使われる成分を使っているので、布団に使っても安心。月に1度ほど吹きつけておくだけでしっかりダニ対策ができます。
『スマートドライ マット・ホース 不要布団乾燥機 』(象印)
マットやホースがなく、ノズルを差し込むだけで使える布団乾燥機。他の布団乾燥機に比べて準備が格段に楽で、衣類などの乾燥にも使えるので1台あると重宝します。スタイリッシュな見た目で、コンパクトに収納できます。
布団のハウスダスト対策で心地よい眠りを
1日のなかでも長い時間を過ごす布団。ハウスダスト対策をしっかりしておくと朝の目覚めがもっとさわやかになります。
布団に掃除機をかけるだけでもいいので無理のない範囲ではじめてみてくださいね。